眼鏡購入、免許更新、色々面倒くさいことをこなしたりしています。
 免許写真は残念な結果になりましたが、まあいいです。結局眼鏡もギリギリで必要なかったし。担当者さんの計らいで。ただまあ夜の運転等必要なことは必要だしね。ほんとギリギリだったし。特に右目が。

 ここのところのストレスと食の弛みのせいで若干首が良くないのですが、まあそれほど悪いというわけでもないし、痒みもほとんど感じないし、以前ほどの焦りはありません。状態を見つつケアしているので、だんだん良くなってくるのではと、思ったり思わなかったり。

 今年、来年と、金銭的に色々とシビアなことには変わりないのですが、これで若干余裕が出てきました。とりあえず面倒臭いことが片付いてきたので、本格的にやりたいこと方面へ注力しなければと思っております。

 最近一人暮らしをしたい欲求がまたもりもりと出てきました。
 理想は一人暮らしに猫一匹。
 頑張るぞー。
 野球用に取得していたブログスペース、ようやく手を入れました。
 あの形で落ち着くかはわかりませんがとりあえず一段落です。

http://ameblo.jp/april-nine/

 今後、野球関連の込み入った記事はあちらの方で書くことになるのだと思います。
 ちなみにハンドルネームは今の時点で「すらいだー」としておきました。日記タイトルは「スワローズメインの野球全般ブログ。」と、両方ともかなりいい加減クサい(笑)名前になりました。

 野球用のこのブログ、いつまで続くだろう……。
 以前、音楽専用のブログを作ったことがありましたが、結局今はほとんど更新してないですからね(笑)
 まあ音楽専用と言っても、その日聴いた音楽を記して、あとちょっとしたコメントを書くくらいでしたが。だいたいが毎日そんなに聴く音楽なんて変わる訳じゃないですからね。
 聴いた音楽を簡潔に記すくらいだったらこっちでも出来そうな……。

 それに比べて野球に関しては毎日試合の内容も違ってくるでしょうし、ネタとしてはそれほど困らないかな……と思いますが。どうだろう。 
 バイトを始めてからしばらく経ちましたが、最近疲れが抜け切らなくなってきました(笑
 おまけに公園でキャッチボールという名の全力投球をしたり、家でのちょっとした筋トレとか、やりたいこと方面とか、色々詰まってまして、本格的には休めてないですね。
 特に今月来月と、ちょっと手間な事があり、そいつに時間を取られていたり。
 時間を見つけて本を読んだり、テレビ番組を見たり、ラジバンダリ(一回言ってみたかった)。

 ただし、これもアトピー絡みの話に繋がりますが、以前のステロイドを塗りたくってアトピーを抑えていた頃に比べたら、明らかに体力は増しました。これは確実です。
 以前なんかは、朝起きて、ちょっとバッティングセンターでバット振るかと思って小一時間バッティングして帰って来たら、もう無理でしたからね。その日一日。
 最近は健康に気を遣った生活をしていると言うこともあるでしょうが、免疫等を抑制するステロイドを使わなくなったことも絶対ある思います。

 ということで、毎日これだけ疲労しながら、それでもある程度精力的に動けている自分に、ちょっと感動しているわけです。また、去年の悪かったときのこともありますから、尚更ですね。

 でも、ちょっとは休みたい(笑  
 バイトを始めたことによって朝4時とか5時に起きることが出来なくなったので、一時期中断していた散歩ですが、最近はもっぱら深夜に行っています。好きな音楽を聴きながら、黙々と歩くこの一時が一日の中での潤いとなっています。

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 免許の更新前に眼鏡を買ってきました。
 オサレ眼鏡とか、俺には合わないよ……。普通ので良し。
 まあ、免許対策と、夜の運転で使うくらいだし。

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 スワローズ用のブログを見つけたことは見つけたのですが、設定がめんどくさい。と言うことで、まだ開始していません。
 最近のブログというのはあんなに一杯機能があるんだね。足跡機能とかああいうのはあんまり好きじゃないんだよなあ。踏まれたら踏み返すとか、友達一杯作りましょうとか、めんどくさっ。絡め取られそうで嫌だ。疲れるし。
 とまあ、軽く悪態をついたところで。

 スワローズ、4連敗か。
 ショックはショックだけど、逆に言えば4連敗してもまだ5割だからね。膿を一旦出し切って、ここからまた右肩上がりのペースでいければいいと思う。

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 草薙剛が逮捕され、家宅捜索されたそう。
 家宅捜査に対して非難もあったようだけど、警察としては、もしかしたら、彼が「薬」を使用していたと疑ったのかもしれないなあ。と、個人的に推測する。
 NHKのドラマ「ハゲタカ」が映画化されるようで。
 随分と情報の仕入れが遅いわけですが(笑)、楽しみです。これは絶対見に行きたいなぁ。たぶん、6月頃は、多少懐にも余裕が出て来る頃だと思うので(笑)

 エウレカの劇場版は、今の所静岡で放映予定はないし、頑張って名古屋に行けなくもないけど、頑張りたくないし、これは市場に流通するのを待つしかないかなぁと思います。

 イーストウッドの新作も見たいしなぁ。ザ・バンクって言う映画も面白そうだったよなあ。などと、色々考えています。

 今月来月と色々出費が立て続けに起こるので、悩ましいんですが。やり繰りしています。

 アトピーに関してですが、今の所もやはり抑えられていますが、食べ過ぎやお菓子の類の摂取など、多少増えるとやっぱり良くないですね。悪化の兆候が出てきます。そこら辺の体の変化などには以前より敏感になりましたから、進行する前に今は控え気味にしています。
 あと、睡眠時間。このところちょっと自分にしては少なめだったんで。折を見て増やさないと。寝る時間を。

 やりたいこと方面に関しては紆余曲折ありつつ前進を実感しています。
 中三か高校の頃からやりたいと思っていたわけですが、時間の制約や健全でない体と精神状態などもあって、本格的に取り組み始めたのが一年半~二年ほど前から。以来、集中して取り組んできて、自分に足りなかった物(方法論)を次々と、壁にぶつかっては発見してきた感じです。
 昨年末にかなり手応えがあって、年始には結果が出せそうだと思っていたのが、また新たな問題にぶつかって頓挫。それを解決するためのツールというか、考え方、そういった物を模索し、2月~3月頃には発見。現在はそれを元に形あるものを作ろうとしている最中です。
 その発見もかなり手応えを感じたんですが、実作に移るのに随分と時間がかかってしまったなぁという思いです。今までは構想における方法論をメインに培ってきたのですが、それを具現化する際のギャップというか、生じる段差、みたいな物があって、今回はそこで更に足踏みがあったという感じです。
 これは実作を重ねる中で経験を積んでいくしかないわけで、逆に言えばその段階まで来たのだなと思えます。つまり、構想の方法論を模索する時期から、実作の過程で生じる問題と、その解決法を模索する時期へと移行したのだ、と言うことです。
 そこから得られた考えをフィードバックして、全体の方法論を向上させていくことが出来ればいいと思います。
 現在の所、割と手応えを感じています。シンプルに割り切ったことが逆に功を奏したのかな、と言う気がしなくもないです。

 自分が一定の評価をしているある星占いによると、「これから今まで予感していた手応えが得られ始めるでしょう。年始に期待していたとおりに物事が進んでいたならば、今の大きな手応えは得られていなかったでしょう」というようなことが書いてあって、その状況と合致して、不思議な気分になっています。

宇宙戦争 [DVD]

2009年4月11日 映画
 テレビでやっていたので観ました。ノーカットかどうかはわかりません。ネタバレ的な物もあるかもしれませんので注意してください。


 この映画は一言で言ってしまえば、ロードムービーなのだと思う。問題を抱えた人間が、旅を経て成長していく物語だ。

 最初の方少し見逃してしまったのでハッキリとはわからないのですが、主人公の正確には難があり、子供や配偶者との間に溝があるらしい。妻とは離れて暮らし(別れている?)、息子は自分に対抗心を持ち(帽子がそれぞれヤンキースとレッドソックスという点で表れている)、娘は情緒不安定。
 家族という絆が捻れ、断ち切れ、綻びているところから話は始まる。
 そこにエイリアンの巨大兵器が現れ、主人公は子供を連れて逃げまどう。行き先は母の待つ町だ。しかしその道中、命の危機に見舞われた人々との争いがあり、圧倒的な戦力の前に無力な人間の姿を見せつけられる。息子との別れやエイリアンからの逃避、戦いがあり、主人公は妻のいる町へとたどり着く。そこでひょんな事からエイリアンは倒れ、人間は助かるのだということがわかる。
 ラストシーンでは、綺麗な町並みに妻、息子、娘、皆が集まり、笑顔で終わる。

 主人公はこの映画に於いてヒーローではない。ただの一般市民だ。突如現れた謎の巨大兵器が街を破壊し、人を殺していく。彼はその中で子供を連れて逃げまどう、多くの人間の一人でしかない。普通のヒーロー映画で言えば、無慈悲に殺されていく大勢のエキストラの役回りだ。
  エイリアンから人間を守る戦いはまったく主人公と関係のないところで行われている。彼らはただ無様にも逃げまどうだけなのだ。

 しかしそんな中で、主人公は子供達との間に絆を見いだしていく。子供達は自我を確立し始め、皆自分自身の意識に変化が生じていくのだ。

 世界中が阿鼻叫喚の破壊と殺戮に見舞われた中で、最後の場面をご都合主義だと言えばまさにその通りだと言える。しかし、この映画に於いてそんな批判をすることはナンセンスなのだ。 
 この映画はロードムービーだ。成長の物語なのだ。成長の帰結、強まった家族の絆、その有様である最後の場面がまさにこの映画のゴールと言えるのではないか。

 エイリアンの侵攻という大がかりな題材を用いた、人間の成長ドラマ。一種のメタファー。それがこの映画の本質だろう。

(余談だが、息子のエピソードはイニシエーションなのだろうなぁ)

4月9日の日記

2009年4月9日 野球
 今日はスワローズ専用のブログを探していて無駄に時間を喰ってしまった。

 とりあえずスワローズ戦の自己満足な評価はそちらのブログに記していこうと思う。野球に関する全般も、もしかしたらそちらがメインになるかも。わからない。気分屋なので。

 ということはこちらの更新頻度は下がるのか。わからんなあ。馴染むまでは。

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・スワローズ

 ドラゴンズ相手に10-7で勝ちました。

 相変わらず石川はピリッとせず、またセットアッパー陣も不安定で、投手に関しては不安ですが、野手の頑張りもあって勝てています。

 今日の試合の最大の分岐点は7回表の萩原でしょう。
 9-6の7回表、登板した松岡が1アウト1,2塁のピンチを招き、バッターは3番森野。好調です。ここで萩原が登板。自分は萩原の登板に不安を覚えましたが、森野にはタイムリー二塁打を打たれて9-7、なお1アウト2,3塁で好調の4番、5番と続きます。
 自分は正直この試合負けたと思いました。少なくとも昨年までなら打たれて逆転されて負けです。試合の流れも、大味なゲームですから、大いに逆転は有り得ます。
 が、実際は、萩原が2者連続三振という最高の結果を残しました。

 この後のガイエルのソロホームランも効きましたが、あの萩原の火消しあってのことです。

 好調の中日が相手で、しかも試合の展開が展開だけに石川のピッチングも非難ばかり出来ませんが、次回以降もう少し締めていただきたいというのが本音です。

4月8日の日記

2009年4月8日 野球
・スワローズ

 本日はドラゴンズ相手に8-4で勝ちました。

 ポイントは木田投手ですね。初回に痛烈なピッチャー返しを体に食らったと言うこともあると思いますし、緊張もあったのかもしれませんが、3失点。いきなりでこの後どうなることかと思いきや、その後はテンポ良くきちんと抑えてくれました。

 そのリズムに乗って野手も得点を重ねて逆転。最後は一方的なゲームになりました。改めて、守りの時のテンポの重要性というものを確認させられました。
 昨日も勝てた試合だと思いますので未だに惜しいですが、まあとりあえずよしとしましょう。

 後は本当に1,2,3番がもう少し打ってくれれば申し分ないですが。デントナは相変わらず打っていますし、今日青木が2安打なので、そろそろ期待できるかもしれません。青木が打ってくれれば繋がりますからね。

 オッシーがちょっと心配ですが。
 昼間の日差しの歩道を、小学校一、二年生と思われる少年達が、走ったり、自転車を漕ぎながら過ぎていく。少年特有の、野暮ったい声で会話しながら。

「あれ、美味いんだよなぁー。マックスバリューの……」

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・ユニクロの

 ユニクロのフェイスタオルを買って使ってますが良い感じ。洗面所で自分用に掛けてあるんですが、いつものタオルだとすぐ湿ってしまってなかなか乾かないのですが、このタオルは吸収もいいし乾きも早い。
 そのうち台所にもこのフェイスタオルを掛けておきたいという密かなる思いが。

4月7日の日記

2009年4月7日 野球
・スワローズ

 本日はドラゴンズ相手に3-4で負けました。

 勝敗のポイントはまず間違いなく6回裏の攻撃でしたね。
 スワローズは先制、追加点で2点取った後にホームランで追いつかれ、更に勝ち越したあとにすぐ同点にされました。その後のチャンスが6回裏にやってきました。

 先頭の田中浩が死球で出塁すると、相手のミスで3塁まで進んでノーアウト3塁。次のバッター相川が凡退し、1アウト3塁で打席には先発の館山が向かいました。
 自分はまず間違いなくここで代打を出すべきだったと考えています。

 館山はその時点で98球ほど投げていて、やや不安定な投球でしたし、イニングとしても球数としても、変えても特別問題ありません。阪神戦で中継ぎをやや多く使い気味だったと言うことはありますが、それほど問題とは思えません。
 何より、勝ち越さなければ勝てないわけです。終盤に向かう中で同点の状態であれば、なるべく早めに勝ち越したい。まだ1アウトなので、バッター二人を送り込めば、得点の可能性は十分ありました。

 このとき試合の流れからして、得点のチャンスを逸すると、逆に勝ち越されて負けのパターンがあるなと感じていました。そして展開としてはまさにそうなりました。

 決して勝てない試合ではありませんでした。自分にはどうしても、あの6回裏の攻撃で流れを手放してしまったように思えてなりません。

4月7日の日記

2009年4月7日 音楽
・音楽

 こんなことってあるんでしょうか……。
 昨年のアジカンとの対バン(前座?)ツアーに続き、なんと五月にあの木村カエラ嬢をプロデュースして「BANZAI」という曲を世に送り出すことになった avengers in sci-fi のことですよ!!!
 まさに彼らとその周囲と更にそれを取り巻くファンの心境を表したかのようなタイトル(まあタイトル決めたのはカエラ嬢サイドだろうけどたぶん)。

 買うつもりです。

 確実にステップアップして行ってますね!! 良いことです。
 自分はアヴェンジャーズインサイファイの音楽が好きですし、売れずに活動にキュウキュウするよりも、売れてのびのびやってくれた方が嬉しいわけです。もちろん、売れてしまったことによって起こる弊害もあるだろうとは思いますが、それはそれで仕方のないことです。
 とにかく今は彼らの躍進に心からおめでとうと言いたい!

4月5日の日記

2009年4月5日 野球
・スワローズ

 本日は阪神相手に7-6で勝ちました。途中まで楽勝ムードだったのが、終盤追いすがられて冷や冷やしながら何とか勝ちました。やっぱり阪神は強いですね。油断は出来ません。

 今日は下位が沈黙した物の、上位打線の活躍で勝ちました。チームは助け合い。でもこれで、上位も機能し始めたし、今後に向けて得点力の不安は多少解消されました。

 7-3で7回裏、先発川島から五十嵐にスイッチした。それはつまりこの試合を絶対物にするという意思の表れでもあっただろうし、阪神の強さに隙を見せないための選択だったのだろうと思う。
 それは間違いではないと思う。幾つかある選択肢の中でも説得力のある方法だろう。ただ個人的にはそこまで厳格に行かなくても、もう少し気を緩めて、萩原とか若手とかその辺りで良かったのでは、と思ったり。
 結果的に五十嵐でピンチを招き、失点してしまった。

 そういった隙を見逃さずにつけ込んでくる阪神もやはり強い。再認識させられました。6回から渡辺、江草をつぎ込んできて、この点差で出す投手じゃないよなあと思っていましたが、その試合を諦めない姿勢が結果的に今日の接戦を生んだのだから。いやはや。

 スワローズとしては、セットアッパーが追い詰められ、失点するという、嫌な試合内容でした。ただ、それでも自分はプラスの面がより強く感じられるのです。というのは、昨年までであれば、間違いなく今日の流れは同点、逆転されて負け、のパターンなのです。
 絶体絶命のピンチを招きながらもリードを守りきって試合を終えた。一点差ゲームを、しかも阪神相手に逃げ切れた、ということが、非常に大きな意味を持っています。今日の出来事は、大きな経験として選手に自信を与えるでしょう。
 昨年、セットアッパーと抑え、と言う形は確立していた物の、重要な場面で打たれて負けてしまう、接戦を落とす、ということが度々ありました。そういった昨年を経て、今日、こうして勝てたことは、今年のペナントレースを(そして今後数年先を)見越しても、とても大きな事です。

 阪神に関して言えば、関本は2番の方が怖いかなあ、と言う印象です。今日は6番で打点を上げていました。結果的に阪神は今日の並びで6点を挙げているわけですからこれで良いのかもしれませんが、赤星はまずまず出塁しますし、金本、新井と割と打っています。その前に関本がいることの方が、よっぽど怖いかなあと。個人的には。
 もちろん6番も大切ですが。
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・漫画

「惑星のさみだれ」が今月末に出るそうだ。ワクワク。
そういえば同作者の「戦国妖弧」②もまだ買ってないや。

最近社会学に興味がある。まあ、関連書籍を買って読むのは当分先になるだろうけど。

4月4日の日記

2009年4月4日 野球
・スワローズ

 本日は阪神相手に勝利しました。5-1です。
 今季初勝利ですが、特別感慨はありません。今年の戦力ならば、普通にやればこうなります。今年はそれくらい確信があります。
 リリーフには五十嵐、押本、松岡という盤石のセットアッパーがいて、抑えには林昌勇。先発が6,7回まで頑張ってくれて、しかも2,3点のリードがあれば、かなり勝率は高くなります。
 しかも相手の先発は能見。もちろんいつ化けるかはわかりませんが、今までの実績などからしてもあまり気負わなくても良い投手です。阪神の場合、安藤はまずまずの投球でしたが手がつけれらないほどでは無いですし、岩田が怪我、下柳は病み上がり、その他のピッチャーもパッとしない上に正捕手の矢野を欠いています。
 スワローズの場合、石川は昨日打たれましたがおそらく今後立ち直ると思いますし、館山と川島は怪我さえなければまずまずやってくれるでしょう。由規も将来のスワのエースを担える逸材であり、ある程度先発は揃っています。この面だけ見ても、阪神を見下せるような心の余裕があります。

 今日の試合は相手の6番バッター(メンチ)に助けられました。ピンチの場面でことごとく凡打でしたからね。メンチは7番で、6番に狩野の方が良いのでは……と思ったりしました。

 スワは相変わらず上位打線がいまいち機能しません。ここが機能し始めたら優勝も狙えます。4番のデントナですが、まずまず選球眼があるような気がします。選球眼は大切です。研究されて壁にぶつかることもあるでしょうが、若いですし、彼には期待できそうです。

 ……藤田太陽って、サイドスローにしてたんですね。びっくり。

4月3日の日記

2009年4月3日 野球
・プロ野球開幕

 ついに始まりました。2009年のプロ野球。
 スワローズは阪神相手に負けてしまいました。2-5ですね。

 敗因については先発石川と上位打線の不振ですね。下位でチャンスを作っていただけに上位がもう少し打っていれば試合はわかりませんでした。しかしそれ以上に石川がダメでした。
 最初からピリッとしない投球で。際どいところには行くんだけどストライクが入らずボール先行。嫌な雰囲気が漂ったところでことごとく打ち返されるというパターンでした。途中から立ち直っただけに、悔やまれます。

 スワローズファンとしては、試合のハイライトは7回表だったと思います。一点奪い返して2-5なおも2死1,3塁の場面。ここでピッチャーは先発の安藤。バッターは川島慶。川島は今日3打席凡退で、しかもあまり内容は良くありませんでした。自分はここで代打ユウイチか、森岡が行くと思いました。
 ところが代打は出さずに川島に行かせて、三振。
 ここで代打を出しても点が取れたとは思いませんが、出さないより確率は高かったと思います。特に、ユウイチのバットコントロールであれば、疲れの見える安藤の球を捉えられたかもしれません。
 また、9回表、1死1,2塁でピッチャー藤川。この場面で代打に飯原を起用したのも、わからないではないですが、やはりユウイチか森岡辺りを期待しました。
 結果論ですが、飯原は藤川のシュート回転した内角の球に詰まって進塁打で終わりました。

 途中まではほとんど収穫のない試合でしたが、後半は良かったと思います。
 特に中継ぎがピシャリと抑えたのはこれからを考えると良かったと思います。まあ、逆に今日は疲れていないからあの素晴らしい投球内容だったのかもしれませんが。
 昨年手薄だった左投手ですが、今日は佐藤賢、丸山と抑えてくれました。オッシーも素晴らしい投球でした。
 昨年よりもリリーフは厚くなっていますし、野手の層も厚いです。今日は負けましたが、あまり気になりません。4,5番の外国人打者にもとりあえず当たりがあったので、あとは1,2,3番が機能してくれれば良いシーズンになるでしょう。
 先発は……まあ、足りるでしょう。

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 アトピーですが、今の所も抑えられています。昨年の今頃は悪化が進んでいた時期なのでこの違いは嬉しいですね。
 やはり、根本的な問題を知り、アトピーがどういった経緯で表れるのかと言う体系的な把握が出来るようになると気持ちの余裕も違います。ストイック過ぎず、多少ゆるめにしていても、ある程度コントロール出来ます。
 人それぞれ環境の違いなどもありますから一概には言えませんが、ただやはりステロイドでコントロールするよりも、遙かにこちらの方が良いですね。
 ただし、自分の場合それを掴むのに半年以上悲惨な状態を経験しなければいけませんでしたし、脱ステ・リバウンド期を含めると一年近くはちょっと外に出られないような日々が続きましたが。
 自分で色々試してフィードバックして、ネットなどで調べた知識と照らし合わせて修正、体系を構築していくという作業によって実感を得られましたし、単に知識だけで知っていると言うのとは違いますからね(そのいちいちについてどれだけ重要なのかとか)。

 一旦ステロイドを使い始めたり、あるいは社会に出て行ったり、と言う立場で、脱ステ、あるいはステロイド無しの生活を送るというのは乗り越えなければならない問題が多く、困難かもしれません。克服できない場合、次代にアトピーが引き継がれていってしまう可能性は十分ありますから、大変です。
 幸い、昔に比べてアトピーの解明は進んでいると言えますし、ネットで有益な情報を得ることも出来ますから、以前に比べて病苦から脱しやすくはなっていると思います。
 ただアトピーは文明病(文明公害)と言えなくもないですから、有益な情報の量に比例してアトピー患者も増えていく可能性はあります。

3月30日の日記

2009年3月30日 野球
・パ・リーグの順位予想

 チームを詳細に調べる時間がないのでザッと調べてパッと記すことにしました。

1位・千葉ロッテマリーンズ
2位・オリックスバファローズ
3位・埼玉西武ライオンズ
4位・東北楽天イーグルス
5位・福岡ソフトバンクホークス
6位・北海道日本ハムファイターズ

 マリーンズは昨年まずまずの得点力で、先発も中継ぎ抑えもひとまず揃っているので、少なくともAクラス入りの確率は高いのではないかと思う。ただし、中継ぎの層が若干薄いのが気になる。
 オリックスも先発、中継ぎ、抑えと一通り揃っているし、何しろあの厳つい打線が怖い。ただしこちらも、投手陣が、数こそ揃ってはいるが、欠けたときの層の薄さが気になるところ。
 埼玉西武ライオンズに関しては投手が一番気になる。先発中継ぎ含めてある程度仕事をしてくれれば打線が強力なだけにいけると思うが。
 楽天は個人的な心情としてはAクラスに是非入って貰いたいチーム。野手投手共毎年物足りない部分を上積みして言っているが、まだ肝心要の部分に不安が。ただ、Aクラス入りを狙える戦力は整ってきているので、是非! 頑張って貰いたい!
 福岡ソフトバンクホークス。投手野手共に整備が必要と感じる。とは言え実力者を備えているチームなので、何かのきっかけで上に行けると思う。秋山野球を染み込ませる年かと。
 ファイターズに関して言えば、投手野手とも層の薄さを感じさせる。前年3位だけにAクラスを狙えないわけではないが、苦しいシーズンになるのではないか。ヒルマン野球からどう転換していくのか問われるところ。

 ザッと見ただけですが、パ・リーグはセ・リーグ以上に戦力的に拮抗している印象です。なので、正直度のチームのAクラス入りの可能性はある。毎年各球団きわどい戦いをしているけど、今年のパリーグも面白くなりそうです。
 
 データを見ていたらまたうずうずしてきた。パリーグも各球団の評価を行いたい、と言う欲求が。でも時間がなあー。

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 ナンバーガールの「omoide in my head」もこれでもかというくらいに聴いて聴いて聴きまくって、それでも飽きなかったが、アヴェンジャーズインサイファイの「夢中遊泳」もこれでもかというくらいに聴いて聴いて聴きまくってますが飽きない。最高。俺の中のカルト。超名曲。一生の歌。葬式の時はこれを是非かけて貰いたい(そしてみんなで踊れ!)。

3月29日の日記

2009年3月29日 野球
 とりあえずセ・リーグの順位を予想しておきたいと思います。

 今年は本当に難しい。どの球団もかなり戦力的には均衡していると思います。頭一つ抜けているのがおそらく巨人。そして一段低いのが横浜。とは言え、巨人に穴がないかと言えばそうでもないし、横浜も部分部分で選手が伸びれば上がっていけるだけの素地はあります。
 あえて予想するならば下記の通りでしょうか。

1位・東京読売巨人軍
2位・東京ヤクルトスワローズ
3位・阪神タイガース
4位・中日ドラゴンズ
5位・広島東洋カープ
6位・横浜ベイスターズ

 うーん。どこも紙一重という印象です。あとは戦力がちゃんと機能するか、あるいは運不運の要素が大きいですね。戦力は均衡しているので、基本的には団子になると踏んでいますが、ちょっとしたきっかけで大差がついてしまうことも有り得ます。

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 スワローズと楽天がトレード。
 宮出と一場。性格的にも戦力としても宮出は出来ればチームに残って欲しかったですが、出場機会や人間としての成長を考えると、楽天に行った方が彼にとって良いのかなと思えます。
 一場選手も素質はあるので、環境を変えれば、と言う期待もわかります。スワローズというチームを考えたときに、決してやりにくい環境ではないでしょう。
 今回のトレードは決して悪いトレードではなかったと思います。

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 ちょっとここのところ疲れ気味だ。消化したい本も、録画しておいて見ていないテレビもいっぱいあるよ。
 春と言うことでいっぱい金もかかるし、服を買いたいが我慢。今度の免許更新は、眼鏡がないと通らないかもしれない。
 ふう。
・WBC
勝って嬉しかったと言うより、ホッとした。と同時に、疲れた。
今日はもう無理です。
 20日か21日に始めて痛車と呼ばれる物を見た。
 と言っても車に乗っていて、前を走っている車がそうだったので、バックショットでしか見れていないのだけど。
 黒塗りの車に白抜きの文字で何か小さく書いてあって、「あぁ、パラリラの人かなあ」と思ってよく見てみると、何だったっけ、バンパーに「東海地区痛車連盟」だっけ? あまり覚えていないけど、書いてあって、リアウインドウにアニメ絵が。

 見慣れないものなので、ちょっとした感動が。

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 WBC、準決勝、アメリカに勝ちました。
 良かった良かった。今回の最初の点の取り方は犠牲フライと言うことで、良かったと思います。まあその他の部分で相手のミスに助けられたりもしたけど。
 対アメリカというと、純粋に自分達の力を試せる相手、挑戦者として臨める試合、という感じがします。アジアのチームだと、どうしても負けられないという気負いが生まれるような。
 しかも二次ラウンドまでは、それこそ国民の期待も背負っているし、負けられないという思いが強すぎるのだけど、準決勝進出を決めて気持ちに余裕が出てきている感じがする。
 明日は最後の試合。思い切りやって欲しい。

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 選手というのは所属するチームによってその役割が変わる。
 それというのも、所属するチームのメンバーにそれぞれ得手不得手などの特徴があるからで、それらとの兼ね合いで自分の置かれる場所が変わってくるからだ。
 例えば他チームでは繋ぎの役割を求められていた選手が、別のチームでは主軸に入ったりする。「自分は主軸だ」とか、「自分の役割はこうだ」、「自分はこういうプレーを求められている」、という、従来の観念に囚われていると、新しい場に寄せ集められたときに、うまく連携が行かなかったりする。

 代表チームにも言えることで、一見「繋ぎ」と「主軸」など、役割に応じた選手をバランス良く選んで配置したとしても、うまく行かない場合がある。その選手が、そのメンバーの中に於いて、その役割を担うことが、果たして適格なのかということは、元のチームで担っていた役割とは、また別問題なのだ。
 そう言う自分に対するイメージや、集められた別のメンバーに対するイメージが抜けきらないうちは、打線が機能しにくいのではないか。それを解決する手段としてはやはり、試合を経ていく中で、相互の特徴を認識し、呼吸を合わせ、有機的に変化していくのが一番なのだろうと思う。
 今回の日本代表も、ようやくそう言った形になってきたのではないだろうか。
 ただ、代表メンバーというのは期間限定であり、招集されてから短期間でチームとして一つにならなければならない。そういう点で、何かもっと別の有効な手段、方法がないだろうかと言う気はする。
 これについて考えることは、決して無駄なことではないと思う。
 ようやく14日の日記に巨人評を完成させました……。やっぱ時間かかるわ。大した内容じゃないんだけど……(笑
 とりあえず自己評価を基にセ・リーグの順位を近いうちにだそうかと思います。パ・リーグは、リサーチ無しでやるしかないですね。しんどいんで。イメージだけでいきます。

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バイト先の猫を飼っている先輩が猫可愛い猫可愛いとことあるごとに言うので、毎日ちょっとずつ猫が飼いたくなる、と言うことになっています。

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 本に多色ボールペンで線を引きながら読んでいるわけです。今は「身体感覚を取り戻す」という本を読んでいるのですが、そこかしこ線がひかれまくっています。
 本格的に線を引きながら読んでいる本自体はまだ多くはないのですが、福田恒存著「私の幸福論」といい、あちこち線だらけになります。
 これは、その本が好著だからなのか、あるいは自分がうまく文章を読めていないのか、どちらなのだろうと思います。買う本は基本的に、評価の高い物を中心に選んでいるので、全く引けないよりは良いと思うのですが。ちゃんと要点に引けているのかが気になります。

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 WBC、キューバに続いて韓国にも勝ちましたね。良かった。
 キューバ戦で先制したときは、また神風吹いたよ、と思いました。もうこの際完全に神風に頼っていくのも一つの手かな(笑)とも思いましたが。まあ、そう言う形で得点できるのも、そう言う流れを引き寄せているからだと開き直るしかないですね。
 この、試合の流れだとか、投球のテンポが守っている野手に与える影響だとか、あまり数字に表れないような、でもまことしやかに囁かれる野球の重要な要素について、いつか調べて書き記したい物ですね。出来ればですが。

 自分の野球観なのですが、例え点差が離れていても確実に一点ずつ取っていくべきだと考えています。キューバ戦では先制後にそういった点の取り方が出来ていましたが、それまでにはなかなかそういう点の取り方が出来ませんでした。
 ランナーを溜めると言っても得点にならなければ0点ですし、取った点はなくなったりしません。また、点の取り方にしても、犠打や進塁打、四球、相手のミスなどで取れますが、基本的にはヒットが前提です。ヒットを打てばランナーが出るわけで、引き続きチャンスはあります。
 野球は基本的に点を与えなければ絶対に負けないゲームですし、いかに失点を少なくするかが重要です。そういう点で、ある程度の失点は想定範囲として、それ以上は失点しないと考えることが前提になります。打線は水物なので、点を取り合って勝つ、と言う戦いは不安定なのです。
 現状日本の投手の質は良いですし、あまり失点は考えられないですから、そう言う戦い方が出来ます。後は確実に一定量の得点を取れれば勝つ可能性が高まります。また、確実に取っていくことによって、選手の気持ちも楽になっていくでしょうから、そうなれば地味な取り方でなく、快音を響かせるようなスカッとした得点も有り得るでしょう。

 ……とまあ書きましたが、結局机上の空論であって実際は生身の人間がプレーするわけですからね。とにかく自分には応援して、喜怒哀楽を示すことしかできないわけです。

 次はアメリカ戦か。刮目します。
 今現在、巨人の野手評はまだ完成していません。
 このペースだと開幕までにパ・リーグ球団の詳細な評価は出来なさそう。結構時間も体力も使うんだよなあ。加えてパリーグはセリーグほど詳しくないので色々な判断に時間がかかりそうで。今年も大雑把なネタ予想になりそうだ……(笑

 バイトを始めてからしばらく経つのです。バイト自体は楽しいし気分の転換になるし、以前の自分と比べて色々な部分での向上を実感できるので良いのですが、多少体力的に疲れが出て来る時期のようです。
 とはいえ、更にこれにプラスして、やりたいこと方面で進展、持続をしていこうと考えているわけですから、へこたれてはいられないわけです。
 今年は本当に、その方面での具体的な成果が上げられるのではないかと、何か明るい予感のような物を感じ、個人的に非常にワクワクしています。
 今の所心配していたアトピーの症状悪化も、特別起こっていないので(多少便秘傾向ですので油断は出来ませんが)このまま良い状態が続き、バイトにも慣れれば、確実に年内には目標を達成できるのではないかと考えています。出来れば夏までには何とかしたいですね。
 まあ、そちら方面に於いての自分の実力を客観的に把握できていないので、あくまで自分の中での予測、予感の域を出ませんが。

 本も何とか毎日ちょっとずつ読むようになってきました。多色ボールペンで線を引きながらなので、なかなか思うようには進まないのですが……。アマズンなんかを見ていると、面白そうな本がいっぱいあって、買って読みたいのですが、とても今のペースでは消化しきれない。
 今度齋藤孝さんの速読関連の本でも買って読んでみるかなあ……。

 ……CDも色々聴きたいのはあるんですが……、今は我慢。でも lostage さんのシーデーは注文しました。SURRENDER、毎日視聴してます。ワクワク。

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 WBC2次ラウンド、キューバに勝ちました。
 調整登板できなかったという松坂に関しては別に大きな心配はしていませんでした。とにかく初回さえ抜けてくれれば、という感じです。
 相手ピッチャー(チャプマン)は最高で164キロのスピードボールを放るとのことでしたが、球速なんて言うのは数字と実感が異なることが多いので、これまたそれほど気にしませんでした。むしろ若い選手であり、制球難、ということで、付け入る隙があるのでは、と言う気がしていました。
 それよりも個人的な関心事はいかに最初の一点を取るか、と言うことでした。

 日本の選手は、見ていて、どうも精神的にプレッシャーがかかるとぎこちない攻めになって点が取れない感じを受けるのです。予選で韓国に大勝したとき、初回、観客のボルテージが最高潮に達したときにイチローがいきなりヒットを放って選手の士気が上がったように感じました。その後も連打で続いて完全にノリノリでしたから、あの状態から得点、というのは理解出来ます。また、一旦点を取ってしまえば多少はプレッシャーから解放されますし、実力的にも今の日本打線ならば追加点にはそれほど苦労はしないだろうと思います。
 そういう点で重圧のかかる場面でどういう形で点を取ることが出来るのかが重要と考えています。決して綺麗でなくとも、泥臭くとも、自分達の力で一点をもぎ取ることが出来たならば、それは大きな収穫と言えます。

 ただ今回のキューバ戦、最初の一点は満塁から相手のワイルドピッチによっての得点でした。その後チームは合計6得点しました。それはそれでよいのですが、やはり個人的には不満足です。不満足と言うより、まだ不安は拭えないと言った方が正しいかもしれません。
 肝心要の一点目を、相手のミスや運に助けられて取るようでは、今後のシビアな戦いにおいて苦戦を強いられるのは必至です。

 次の戦いは韓国です。アメリカで世界の国と交わっているので、日本でアジアの国と戦うときの、とりわけ韓国戦の過剰な意識からは多少は解放されていると思います。
 是非自力での一点目を、打線には期待したいです。
・東京読売ジャイアンツについて

 原監督(を始めとしたコーチ陣)が再び就任して以来、ジャイアンツは上位で安定した戦いを繰り広げている。コーチ陣の采配、教育、起用という現場の変化もあっただろうし、相変わらず巨大な資金を投下した補強も奏効しているのだろう。
 補強について言えばかなり質が変わっている。スワローズにいたフロントの人間がジャイアンツに入ったというのは聞いていたが、その前後あたりからかなり補強が的確になってきたと、個人的には思っている。もちろん、現場から声をくみ上げている部分もあるのだろうが。
 いずれにしろ、近年の巨人は他球団から見たときに、かなり手強い相手と言える。昨年を振り返り、今年どうなるかを予想してみたい。

・投手について

 かつてジャイアンツと言えば投手が致命的に脆かった。そこさえ補強すればもっと優勝できていたはずで、その点では他球団は助けられていた部分はあった。が、近年はかなり投手力が向上してきている。
 昨年の巨人のチーム防御率は6球団中2位だった。セーブは44で充分、ホールド、ホールドポイント共に2位でリリーフ陣の充実を物語っている。完投が6で4位タイと、あまり先発がパッとしなかったが、被本塁打は下から2番目、四球も同2番目、奪三振はダントツで1位だった。
 唯一悪かった点として暴投の数が図抜けて多かったが、それは若手が多いと言うこともあるだろうし、クルーンなど威力のある球や縦の変化で勝負する投手が多かったと言うことかもしれない。
 数字で見る限り、やはり阪神と同様かなり質が高い。

・先発投手について。

 昨年のジャイアンツの場合先発事情が一番問題として大きかった箇所かもしれない。

(軸)
→グライシンガー(17勝9敗、206回、3.06)
→内海(12勝8敗、184.1回、2.73)、
→高橋尚成(8勝5敗、122回、4.13)

 主にこの三人が軸となっていた。残りの2~3枠を、

(脇)
→上原(6勝5敗、89.2回、3.81)、
→木佐貫(6勝5敗、74回、4.14)、
→野間口(2勝3敗、52.2回、4.96)、
→バーンサイド(5勝3敗、75回、3.48)

 もちろんその他若手やベテランも入っただろうが、主に上記の四人が投球回で見てみると多かった。

 見て貰えればわかるとおり、先発として抜群の成績を残しているのは内海とグライシンガーだけ。タラレバになるが、もしグライシンガーを獲得できていなかったら、逆転優勝は出来ていなかった可能性が高い。
 このチームは昨年、リリーフと打力で勝ち上がったチームだと言える。
 また今年からは上原が抜けることになる。今までは精神的にも実績的にもエースという役割を担ってきた彼がいなくなることはチームに影響を与えるだろうし、現実的な意味で言えば計算できる先発投手が一人抜けると言うことである。
 そういう意味で、今年の最重要課題はこの先発投手の編成にあると言える。

先発(確定)
→内海、グライシンガー、高橋尚

先発(不確定)
→バーンサイド、ゴンザレス、木佐貫、久保

先発(未知数)
→福田、野間口、金刃、西村健、栂野、東野

先発(穴)
→古川、深田

 数字で見るとおよそこんな感じになるのではないか。
 上原が抜けたと言うことと、近年の数字からして、内海は今年がエースの後継者としてその地位を確固たる物に出来るかが問われる年となるだろう。グライシンガーは今年もまずまずの働きをしてくれるのではないか。高橋尚は抜群の成績を期待するわけではないが、毎年コンスタントに登板しているので、先発要員としてはある程度計算できるだろう。
 残りは2~3枠となる。
 バーンサイドとゴンザレスは外国人枠の問題がある。外国人枠は一軍登録が最大4人、野手投手共にそれぞれ3人までと決まっている。投手で言えばクルーンとグライシンガーは当確だと思われるので、基本的にはどちらか一方しか一軍にはいられないと思われる。ただどちらだったとしても実績も挙げているし、実力的にもまずまずの成果を残せるだろうとは思う。ただし、更に野手のイ・スンヨプとアルフォンゾが外国人枠の競争相手になるので、二名とも常時一軍というのは厳しそうだ。
 木佐貫は巨人の中堅どころでは実績を残している部類に入ると思うが、一皮剥けきれずに成績が安定しない。久保も同様で、一軍であと一つ伸びきれない。

 福田、野間口、金刃は社会人や大学から上位指名で入団した投手で、未だ実績的には不十分な未完の大器と言える。特に野間口なんかはその投球を見ていて、全身バネかと突っ込みたくなるくらいに素晴らしい素材じゃないかと個人的には思っている。皆まだ若いし、十分飛躍の可能性はある。
 ただし現実的にローテに割り込めるとすれば、西村健、栂野、東野の三人ではないかと思う。誰を先発で試すのかチーム事情はわからないが、一軍での実績は彼らの方が上回っているように思う。
 特に西村健に関して言えば毎年怪我もなく投球回も多く投げているし、防御率もまずまず良い。かなり現実的と言える。

 穴として記した二人はファームで良い成績を収めている投手で、一軍ではまだほとんど投げていない投手なので、よく分からない。調子にもよるが、今年は一軍で飛躍するための土台を作る年になるのではないか。チャレンジの年だろう。

 こうしてみてみると、先発投手に関して言えば、ある程度計算できるベテランが少ない。これは言ってみれば成績の不安定さに繋がるのだけど、逆に言えばそれだけ伸び白がある、今後のチームを担っていく若手が多い、と言うことだ。そして実際、ファームでも一軍でも、期待を抱かせるような成績を残している選手が多い。これは現在ジャイアンツにとって唯一の弱点とも言える先発投手不足が、近い将来解消されるかもしれないという明るい材料になっている。
 ただし、あくまでも期待であって、現実にどうなるかはわからない。若手が伸び悩めば先発事情は苦しくなる。いくらリリーフが優れているからと言って、負担ばかりかけていればそちらも巻き添えを食いかねない。
 そういう点でリスクではあるのだが、昨年同様、やり繰り起用で何とか凌げるのではないかと言うほどの人材はいるし、また、何より強力な打線のバックアップが投手をサポートしてくれるのではないかと思う。

・中継ぎ投手について。

 昨年、先発がピリッとしなかった代わりに、中継ぎが頑張った。特に、若手の中継ぎが台頭したことは大きい。そこに満足することなく、今年はさらなる補強をしてきたのだから、いよいよ補強箇所を見誤らない眼力を、巨人のフロントも養ってきたかと思う次第だ(そして俺は偉そうに何様だろうか)。

・抑え
→クルーン、マイケル中村

・セットアッパー
→山口、豊田、越智

・勝ちリリーフ
→藤田、西村健

・繋ぎリリーフ
→久保、栂野、東野

 さて、打ち込んでいて羨ましくなってくるほどの、質と量を兼ね備えたリリーフ陣。
 上原は昨年もリリーフとして登板する機会があったようだが、今年は抜ける。しかしそれを補ってあまりある補強がマイケル中村だ。代償として林や二岡は放出したが、昨年は二人ともあまり戦力になっていなかった。その点で昨年も活躍したマイケル中村が加入したと言うことは、戦力的に大きく上がったと言える。

 抑えとセットアッパーが、合わせて5人いるというのは驚異的だ。抑えとセットアッパーというのは、僅差の勝ち試合を確実に物にするための戦力であり、そう言った面子がここに入ってくる。そのような選手は一球団にそう何人もいないが、巨人の場合は5人だ。これは試合の中盤辺りから彼らを投入できると言うことであり、リードしていればその試合を物に出来る可能性がかなり高まる。
 もちろんクルーンは不安定だし、豊田は高齢だし、越智や山口は実質昨年からの活躍だったと言う点では、今年もまた同じような働きが出来るとは限らない。とは言え5人もいれば、誰かが不調でも誰かが何とか残るだろう。
 そして、そう言った不安要素がある中で、例年実績を残しているマイケル中村の加入というのは大きい。手を緩めずに補強した巨人を、ここは褒めるしかないと思う。

 また試合中盤で登板させる起用勝手の言い投手もいる。ここは先発投手の枠に入りきれなかった選手や若手などが入ってくることになると思う。こういったところも馬鹿にならない。特に巨人の場合打力は相当に強力なので、多少負けていても中盤で粘っていればひっくり返ることもある。

 ここに新たに加われるとすれば、
→会田、上野、オビスポ、木村正、深田、古川、あるいは新人
 と言った面子が、昨年ファームでまずまずの結果を出しているだけに、期待される。

 大きな補強が出来なかったこともあって、相変わらず先発では多少心許ない面子になっているが、一皮剥ければかなりの戦力になるような選手が多いだけに怖い。
 リリーフに関して言えばかなり潤沢な戦力を備えていると言える。こちらはかなり安定して成果を出せるのではないかと思う。

 伸び盛りの若手主体で突き上げ、要所にベテランを配することで安定感を備えている。投手力の良いチームは安定した戦いが出来ることが多いため、この点だけ見れば少なくともAクラスは確保できるのではないかと思わせる。

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・09年3月20日(金)追記。

・野手について。
 ようやくやる気になったので(笑)更新します。

 好不調や故障など不確定要素はあるが、投手陣に関しては質が高く、層もまずまず厚いため、単純に戦力を見た場合、おそらくAクラス入りは確実ではないかと思える。投手の質が良さは安定した戦いに繋がるからだ。
 ただ、若い選手が多く、特に先発が多少苦しいという点は不安ではあるが。

 一方の野手はどうだろうか。
 まず単純に昨年のチーム打撃成績を見てみたい。

 チーム打率は2球団と並んで3位タイ。一方出塁率は1球団と並んで3位タイ。ここだけ見ると大したことはないのだが、打点は610(2位は550)で1位、得点も631(同583)で1位と、ダントツでトップ。二塁打が234(同215)で1位、本塁打は177(同145)で1位と、長打率1位のチームらしく、破壊力抜群の打線であることが窺える。それを裏付けるように、敬遠が33(同22)で1位だった。
 また、長打だけかというとそうでもない。盗塁に関しては78で2位、犠打も113で最下位ではある物の、他球団と比べて極端に少ないというわけでもない。これは、チームとしてのバランスの良さを窺わせる数字だ。

 開幕時、主力には補強したラミレスやゴンザレス(ドーピング検査の陽性反応により解雇)、高橋由、小笠原、イ・スンヨプ、阿部、谷などを中心とした、実績十分、百戦錬磨のメンバーを揃えていた。
 平均年齢の高さでは中日と同等かそれを凌ぐ程だが、華やかさでは明らかにこちらの方が上のように感じた。まさにスター軍団だろう。ただし、開幕してからは中日同様、あまり機能しない面があり、苦戦した。

1.中・鈴木
2.二・木村拓
3.三・小笠原
4.左・ラミレス
5.右・高橋由(谷)
6.一・イ・スンヨプ
7.捕・阿部
8.遊・坂本
9.投手

 昨年のこのチームの場合、好不調や故障、年齢など含めて事情が様々なために、打線があまり固定できていなかったような気がする。その中で、とりあえず打線を上記しておく。
 昨年序盤は下位に沈んでいた。理由は色々あるだろうが、まず打線が思ったように機能していなかった面がある。なぜ機能しなかったのか、と言う点についても色々だろうが、一つには、実績のあるベテランは序盤、エンジンがかかりにくい傾向がある、と言うことだ。打線の平均年齢は、明らかに高い。
 また、高橋由や二岡など、故障などで出遅れた選手もいる。また、全体的に年齢が高いため、体力や故障にも気を配らなければいけなくなる。実績のあるベテランが多いと言うことは安定した戦いを期待できるのだが、逆に体力的に下降しているため、怪我というリスクが常につきまとう。
 他にもイ・スンヨプや阿部など、不振に陥った選手もいた。

 こういった理由によって昨年前半は不本意な順位に甘んじていたが、中盤から徐々に追い上げ、後半ではついに1位となっていた。その時点では中堅や若手が入り交じった打線へと変貌していた。
 元々原監督は積極的に若手を起用するタイプであり、割とやり繰りのうまい監督なのかなという印象を持っていた。ベテランは先に記したようにチームの芯となって選手をまとめ、実績に基づいた勝負感や技術などで安定した戦いを可能にする。
 一方で、体力の翳りがプレーの熱量を落とす。また、怪我のリスクを生じさせる。それに、豊富な経験値がマイナスに作用することもある。
 若手は不安定で、様々な部分で未熟だが、一方でプレーの熱量が高く、一旦波に乗れば勢いを生み出す傾向がある。優勝するチームというのはベテランと若手の融合がうまくいったときに生まれたりするものだ。
 そう言う点で、歳を取りすぎたチームに坂本という若いレギュラーが生まれたのは重要なことであり、また鈴木や亀井、寺内、岩館、隠善、加治前など、有望な若手の積極的な登用は必要なことなのだ。
 実際はどうだったかは別として、個人的な印象では、昨年前半にベテランが故障や不振でいない間に、こういった若手が出ていた方が、巨人の勢いが良かったような気がした。
 また、ベテランの中にも花形プレーヤーと言うよりは燻し銀の、大道、木村拓、古城などを重用していたりするあたり、試合を形作る上でどういったメンバーが必要かということをしっかりと認識しているように思う。
 若手の起用に関しては怪我の功名と言うこともあるだろうが、全体として原監督(を含めた首脳陣)のバランス感覚の良さと人格、方針、起用などが、明らかにプラスに作用していると思う。
 今まではただ金を持っているだけのチームだったわけだが、フロントがしっかりと補強をし、現場に優秀なコーチが存在することによって、とても手がつけられないようなチームへと導くことは十分に出来るわけだ。もちろん、様々なプレッシャーや困難があり、難しいことではあるが。

1.中・鈴木
2.遊・坂本
3.三・小笠原
4.左・ラミレス
5.右・高橋由(谷、亀井)
6.二・アルフォンゾ(木村拓)
7.一・イ・スンヨプ
8.捕・阿部
9.投手

 今年もおそらく昨年のメンバーを中心に、柔軟に入れ替えて試合に臨んでくるのだろう。打線の核に、小笠原、ラミレスという、老け込まない、超一流の打者がいるのも心強い。
 ただし、やはり年齢層が高いので、世代交代が課題に挙がってくるのだと思う。しかし原監督であればそこはうまくやり繰りするだろうし、またファームの成績を見てみても、良い数字を残している若手は多い。

 チーム全体としてみてみると、綻びがないわけではないのだが、若手、中堅、ベテラン、助っ人、指揮官、あらゆる点で充実した戦力を誇っていると言うほかない。
 やはり一番の心配は先発投手だが、そこさえ解決できればぶっちぎりで優勝しかねない戦力だ。もちろん、野球は大小様々な駆け引きがあるので、単純に戦力では計れない面もあるが、極めて高い確率でクライマックスシリーズに進める可能性はある。

 他球団にとって、恐ろしいチームであることに代わりはないようだ。

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