みんなのいえ

2005年4月18日 映画
「キャシャーン」と「みんなのいえ」をレンタルして観てみました。
(ネタバレとか普通にあります)

「みんなのいえ」は三谷さんの映画監督作品としては二作目ですね。

・売れっ子の脚本家とその妻が家を建てようとして、設計を知り合いの先鋭的なデザイナーに頼み、建築は妻のお父さんに頼むことになる。
・しかし父親は昔気質の職人で、若いデザイナーとことあるごとに衝突する。
・その間で右往左往する夫婦。
・問題と衝突を繰り返し、対立したままどんどん完成していってしまう家。
・ギクシャクする現場。
・右往左往する夫婦。
・さてどうなる?

と言う流れ。

前作「ラヂオの時間」を評して、「尻尾まで餡の詰まった鯛焼き」というのがありましたが、今作もそんな感じです。
前作は短時間でぽんぽん小気味良く進む作品だったのに対して、今回のは家を建てるというスパンの長いストーリーでまとまりよく構成されている作品なので、小さなギャグの応酬と言うわけではありません。
だから、何となくそういう点では大判焼きのイメージが浮かびました。すごい観念的ですけど。

さて、全体的な作品としての評価は、とても面白かったです。
派手さはありませんが、良作。
キャシャーンを一緒に借りたから尚更そう思えたのかもしれませんが、全体的にまとまり良く、安定感のある作品です。
野球のピッチャーで例えるなら、「キャシャーン」は剛速球だけどノーコン。速球で三者連続三振など、ワクワクするような見せ場は作りますが、四球を連発したり投球が単調になったりして自滅する感じです。
「みんなのいえ」は、打たせて取る派手さの無いピッチャーですが、コントロール良くカウントを稼いでいって、見事相手を討ち取ります。

主演の田中直樹と八木亜希子はとても良かった。
この映画の、このキャラクターにぴったりはまっていたと、個人的に思います。
田中邦衛さんと唐沢寿明さんも良かった。
田中さんの風を語った時の台詞回しには爆笑した。
唐沢さんも、どこかエキセントリックで、やや癇癪もちな先鋭デザイナーをこなしていた。
豪華なゲストがチョイ役でぽんぽん出てくるあたり、見ていて思わずニヤリとしてしまう。

物凄くテンポが良かったり、緊張を保ったストーリーではなく、全体的のホンワカした感じの雰囲気で進みますし、ストーリーもある種王道的なつくりなので、そこを退屈に思ってしまう人もいると思います。
つまらない映画ではない、でももう一匙何かが足りない、と言う感じではないのでしょうか。
個人的には良かったです。
 

カモ。

2005年4月12日 日常
Amazon でウインドウショッピングならぬモニターショッピングをするのが結構好きなのです。
あれは数珠繋がりのように、その商品を買った人が他に何の商品を買ったのかとかが表示されるようになっているから、関連商品や類似商品に次々トベて、それを物色するだけで楽しい。
そして気に入った物、気になった物などを次々ショッピングカートに入れていき、一定期間が経って物欲を満たそうとする頃に改めてショッピングカートを見てみると、総計が10万を越えていたりしていて驚くのです。

そこから更に2〜3日かけて、
今回買うものと買わないもの、今後買う可能性が全く無い物と可能性がある物などを仕分けしていき、合計金額を下げた上でレジへ進み、選りすぐったものを購入する。

その確定ボタンを押した時の恍惚感。
人はそれをストレス発散とか無駄遣いと言う。
カイモノデストレスヲハラスヨウニナッタラオワリデスヨ。
チュウイシテクダサイ。

速読法に悪戦苦闘する今日この頃。

小鳥日和・野鳥美術館【キセキレイ】

唯我独尊。

2005年3月27日
天上天下、唯我独尊。

唯我独尊という言葉自体は前から知っていて(偶然辞書で出会った)、
ハッキリとした意味はわからなくても、度々思い出しては心の中で繰り返していた。
これを座右の銘にしようと思う。

どうやら自惚れや自負にも用いられるようだけど、
当方の解釈としては、
「しっかりした自分を持つ」、「自分は自分」
という感じで念じていきたい。
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しかし、時間が……。
俺の時間の使い方が下手なんだろう。
明石屋さんまが羨ましい。
彼は寝るのがもったいないからと言って、
毎日3,4時間くらいしか寝ていないらしい(うろ覚え)。
起きている時間でスポーツを見たり、若手の番組を見たり。
そのオフの時間が見事に仕事と直結しているから素晴らしいし、
しかも自分の欲求を果たしている。
俺は眠らないととてもじゃないけど頑張れない性質だから、
さんまさんが羨ましい。
俺もそうなりたい。

でも、睡眠は脳味噌整理したり、体を休めたり、必要は必要なんだけどね。

足跡を残していく。

2005年3月23日
昨日、バイトの4月の予定表を見ました。
大変な事になっていました。

でもまだ(仮)なのです。
完全には決まっていないので、変わる事もあるそうです。
じゃあちょっと心に余裕ができるかな、とか思えそうですけど、
でも、(仮)の状態より良くなることは無いそうです。
転がるとしたら、確実に悪くなります。
あっはははははは。笑っちゃった。
もうどうにでもなれ♪

like a rolling stone.

悪化限定で。
悪化だけに赤色

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さて、人生には岐路というものが付き物です。
いや、少なくとも、私たちは毎日道を選んでいます。
細かいことを言えば、今トイレに行くか、あとで行くか、というようなモノもそうで、突き詰めれば、どうでもいいレベルでの岐路はたくさんあります。
しかし、例えばそういったものを近所の散歩のコースだとか、通勤コースレベルだとすると、もっと大きな岐路も当然存在する。
海外旅行の行き先レベルと言うかなんと言うか。

最近自分の時間が少なくなり、また4月の誕生日が近づくにつれ、だんだんと改めなければならない事を意識するようになってきました。
自分の一番の悪いところは、なんと言っても怠惰な性格。
面倒臭がりなのです。そして意志薄弱。
ここはたぶん矯正するにしても、かなりの年月を要するのではないでしょうか。
しかし、なんとしてもそこは乗り越えなくてはなりません。

また、別の点においても、自分は今のやり方・考え方を変化させていかなければいけません。
「やり方」と一口に言ってもかなり漠然としています。
それはあらゆる面においてです。

例えば簡単な事でいえば、テレビ番組の見る量を減らす、とか。
特にバラエティ。
嫌いじゃないし、面白いからよく見るんだけど、今振り返ってみると、それらの記憶や時間はさっぱり消え去っている。
面白かったという印象だけ残して。
それならばその時間を別のことに当てる事もできるだろう、と。
決してバラエティを否定してはいない。必要な時もあるだろうけど、その時間を減らしていかないといけない。
ただ、ナインティナインは譲れないなぁ……。

よく「成功者はこうやっている」というような感じの、
成り上がって行くための手引書のようなものがある。
よくは考えてないけど、結局のところ、「こういうやり方をすれば成功する」と言うものは無くて、あくまで成功した人の事例なのだ。
だから、そのやり方に無理矢理にでも自分を当てはめる必要は無いと思う。
ただし、一つ言えるとしたら、マイナス要因ばかり持っている人が成功する確率は極めて低いと思う。
手引書は要するにプラス要因を挙げて気付かせるものなのだろう。

マイナスをなるべく良い方向に取り除いていくという作業を、意識しなければいけない。
当たり前のようだけど、難しいんだ。これが。

どうなるのだろう。

2005年3月20日
野球大好き。

ということで、今年もやっぱりスワローズを応援するのです。
フジテレビが去年のこともあって、やっとスワローズのバックアップに本腰を入れだした。
CS放送で、神宮戦をかなり放送するとか。
スワローズ関連番組も増えるらしい。
でも、CSかよー。
金かかるよ。

しかし今年のオープン戦は何だか知らないけど物凄い打たれまくっている。
まあ、若手の起用も、多少目立つ事は目立つけど、主力もちゃんと出てるし、いくらなんでもこれは無いだろう、という試合が多い。
打てないし打たれる。

ただ、個人的にオープン戦はあまり気にしていない。
毎年、オープン戦とシーズンの結果は全然違っていたりするからだ。
それは選手個人の成績にしても球団の順位にしても。

しかしそれにしてもやっぱり、今年のオープン戦は負けすぎだろー。
と、心配してしまう。

フジテレビといえば今結構大変ですね。
個人的にフジテレビは好きな局なので、頑張って欲しい。

ホリエモンは嫌いじゃないけど、今回のに関しては、あまり好感を抱かない。
フジもホリエモンを番組でレギュラー起用したりしていたし、決して話し合いのできない状況ではなかったと思う。提携だけを視野に入れるなら、そこからでも問題は無いのではないだろうか。
そこであえて時間外取引という形で不意打ちを食らわせて、ニッポン放送を取りに行ったということは、やっぱりフジサンケイなどの乗っ取り、とまでは断言しないけど、物を言える立場になりたかったのだと思う。
まあもっとも、話し合いが通じないと端から判断していたのなら、それを実現するための時間外取引だったともえ言える。
どちらにしても、フジサンケイグループに影響を与える上でキーになる会社であるわけだし、株取得の期限が来る前に取りにいく、という選択肢は大きかったのかも。

上の立場になる以上、双方にとって利益のでる戦略やビジョンが無ければいけない。
でも、色々なニュースなどで言われているように、なかなかあまりホリエモンのやろうとしていることが、よく伝わってきていないのも現状だ。
最初の頃から言われていたように、アメリカとかの先例を見てみても、こういう形の買収・提携はあまり上手く行っていないみたいだし、ホリエモンもそれを知らないということは無いと思う。

それを踏まえてなお上手くやれると思ったのだろうか。
腹の中に物凄いのを隠し持っているのだろうか。

なんにしてもただ一つ、企業の中には人がいるというのを忘れて欲しくない。
成功すれば素晴らしい手腕なのかもしれないけど、失敗すれば双方の全従業員たちにも被害が及ぶのだ。

何かこれ書いてて、自分の保守的な部分が見え隠れするけど、失敗して、「はい、すいませんでした」と言って簡単に済むような問題ではないですからねぇ。

困ってしまうもの。

2005年3月19日
最近思考の嗜好が変わりつつある。

以前はとても抽象的なものを、
「ああでもないこうでもない」と考え回すのが好きだったんだけど、
最近はどっちかというと、そういう抽象的な概念、観念なんかよりも、
もっと実際的なものの考え方に興味がある。
というのも、社会生活を営む上で、実際的なものの方が明らかに役に立つからだ。
哲学的な抽象的思考は、結構普段の生活の中で活かしにくい。
ああだこうだとウダウダ考えるよりも、
スパッと割り切ってしまった方が楽だし、動きやすい。

もちろんそういう抽象的なものを全く嫌いになったかと言ったら、そうではない。
棲み分けが必要になってくるのだと思う。

映画「アカルイミライ」は、他の人がどういう評価を下しているかわからないが、個人的な感想を言わせて貰えれば、あれはわけがわからない。ほとんど。
だけど、カンヌだかどっかの映画祭でコンペティションにノミネートされたくらい、高尚なものだ。
そういった高尚なものを観て、「ああ素晴らしいー」などと感動するのは良い。
だけど、その素晴らしさは、おそらく実生活ではほとんど役に立たない。
生きている我々に対して、どれほどの影響を与える事ができるだろうか。

高尚は高尚でも、高度な技術(発想)を要して作られた、わかりやすい物もある。
そういったものは、実生活で活かしやすい。

もちろん何をどう受けるか、それは受け手次第かもしれないけど、パーセンテージで言えば、そういう風に作られたものはそういう風に受け取られる割合が高いのだと思う。

エンターテイメント、感動モノは、ある種ストレスを吐き出すためのものだから、そういう部分に価値がある。
抽象的な観念の高尚なものほど、触れた後にどう扱っていいか困ってしまうものも、なかなか無いと思う。

持ち歩く感じ。

2005年3月18日
手帳を買った。

前から手帳という響きには魅力的なものを感じていたんだけど、
特別使う必要性が無かったので買わなかった。

今回買ったのもスケジュール的なものを管理するようなやつではなくて、
ダイアリー的な風味の手帳です。
言葉が変です。

一日分のスペースはけして大きくないですが、
それほど濃密な毎日を過ごしているわけではないので、
あれくらいでちょうど良いというか、
逆に間に合いすぎてて余りそうな感じすらします。
しかもちょっとサイズが大きいので持ち歩くには不便です。
でも持ち歩かないので大丈夫だと思います。

ということで、
たぶんこれからその手帳にだんだんとシフトしていくのではないかと、
思い描いたりはしています。
でも、過去にもノートに手書きで日記つけてたのですが、
途中で止まったりしていたし、
いつまで続くかわからないのが現状です。

というか、最近パソコンで文章打ってるんで、
ときたま手書きで書こうとすると、簡単な漢字とか書けなくなってたり、
曖昧になっていたりして、愕然とした覚えがあります。
やっぱ人間、基本は手書きだし、土台は手書きだし、
そこら辺を大事にしていかないとマズイッスよね。マズイッスよね。
二回言いました。それくらい重要なんだと思います。

ラストサムライ観ました。
日本のパラレルワールドでした。

どうするコマンド?

2005年3月17日
外国人のお客さんが、日本語吹き替え版の洋画をレンタルしていきました。
出身は非英語圏なのだろうか?

さて、バイトを始める前から大体予想はしていた事なんですが、時間が無くなってきました。
前にも書いたように、同じ時間帯のアルバイター達が新しい道を歩むために辞めていくので、その時間帯においてアルバイターは実質自分一人になるわけです。
今はまだちょっと余裕ある日程ですが、だんだんきつくなっていくであろうことは想像できます。
また、本を読んだりゲームをしたり文章を書いたり、何をしてもほぼ全てのことを遅々とこなしていく自分の性質からして、空いている時間でそれらをこなすのにも無理が出てくると思われます。
つまり、色々なことをだんだんと整理していかなければいけなくなってくるということです。

具体的にどうとは言いませんが、もしかしたらここも整理の対象になるかもしれません。
ここへの書き込みも実は、時間かかってる時は結構かかってますんで。
結構前から書いてきた場所なので愛着もありますが、それだけでダラダラ続けるのもそろそろ考えなくてはいけないのかもしれません。

まあ、もっと改善しなければいけない部分は他にいっぱいあるんですけどね。

天気予報。

2005年3月16日
よく、良い事が起こるというはずの占いが外れて、インチキだと叫んでいたりする。
確かに占いはどこまでがインチキで、どこまでがインチキじゃないのか判断しにくい。
最近テレビでよく見る大御所の方にしても、読者は数多くいるが、果たしてどこまで当たっているのだろうか。

ただ一つ言わせて貰えば、占いというのは、こういうことが起こる、というのではなくて、こういう機会があるかもよ、というニュアンスで受け取った方が、いいのではないだろうか。
天気予報のようなものだとも思う。
どこまで当てにして良いのかわからない降水確率みたいなもので、良い事が起こるかもしれない機会、悪い事が起こるかもしれない場面等を予報しているのだ。

機会とか場面とか、はっきりしないだろうけど、ようはタイミングであったり自分の働きかけなどであったりする。
仮にその予報が当たっていたとして、良い事が起こる機会が訪れたとしても、その機会を自分の手によってモノにできなければ意味がないのだ。
雨が降るとわかっていて傘を持って行っても、振り出したときに差さなければ傘の意味が無い。

で、何でいきなりこんな話を始めたかというと。
まあ、多くは語らないけど、自分にも言えることだったりする。
自分はある問題点を持っていて、その部分が実生活で影響してくるのだけど、今までそれを振り払える機会が何度かあった。
でも、自分はそれに何かしら適当な理由をつけて、自分から断った。
きっとその姿勢は一生背負っていくものだろうと思っている(そう思う時点で消極的過ぎるけど)。
明日晴れだよと天気予報で言っていて、実際に晴れだった。
でも俺はその晴れた空を部屋の中から見ている。
実際に外には出ない。
そんな感じかもしれない。
ナンバーガール NUMBER GIRL 向井秀徳 CD 東芝EMI 2005/03/02 ¥3,000

~BEST~
「IGGY POP FAN CLUB」「DRUNKEN HEARTED」「透明少女」「タッチ」「EIGHT BEATER」「SAMURAI」「裸足の季節」「OMOIDE IN MY HEAD」「DESTRUCTION BABY」「URBAN GUITAR SAYONARA (Single Mix)」「ZEGEN VS UNDERCOVER」「SASU-YOU」「TATTOO あり」「鉄風鋭くなって」「I don’t know」「NUM-HEAVYMETALLIC」「CIBICCOさん」「NUM-AMI-DABUTZ」

~B-SIDES~
「SUPER YOUNG」「NEW GIRL (mono dead)」「はいから狂い」「WAVE OF MUTILATION」「TEENAGE CASUALTIES」「CRAMP DISCHAGER」「DRUNK AFTERNOON」「SENTIMENTAL GIRL’S VIOLET JOKE」「真っ昼間ガール」「TUESDAY GIRL」「INAZAWA CHAINSAW」「中学一年生」「サーティーン」「FIGHT FIGHT」「MACHIGAI」「MUKAI NIGHT」

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本日バックホーンとベースボールベアーのアルバムが発売されたので、
二枚ともフライングでゲットしました。

一足早く発売されていたこのナンバーガールベストはここずっと聴いていたわけですが、ほんとに素晴らしい。時系列に並べられているので、彼らがどういう音楽の変化を経てきたのかがわかりやすいと思う。
BEST の方はとりあえず代表曲は揃っていますが、
個人的にはやっぱり「我起立唯我一人」とか、「水色革命」とか、「TRAMPOLINE GIRL」とか収録して欲しかったんですが、まあそこはベスト盤の宿命なので無理は言いません。

それよりも個人的に重宝したのが B-SIDES ですね。
要するにカップリング集なんですが、ナンバーガールのカップリング曲はほんとにどれをとっても素晴らしくて、こうやってまとまっていると助かります。

しかし改めて聴いていると、「ナムヘビメタリック」の後もし彼らが解散していなければ、一体どんな音楽を奏でていたのかと思うと本当に興味が涌く。
「ナムヘビメタリック」はある種一つの頂点であったような気がするというのが理由だけど、もしかしたらその種の中ではまだまだ途上の段階だったかもしれないし、あるいは別の方向に伸びていく可能性だってある。
その答えの一つの形が ZAZEN BOYS なのかもしれないけど、やっぱりフロントマンが同じでもバンドが違えば、演奏や内容も変わってくると思う。

まあもう解散してしまったのだから、何を言ってもしょうがないのだけど。

今年一年は関連商品でかなり楽しめると思う。
それが終わったら、今度は20周年記念でも待ちますか(笑

ぱらぱらっと。

2005年3月14日
プロットを作り、書き始め、
つらつらと進めている時に毎回実感していた悩みというか、
そういうものがあったんだけど、
今日雑誌を立ち読みしていると、それに付いて書かれているところがあった。
それを読んで感じていた事を新たにし、更にそれに付いての解決策、
と言い切れるほどのことではないけど、
ある種、目から鱗的なものを感じた。
帰りがけに読もうかどうか悩んだくらいの、雑誌のちょっとしたワンコーナーだったので、何かお得感がある。見といて良かった。

火の子。

2005年3月13日
 赤い。
 奴は赤かった。
 体中を赤色のマントで覆い隠していて、豊かな髪の色は赤茶。そして瞳まで緋色なのだ。“火の子”とあだ名されるのも無理はなかった。しかし、奴がそう呼ばれるのはその外見のせいだけではない。
 走りながら向かってくる“火の子”を視界から逃さないように必死で目を左右に振る。奴が前進するという事は、即ち屍の道が出来上がるということだった。
 次々群れて襲い掛かる兵士たちを奴はいとも簡単に切って捨てる。正面の男を一太刀で切り伏せたかと思うと、次の瞬間には身を翻して槍をかわし、流れるように次の兵士を突き刺している。止まる事のない動きはまるでダンスでも踊っているようだった。
 その舞踏を必死に目で追いながら、額には脂汗が滲み出る。
 とても追い切れない。
 そう、奴が“火の子”とあだ名される由縁は、まさにその戦う様にあった。動きが素早すぎて姿がはっきりしないせいで、奴はまるで炎のように揺れて見えるのだ。
 怒声と断末魔が空を飛び交う。
 思わず後ずさりをしている自分がいた。奴はもうすぐそこまで来ている。まったく笑いたくなるほど、兵士たちは無力だった。まるで自分から斬られに行っている様にしか見えない。
 一列前に編成された歩兵隊が走り出していく。あいつらが殺されれば、次は俺たちの番だ。
 絶対に殺される。俺は、まだ死にたくない。
 がたがた震える足と、色褪せていく志気が反比例して急激な曲線を描く。
 一人倒れ、二人目は裂かれた喉から血を吹き散らし、三人目はと四人目は串刺しになった。
 もう、もう無理だ。
 自分を奮い立たせていたものは完全に消え去った。奴に勝てるわけがない。もはやここにいるということは、たとえ上官や国に背くことであろうと、やめてしまうべきだった。
 そう思って、逃げ出す事を決意した瞬間。
 体の向きを変え、逃げ出す最後のほんの意味の無い脇目で、“火の子”と目があった。
 戦慄が走る。
 途端、力強く踏み出そうとした足は凍てついた樹木のように大地から離れる事は無くなった。
 奴の目の鋭さと、その奥の瞳の凄まじい威圧に、もはやどうする事もできなくなってしまったのだ。

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唐突に始まり、そして続かない。
ちゃんちゃん。
花粉症だったらしい。

どうりでこの時期鼻炎気味だなと思ってたんだよ……。
周りで花粉症にかかっている人を見て、
「大変そうだなぁ、俺はまだきてないからいいものの、一体いつくるんだろう」
などと思っていたわけですが、
少なくとも花粉症になってからすでに五、六年は経過していた模様です。
漫画のような勘違いだな……。

今日は何だか体がすぐれない。
パソコンと睨めっこしすぎたのだろうか。
ゲームやりすぎたのだろうか。
時たまあるんだよなぁ。
全身なんか凝ってるのかなんなのか、
非常に気分の悪くなる時がある。
そういう時は、頭の中も、そういう悪い空気を抽出して詰め込んだような、
嫌な状態になって、疲労度の高い思考を要する作業は、やりたくなくなる……。
本を読んだり(読んで色々思索したり)パソコンしたりゲームしたり、外に出なかったりするとそうなる率が高い。

やっぱ目かな。
とりあえず風呂に入って、全身の筋肉を弛緩させてくるか……。
月曜からの連休まで、何とか持ちこたえたいものだ。

カラリ。

2005年3月9日
カラリカラリカラリ、
晴れ渡った空、
開ききった海、
墨を一滴流し込んでも、市販の墨汁を一本流し込んでも、
すぐさま広がり薄まり跡形も無くなるだろう。
カラリカラリカラリ。
大陸は動くよ。
プレートズルズル。
狭かったり広がったり囲まれたり。
狭かったり、広がったり。
カラリと晴れるよ。
カラリカラリカラリ、
雲が流れていくよ。

(非常に観念的な文章でお送りしました。)

単純な理由。

2005年3月5日
なぜレンタルビデオ屋でバイトしようとしたかというと、
単純にビデオをレンタルするのが楽だから、という理由になる。
出不精の自分にとって、何かしら強いられる動機がなければ、
なかなか外に出ない。
目的も当ても無く外をブラブラするなんていうのは無理な話で、
「あの映画観たいなー」と思っていても、物凄い衝動に駆られるとか、
それを観て感想文を出さなきゃいけないとか、
絶対に必要な用事でなければそのまま「まあいいかー」
で終わってしまうのである。

つまり、観たい映画とかがいっぱいあっても、「まあいいかー」でスルーしたのはたくさんある(はず)だし、それはレンタルになっても変わらないのである。
何でいちいちレンタルビデオ屋に(はっきりあると確信できないものを探しに)行って、金まで出して借りなければならないのか。
しかも一つ言っておきたいが、自分は、物凄い出不精であると同時に、物凄い意志の弱い男なのだ。
映画館なら、鑑賞料を払って席に着けば、上映されるのを確実に観ることができる。
でも、レンタルだと、自分で「観よう!!」と思って、意気込んでテレビの前に座らない限り、そのまま「後で観よー」などと思ったまま放置して、延滞金が発生するのがオチなのである。
しかも運が悪いと、ビデオではテープがぐちゃぐちゃになって画質がすごい悪かったり、DVDでは円盤が「どういう回転をしたらこうなるの!?」というほど物凄い汚れ方をしている場合があるため、結局観れないなどという事にもなりかねない。
高リスクなのである(本当か?)。

その点レンタルビデオ屋で働けば、否応にもレンタルビデオ屋に出かけなければいけない。
レンタルビデオ屋に出かければ、じゃあちょっとたまにはレンタルすっか、
ということになる。
そしてそのまま家に持ち帰り、観終わったらまた、
否応にも出かけなければならない時に持って来れば良いのである。
なんと余計な手間が省けるのだろうか!!
ハイリスクを避けて、極力無駄な時間を省けるのである!!
これは素晴らしい事に違いない、映画観放題だ!!
しかも店員は(新作以外)無料でレンタルできるらしい!!
素晴らしい!!!

などと思っていたら、諸々の接客術を覚えてからでなければ借りられないらしい。
ふざけるな、と言いたい。
これだけは言いたいのだが、自分は、物凄い出不精で意志の弱い人間であると同時に、
物凄い物覚えが悪い男なのだ。

接客? え、ああ、え? 会員証? 新しい会員証? 新しい会員証ができたの?
なに、それを客に勧めるの? どうやって。 え、マニュアル?

そんなの知るか、と言いたい。
そんなマニュアルを覚えさせられても、俺はカム。カミカミだ!
ほぼ半分以上は音声認識で感知できない範囲のカミかただ!

くそっ、出不精で意志が弱くて物覚えが悪くてその上カミカミだなんて……。
一体、一体いつになったら自分はレンタルできるんだ……?

(何か問題意識が違う方向に向いているような気がするけど終わり)

明日はどっちだ。

2005年3月2日
さあてどれが本当だろうか。
カメレオンピープルに囲まれながら、自分もカメレオンピープルだという事を認識しながら、チラチラする風景を目を細めてみている。
一挙手一投足笑って笑って笑って、その笑顔もカメレオンのようで、本当の色がわからないから、ついついついついつい不安になったりわかったような感じになったり、わかっちゃったり、やっぱりわからなかったりすることになって、俺は自分の中のカメレオンを止める事ができない。
諭吉はどーだっていいよって言う。
俺も、正直、どーだっていいよ。って言いたい。
てーか、言ってるつもり。
だけど、気がつくとカメレオンが俺の脳味噌の座り込んで、俺の意識をその舌ベロで鋭く捉えてしまっているのだ。
俺にはまだまだあそこは高すぎるみたいだけど、
まあそのうち今の位置を見下ろしている日が来るのかもしれない。
あるいは、別次元に乗り換えているのかもしれない。
何にしても、現状とは少し違った地平に俺は立っているのだろう。
明日はどっちだ。
あ、こっちか。

(非常に観念的な文章でお送りしました。)

なんでやねん。

2005年3月1日
店長の喋りが日に日に松本人志テイストになりつつあり、それが間断なく続くようになってきたので、そろそろ自分も浜田雅功テイストのツッコミとして店長のケツに蹴りを入れるべきなのでしょうか。
店長のおでこを叩くべきなのでしょうか。
でも相手は店長だからなぁ。
しかし、このまま放置しておいたら、店長は最終的には、本物の松本人志になってしまうかもしれない。

……なんでやねん!!

(セルフツッコミです)

今日はフライングでナンバーガールのベストを手に入れました。
一緒にフジファブリックのシングル「銀河」も買いました。
今は「銀河」ばかり聴いています。
早くベストの封を開けたい、でも、まだそのままにしておきたい。
二十歳の心は複雑に揺れ動いています。

……なんでやねん!!

(ツッコミどころを間違えました)

落書き↓
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ango/5484/kamikami.html

落書き↓
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ango/5484/i-like-shogi.html
心的泥酔状態に陥ってキュウキュウとなり、さらに地面と親しくなって、目は平行線なわけです。
鉄だと思ったらダンボールだった、みたいな感じです。
まあ、ええじゃないかええじゃないか、で行こうと思いす。
ダンボールはダンボール、石ころは石ころなのです。
ああ、なんて世界は素晴らしい!!

(非常に観念的な文章でお送りしました。)
エレクトロニクス ワコム 2003/09/12 ¥13,125

はっと目が覚めて時計を見ると、何かよくわかんないけど、もしかしたらバイトの入り時間をとっくに過ぎているんじゃないか? というような数字を長針も短針も、揃いも揃って指してまして、しばらくフリーズ。
再起動するまでしばしかかったものの、全力でしたくをして全力で自転車を漕ぎ、全力で店に飛び込んだものの、実は今日は俺は休みだったということが発覚して、自分自身に対して軽めの殺意を覚える。
帰りに安心感と落胆を引きずったまま、リストラされたサラリーマンの様に神社兼公園に立ち寄って、いい年して遊具でブラブラ遊んでいると、「いい年して何やってんの?」という世間の目が予想以上に厳しかったので、逃れるように家に帰ってきました。

なので、家に帰ってきてからは落書きをしました。
ラクガキタノシー!

ペンタブレット。
家に届いた時は感激しましたけど、
付属していた「水彩LITE」ではちょっと物足りなかったので、
新たにペイントソフトも買ったわけです。
いやあ、高度な機能が使えなくても、とにかく最初は落書きしているだけで楽しいね。
マウスの感覚とペンの感覚がちょっと違って、慣れるまでちょっとかかるけど(座標的な問題もあるし)、いや、楽しいよ。
ついつい時間を忘れてしまう。

いい年して何やってんだ。

落書き↓
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ango/5484/rakugaki-tanosi.html

ふう。

2005年2月22日
何だかちまちました面倒くさい事が立て続けに起こって、
非常に面倒くさい思いをしたのだけど、
そのいずれもがなんとか、
収束する方向に向かったので、良かった。

特に一番心配したのが、ウイルス問題。
いわゆる「トロイの木馬」と言われるウイルスがどーのこーのと、
ファイアウォールで引っかかって、
それの説明文が何か、専門用語を並びたてやがって、
こっちが感染しているのか、はたまたあっちからやってこようとしているのか、
ちょっとわかり辛かった上に(理解力が無かったとも言う)、
感染してもおかしくないなと思われるような、
やましい事もしていたので(オイ)、
何だかそうとう気が滅入ってしまっていた。
アマゾンのショッピングカートにウイルスバスターを入れるところまで行ったからね。
とりあえずネットで調べて、同じような症状の人がいて、問題ないということがわかったんで、良かったんだけど。
ふう。

トロイの木馬なんて性質の悪いのには、ほんと感染したくないしね。
と言っても、もしかしたらこんな事書いているけど、
本当に感染しているかもしれないから怖いよなぁ。
パソコン使い続けてもう数年経つけど、いまだに詳しい事はわかんないから。

……さて、まあ、この間、アマゾンでお買い物をしたんだけど、
ついにタブレット買いました。
いやあ、欲しかったんだよねぇ。ずっと前から。
ようやく買った。
ペイントソフトも一緒に買った。
出費が……痛すぎる……。

落書き↓
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ango/5484/nemui.html

< 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 >