2012年3月13日の日記。予定。
2012年3月13日 エッセイ 手書きの日記は現在三つつけている。
普段の生活で時間を有効活用したいが為に始めたのが「時系列日記」。
その日に何があったかを時系列に淡々と記した、ある種無機的なものなのだけど、かれこれ書き始めて2年半ぐらいになろうとしている。
ただ、これまではその日にあったことを後追いで記していただけで、日々無駄な時間が多いことを認識しながらも、それらを埋めるような有効な手だてを講じることができていなかった。
で、最近、その時系列日記に予定も書き込んでみることにした。
元々一日のスペースを二分割していて、片方を有意義な行為、片方を刹那的というか、やらなければいけないこととは無関係な行為に分けて書いていた。
それらをまとめて片側に記し、もう片側に予定を記すことにしたのだ。
で、今の所、全然予定通りに行っていない(笑
まあ、仕方のない事情で予定が狂うのはよしとしても、自分の意志の弱さで狂うことに関してはね。駄目だろと。
こうしてこの文章を書いている今も実はやらなければいけない予定を無視しているわけで(笑
まあ、人生は思ったとおりには行かないね、とか、あんまり予定に縛られすぎるのは良くない、とか、教訓めいた言い訳をしたりしています。
ただ、予定を設定することで自分にプレッシャーを与えたり、やらなければいけないことを出力して明確化することは良いことだと思う。
元々そう言う時間で区切って集中させたり急がせたりするというやりかたの有効性は自身の経験や他人の著作からわかっていたし、今後だんだん慣れていけばいいと思う。
あんまり縛られすぎると自分の性格上続かないと思うので、融通のきく範囲で設定して行動できればいい。
普段の生活で時間を有効活用したいが為に始めたのが「時系列日記」。
その日に何があったかを時系列に淡々と記した、ある種無機的なものなのだけど、かれこれ書き始めて2年半ぐらいになろうとしている。
ただ、これまではその日にあったことを後追いで記していただけで、日々無駄な時間が多いことを認識しながらも、それらを埋めるような有効な手だてを講じることができていなかった。
で、最近、その時系列日記に予定も書き込んでみることにした。
元々一日のスペースを二分割していて、片方を有意義な行為、片方を刹那的というか、やらなければいけないこととは無関係な行為に分けて書いていた。
それらをまとめて片側に記し、もう片側に予定を記すことにしたのだ。
で、今の所、全然予定通りに行っていない(笑
まあ、仕方のない事情で予定が狂うのはよしとしても、自分の意志の弱さで狂うことに関してはね。駄目だろと。
こうしてこの文章を書いている今も実はやらなければいけない予定を無視しているわけで(笑
まあ、人生は思ったとおりには行かないね、とか、あんまり予定に縛られすぎるのは良くない、とか、教訓めいた言い訳をしたりしています。
ただ、予定を設定することで自分にプレッシャーを与えたり、やらなければいけないことを出力して明確化することは良いことだと思う。
元々そう言う時間で区切って集中させたり急がせたりするというやりかたの有効性は自身の経験や他人の著作からわかっていたし、今後だんだん慣れていけばいいと思う。
あんまり縛られすぎると自分の性格上続かないと思うので、融通のきく範囲で設定して行動できればいい。
2012年3月8日の日記。
2012年3月8日 エッセイ 恋とか愛なんて糞だと思っていた自分がまさか恋とか愛で毎日こんなに苦しむことになるとは思っても見なかったわけですよ。
いや、地獄ですよ?
絶対勝ち目のない戦い、刻々と戦況が悪化していく様を見せつけられながらの日々。
例えるなら、300人の手勢で10万の大軍を相手にするような感じ?
しかも逆スパルタ。300人全員雑兵。
戦闘経験無し。士気も低い。右往左往している間に矢玉尽き果て、散るぞ悲しき。
最近精神的に弱って風邪引いた。
もう死んだ方がマシなくらい辛い。
止めを刺してくれと思ったりもする。
でもそんなことになったら……。
毎日を平穏に過ごしたい。
いつまでこの苦悶は続くのだろう……?
キモメンに恋愛感情なんて言う余分な物をくっつけるとこうなるんだよ。
いや、地獄ですよ?
絶対勝ち目のない戦い、刻々と戦況が悪化していく様を見せつけられながらの日々。
例えるなら、300人の手勢で10万の大軍を相手にするような感じ?
しかも逆スパルタ。300人全員雑兵。
戦闘経験無し。士気も低い。右往左往している間に矢玉尽き果て、散るぞ悲しき。
最近精神的に弱って風邪引いた。
もう死んだ方がマシなくらい辛い。
止めを刺してくれと思ったりもする。
でもそんなことになったら……。
毎日を平穏に過ごしたい。
いつまでこの苦悶は続くのだろう……?
キモメンに恋愛感情なんて言う余分な物をくっつけるとこうなるんだよ。
2012年3月6日の日記
2012年3月6日 エッセイ 前にも書いたかな?
いや、調べるの面倒臭いから書いてないと言うことにして。
「キテレツ大百科」というと、「はじめてのチュウ」という人は多いと思う。
でも自分はどちらかというと「すいみん不足」派。
今でも時たま思い出したりする。
-----------------------------------------------
今日もいつものすいみん不足
アタマがいたくなっちゃうよ
いつもの学校のいつもの教室
あのこは今日も元気だね
すいみんすいみんすいみんすいみん すいみん不足
今日もいつものすいみん不足
体がほてってきちゃったよ
たくさんやることはあるのに
アタマがちっともはたらかない
あのこがわたしをなやませる
わたしがあのこをなやませる
みんながみんなをなやませる
みんなは心をいためてる
ああ 空はこんなに青いのに
風はこんなにあたたかいのに
太陽はとってもあかるいのに
どうしてこんなにねむいの
すいみんすいみんすいみんすいみん すいみん不足
作詞・作曲・編曲・歌・CHICKS 「すいみん不足」
いや、調べるの面倒臭いから書いてないと言うことにして。
「キテレツ大百科」というと、「はじめてのチュウ」という人は多いと思う。
でも自分はどちらかというと「すいみん不足」派。
今でも時たま思い出したりする。
-----------------------------------------------
今日もいつものすいみん不足
アタマがいたくなっちゃうよ
いつもの学校のいつもの教室
あのこは今日も元気だね
すいみんすいみんすいみんすいみん すいみん不足
今日もいつものすいみん不足
体がほてってきちゃったよ
たくさんやることはあるのに
アタマがちっともはたらかない
あのこがわたしをなやませる
わたしがあのこをなやませる
みんながみんなをなやませる
みんなは心をいためてる
ああ 空はこんなに青いのに
風はこんなにあたたかいのに
太陽はとってもあかるいのに
どうしてこんなにねむいの
すいみんすいみんすいみんすいみん すいみん不足
作詞・作曲・編曲・歌・CHICKS 「すいみん不足」
2012年2月28日の日記。あざなえる縄のごとし。
2012年2月28日 エッセイ いつだったか、菅直人が首相に就く前に父と話したことがある。
父は左の人で(右っぽいことも言うんだけど)、菅直人がお気に入り。
「菅が首相になったら、いいと思うぜ」
とにこやかに言ったから、
「菅が首相になったら日本は終わりだ」
と返した。
その後、菅直人は小沢一郎との恐ろしい二者択一の末に首相として選ばれ、あの日を迎えたわけだ。
この度、福島原発事故独立検証委員会がまとめた報告書によると、菅直人を始めとした官邸の対応のまずさがあったようだ。
ついてねーな、と思う。
あのタイミングで民主党で、あのタイミングで菅直人だ。
もちろん、全てを否定しているわけではないし、飽くまで一委員会の報告書ではあるけれど、何ともやりきれない。
政権交代の時に自分は一票たりとも民主党には入れなかった。
その立場から、少しの期待と、大きな不安を持ってこれまでを見ていた。
これを単に不幸だとして終わらせたくはない。
政権交代してからこれまでのことでわかったことも色々あると思う。
ずっと自民党だったら、わからなかったことだ。
マスコミも、国民も、痛い目を見て少し冷静になったんじゃないか。
飛び上がる前には身を大きく屈めるものだ。
日本にとって、それが今であって欲しい。
父は左の人で(右っぽいことも言うんだけど)、菅直人がお気に入り。
「菅が首相になったら、いいと思うぜ」
とにこやかに言ったから、
「菅が首相になったら日本は終わりだ」
と返した。
その後、菅直人は小沢一郎との恐ろしい二者択一の末に首相として選ばれ、あの日を迎えたわけだ。
この度、福島原発事故独立検証委員会がまとめた報告書によると、菅直人を始めとした官邸の対応のまずさがあったようだ。
ついてねーな、と思う。
あのタイミングで民主党で、あのタイミングで菅直人だ。
もちろん、全てを否定しているわけではないし、飽くまで一委員会の報告書ではあるけれど、何ともやりきれない。
政権交代の時に自分は一票たりとも民主党には入れなかった。
その立場から、少しの期待と、大きな不安を持ってこれまでを見ていた。
これを単に不幸だとして終わらせたくはない。
政権交代してからこれまでのことでわかったことも色々あると思う。
ずっと自民党だったら、わからなかったことだ。
マスコミも、国民も、痛い目を見て少し冷静になったんじゃないか。
飛び上がる前には身を大きく屈めるものだ。
日本にとって、それが今であって欲しい。
2012年2月27日の日記。良いことも悪いことも。
2012年2月27日 エッセイ 去年の今頃は、まさかあんな大事件が起こるとは思いもしなかった。
悪いことに限らず、良いことも含めて、結局先のことはわからない。
不安とも期待とも、うまく付き合っていくしかない。
辛いかもしれないけど、大地震とは真逆の、予想もできないような素晴らしいことが、もしかしたら起こるかもしれない。
タイミング、偶然、自分の力ではどうにもならない要素もある。
しかし、今、自分にできることもある。
両方とも大切だ。
-----------------------------------------
avengers in sci-fi の新譜がiTunes限定で配信されている。
曲名は「Yang 2」。
疾走感があってドライブが効いていて相変わらずカラフルで、追求しているなあ。
祭りっぽいドラムもいい。ほんと、長谷川先生の存在って大きいよね。彼のおかげでこのバンドが完成されている。
前作のシングルがマツダの車のCMに起用されていた。あれも良かったけど、こっちが配信限定でタイアップも無しというのが信じられないくらい良い。
エフェクターを駆使した楽曲とSFテイストの世界観に、当初はネタ切れも心配したけど、まだまだ全然いけそうだ。杞憂だった。ごめん。
4月にはフルアルバム(?)も発売されるそう。
日本を代表するROCKバンドになれる逸材。
4月が待ち遠しい!!!
悪いことに限らず、良いことも含めて、結局先のことはわからない。
不安とも期待とも、うまく付き合っていくしかない。
辛いかもしれないけど、大地震とは真逆の、予想もできないような素晴らしいことが、もしかしたら起こるかもしれない。
タイミング、偶然、自分の力ではどうにもならない要素もある。
しかし、今、自分にできることもある。
両方とも大切だ。
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avengers in sci-fi の新譜がiTunes限定で配信されている。
曲名は「Yang 2」。
疾走感があってドライブが効いていて相変わらずカラフルで、追求しているなあ。
祭りっぽいドラムもいい。ほんと、長谷川先生の存在って大きいよね。彼のおかげでこのバンドが完成されている。
前作のシングルがマツダの車のCMに起用されていた。あれも良かったけど、こっちが配信限定でタイアップも無しというのが信じられないくらい良い。
エフェクターを駆使した楽曲とSFテイストの世界観に、当初はネタ切れも心配したけど、まだまだ全然いけそうだ。杞憂だった。ごめん。
4月にはフルアルバム(?)も発売されるそう。
日本を代表するROCKバンドになれる逸材。
4月が待ち遠しい!!!
2012年2月25日の日記。タフ。
2012年2月25日 エッセイ ちょっと気を抜くとやりたいこと、やろうとしていること、やらなければならないことが溜まってくる。
今年もプロ野球の季節がやってきて、ここ数年本格的に取り組んでいる各球団の戦力分析もそろそろやらなきゃいけなくなってきた。
昨日、それに備えて選手名鑑を買ってきた。
昨年に引き続き、宝島社の「プロ野球選手データ名鑑」。
文庫本サイズだけど、直近5年間の一軍成績が載っていて、過去の実績重視で評価している自分には使い勝手がよい。昨年も戦力分析はもちろん、シーズン通して重宝した。
でも戦力分析は時間も体力も使うタフな作業だからしんどいなー。
野球を見る上でのモチベーションにもなってるからいいんだけど。疲れるんだ。
他にも色々あるし。
色々……。
なんとかならんのかー!!!!
2012年タフだなおい!
今年もプロ野球の季節がやってきて、ここ数年本格的に取り組んでいる各球団の戦力分析もそろそろやらなきゃいけなくなってきた。
昨日、それに備えて選手名鑑を買ってきた。
昨年に引き続き、宝島社の「プロ野球選手データ名鑑」。
文庫本サイズだけど、直近5年間の一軍成績が載っていて、過去の実績重視で評価している自分には使い勝手がよい。昨年も戦力分析はもちろん、シーズン通して重宝した。
でも戦力分析は時間も体力も使うタフな作業だからしんどいなー。
野球を見る上でのモチベーションにもなってるからいいんだけど。疲れるんだ。
他にも色々あるし。
色々……。
なんとかならんのかー!!!!
2012年タフだなおい!
2012年2月23日の日記。奇跡の声命力
2012年2月23日 読書進撃の巨人(2) (講談社コミックス)
2012年2月23日 読書
「進撃の巨人2」を読了したのでブクログに登録して感想を書きました。
http://booklog.jp/users/ore-tana
今買ってる漫画は「進撃の巨人」と「それ町」と「カブのイサキ」と「ギャグマンガ日和」「よつばと」くらいか?
http://booklog.jp/users/ore-tana
今買ってる漫画は「進撃の巨人」と「それ町」と「カブのイサキ」と「ギャグマンガ日和」「よつばと」くらいか?
2012年2月17日の日記。盗作?
2012年2月17日 エッセイ 難しい問題。
ゲームとか漫画とかアニメとか小説とかドラマとか音楽で、基本的な設定(メロディ)というものが似通っている、というかほとんど一緒と言って差し支えないものは割とあったりする。
そういうものは、取っかかりこそ似ているが、結局話の展開や作風、文体の違いで別物にしていくわけだ。
まあ、中には二匹目の泥鰌的にあまり変わらないものもあるわけだけど。
上記の記事で類似点として挙げられているものは、確かに「おいおいこれはまずいんじゃないか」というように一見すると思ってしまう(自分は一瞬思った)のだが、しかし冷静に考えると、ただの取っかかりの部分でしかないようにも思う。
自分は両方の作品とも知らないのであまりどうこう言えないわけだが、そう言う表面的な設定が似ているから止めろと言っていたら、世の中から面白い作品や新しい作品がどんどん減っていって、突飛な物ばかりが生まれて、そしてそれも減っていって、いつか何も作れなくなってしまうのではないか、とか思えてくる。
かといって野放図に特殊な設定をあれもこれも同じという風にするのもどうかとも思うし、創作に関しては難しいところなんだよな。
フジテレビのパクリ疑惑で脚本家が本当にブチギレ / 脚本家「その立場でそういうことを言うのか」
ロケットニュース242月17日(金)10時0分
2012年4月から放送がスタートするフジテレビのドラマ『家族のうた』が、かつてTBSで放送されていた人気ドラマ『パパはニュースキャスター』のストーリー設定に酷似している件で、新たな展開があった。
数日前、『パパはニュースキャスター』の脚本家・伴一彦(ばんかずひこ)先生が『家族のうた』の存在を知り、そのストーリー設定が『パパはニュースキャスター』に酷似していたため、そのことを自身の公式Twitter上で指摘。当初は「モラルの問題」と冷静に問題提議をしていたが、この件に関してあまりにもフジテレビの対応がひどかったようで、とうとうブチギレしたのである。以下は、伴先生のTwitter書き込みである。
・伴一彦先生のTwitter書き込み
ネットを見てると私が激怒とかぶち切れだとか書かれてるけど、そんなことはありません…でした。さっきまでは。プロデューサーがフジテレビ某氏に電話し、その時の某氏の言い種を聞き、その立場でそういうことを言うのかと お会いするのが楽しみです(引用ここまで)
つまり、伴先生はこの件に対して冷静に対応しようと考えていたものの、こちら側のプロデューサーがフジテレビの関係者に連絡をとってみたところ、あまりにもヒドイ返答があった……、という流れだと思われる。
フジテレビ側からどんなコメントがあったのかは不明だが、伴先生の書き込みから推測するに、近いうちにフジテレビのドラマ関係者と伴先生が対面するものと思われる(あくまで推測でしかないが)。ちなみに両ドラマには以下のような類似点がある。もちろん、『パパはニュースキャスター』のほうが先に作られた作品だ。
・類似点
『家族のうた』…主人公が酒飲み
『パパはニュースキャスター』…主人公が酒飲み
『家族のうた』…主人公は酔うと女を口説く
『パパはニュースキャスター』…主人公は酔うと女を口説く
『家族のうた』…突然娘3人が現れた
『パパはニュースキャスター』…突然娘3人が現れた
『家族のうた』…主人公が娘3人と共同生活
『パパはニュースキャスター』…主人公が娘3人と共同生活
あなたは、『家族のうた』が『パパはニュースキャスター』をパクった(ネタを盗んだ)と感じるだろうか? それとも、単なる偶然だと思うだろうか? 『家族のうた』は4月からスタートするドラマであり、放送までわずかな時間しかない。とにかく、今後の展開に注目が集まるところだ。
ゲームとか漫画とかアニメとか小説とかドラマとか音楽で、基本的な設定(メロディ)というものが似通っている、というかほとんど一緒と言って差し支えないものは割とあったりする。
そういうものは、取っかかりこそ似ているが、結局話の展開や作風、文体の違いで別物にしていくわけだ。
まあ、中には二匹目の泥鰌的にあまり変わらないものもあるわけだけど。
上記の記事で類似点として挙げられているものは、確かに「おいおいこれはまずいんじゃないか」というように一見すると思ってしまう(自分は一瞬思った)のだが、しかし冷静に考えると、ただの取っかかりの部分でしかないようにも思う。
自分は両方の作品とも知らないのであまりどうこう言えないわけだが、そう言う表面的な設定が似ているから止めろと言っていたら、世の中から面白い作品や新しい作品がどんどん減っていって、突飛な物ばかりが生まれて、そしてそれも減っていって、いつか何も作れなくなってしまうのではないか、とか思えてくる。
かといって野放図に特殊な設定をあれもこれも同じという風にするのもどうかとも思うし、創作に関しては難しいところなんだよな。
2012年2月14日の日記。草食系。
2012年2月14日 エッセイ 女性に大して積極的でない男、俗に言う草食系男子という男性が増えたと言われて久しい。
草食系男子と一口に言っても、色々なタイプがあると思うし、また彼らがどうしてそのようになったのかと言うことも色々なケースがあると思う。
自分は理由ははっきりとはわからないが、その一つにこういう事があると思う。
テレビや雑誌などで、女子会やガールズトークという名目の下、女性達が語り合っていることがある。
そこでは、男性のことを次々に比較し、批判し、バカにし、笑いものにしているわけである。さっきまで丁寧に笑顔で接していたとしても、その実無茶苦茶下に見ていて、裏で他の女性達と血祭りに上げているわけだ。
そんなのを見ていると、「ああ俺も裏でこんな風にやり玉に挙げられているんだな」と思い、怖くなって接することを避けてしまう。少なくとも下手なことはできないから、深入りはしない。
学生時代の経験もあるだろう。
学校は勉強以外に、社会性を養う場でもある。社会性といっても、男の社会と女の社会の違いがある。
日本の場合はただでさえ母性が強く、戦後に父権は折れ、経済的にも権威的にも男の立場は弱くなっている。男性を去勢するような教育が広がっている。そう言ったことが影響しているのかどうかはわからないが、学校では女性的なネチネチした社会性が優位なのではないかと思うのだ。
小さい頃からそんな世界に身を置いて、裏で表で嘲笑の対象にされてくると、どんどん萎縮してしまう。
男なんてプライドは高いくせに心は弱いから、かなりしんどいはずだ。
増して今は情報が溢れ、女性は子供の頃からませていて、そのくせ慎みとかは薄くなってきているだろうから、その口撃の凶暴性も察することができる。
男が昔から力で女を抑えたり、慎ましくするように教育したのも、結局はそうしないと男がどうしようもなかったからなんじゃないかとすら思える。
結婚とかも、テレビで夫の体たらくを愚痴る主婦を見たり、ドラマでの不幸な家庭を見たりする機会が多い。先人の失敗を目にすると、自分もこうなるのかも、こうならないためには自分の準備ができていない、こうなりたくない、と、結婚に対してポジティブなイメージがあまり湧かなかったりする。
上記に挙げたことが全てマイナスの結果につながっているとは思わないし、根拠も糞もないただの暴論だけど、そう思うことがある。
草食系を批判するだけだったら簡単だけど、どうしてそう言う人種が生まれてきたのかという背景を考えないと、不幸でしかない。自発的にそうなったのではなく、そう言う土壌があっただけかもしれないのだ。
草食系男子と一口に言っても、色々なタイプがあると思うし、また彼らがどうしてそのようになったのかと言うことも色々なケースがあると思う。
自分は理由ははっきりとはわからないが、その一つにこういう事があると思う。
テレビや雑誌などで、女子会やガールズトークという名目の下、女性達が語り合っていることがある。
そこでは、男性のことを次々に比較し、批判し、バカにし、笑いものにしているわけである。さっきまで丁寧に笑顔で接していたとしても、その実無茶苦茶下に見ていて、裏で他の女性達と血祭りに上げているわけだ。
そんなのを見ていると、「ああ俺も裏でこんな風にやり玉に挙げられているんだな」と思い、怖くなって接することを避けてしまう。少なくとも下手なことはできないから、深入りはしない。
学生時代の経験もあるだろう。
学校は勉強以外に、社会性を養う場でもある。社会性といっても、男の社会と女の社会の違いがある。
日本の場合はただでさえ母性が強く、戦後に父権は折れ、経済的にも権威的にも男の立場は弱くなっている。男性を去勢するような教育が広がっている。そう言ったことが影響しているのかどうかはわからないが、学校では女性的なネチネチした社会性が優位なのではないかと思うのだ。
小さい頃からそんな世界に身を置いて、裏で表で嘲笑の対象にされてくると、どんどん萎縮してしまう。
男なんてプライドは高いくせに心は弱いから、かなりしんどいはずだ。
増して今は情報が溢れ、女性は子供の頃からませていて、そのくせ慎みとかは薄くなってきているだろうから、その口撃の凶暴性も察することができる。
男が昔から力で女を抑えたり、慎ましくするように教育したのも、結局はそうしないと男がどうしようもなかったからなんじゃないかとすら思える。
結婚とかも、テレビで夫の体たらくを愚痴る主婦を見たり、ドラマでの不幸な家庭を見たりする機会が多い。先人の失敗を目にすると、自分もこうなるのかも、こうならないためには自分の準備ができていない、こうなりたくない、と、結婚に対してポジティブなイメージがあまり湧かなかったりする。
上記に挙げたことが全てマイナスの結果につながっているとは思わないし、根拠も糞もないただの暴論だけど、そう思うことがある。
草食系を批判するだけだったら簡単だけど、どうしてそう言う人種が生まれてきたのかという背景を考えないと、不幸でしかない。自発的にそうなったのではなく、そう言う土壌があっただけかもしれないのだ。
2012年2月13日の日記。Uの字。
2012年2月13日 エッセイ 今日かなり深いところまで落ちたが、反発作用だろうか、上がってきている。
このまま海中からの離脱を目指す。
滞っていたことをこなさねば。
このまま海中からの離脱を目指す。
滞っていたことをこなさねば。
2012年2月12日の日記。内面の方の。
2012年2月13日 エッセイ 人ほど頑張っているわけでもないのに疲れる。気力が湧いてこない。
以前耳鼻科に通っていたときに、「メイラックス」という内服薬を貰ったことがある。
これは不安状態などに効果がある薬らしく、当時問題だった身体的症状が改善されて、精神的にも軽くなって、ああこれはいいなあと思ったことがある。
元々薬には警戒心があり、依存してしまうのではないかという怖さがあったので、それ以来飲んでないけど、今でも精神的に辛くなるとあれを思い出して、また呑みたいなー、呑んだら楽になるんだろうなーとか思う。
今年に入ってきついけど、今月もますますきつい。
アトピーを治して身体的な制約はほぼなくなってきたけど、まだまだ精神的な問題がある。
これを薬に頼らずに処理できるようにならないと、今後の俺の人生は暗いぞ。
何とかしたいけど、難しいんだよ。
以前耳鼻科に通っていたときに、「メイラックス」という内服薬を貰ったことがある。
これは不安状態などに効果がある薬らしく、当時問題だった身体的症状が改善されて、精神的にも軽くなって、ああこれはいいなあと思ったことがある。
元々薬には警戒心があり、依存してしまうのではないかという怖さがあったので、それ以来飲んでないけど、今でも精神的に辛くなるとあれを思い出して、また呑みたいなー、呑んだら楽になるんだろうなーとか思う。
今年に入ってきついけど、今月もますますきつい。
アトピーを治して身体的な制約はほぼなくなってきたけど、まだまだ精神的な問題がある。
これを薬に頼らずに処理できるようにならないと、今後の俺の人生は暗いぞ。
何とかしたいけど、難しいんだよ。
2012年1月26日の日記。テレビ番組の魅力。
2012年1月26日 エッセイ 魅力的なテレビ番組が少なくなったと言われる。
実際そうなのかはわからないし、もしそうだとしても理由は色々あるだろう。
その一つとしては根本的な機能面にもあるのかもしれない。
テレビゲームのハードは数年おきに変わって、その度に新たな楽しみや、可能性を広げる機能をくっつけて消費者の手に届くのだけど、一方のテレビはじゃあどうかというと、マイナーチェンジの繰り返しで、根本的な進化というものがほとんどなかった。
最近双方向機能がくっついたけど、これを活用している番組も自分はあまり見かけない。NHKが比較的積極的かな。
まあ、実際どこまで使えるのかわからないんだけど。
新たな機能がなければ、ソフト面であの手この手を使って面白くしようとするんだけど、もうハードの性能の範囲内でやり尽くしちゃった感はあるのかもしれない。
そうなると焼き直しとか、時代の変化による新たな価値観の番組とか、そう言ったものでしか目新しさや面白さを作り出せない。
色々な制約もあるし、製作者ばかりを責められないよね。
実際そうなのかはわからないし、もしそうだとしても理由は色々あるだろう。
その一つとしては根本的な機能面にもあるのかもしれない。
テレビゲームのハードは数年おきに変わって、その度に新たな楽しみや、可能性を広げる機能をくっつけて消費者の手に届くのだけど、一方のテレビはじゃあどうかというと、マイナーチェンジの繰り返しで、根本的な進化というものがほとんどなかった。
最近双方向機能がくっついたけど、これを活用している番組も自分はあまり見かけない。NHKが比較的積極的かな。
まあ、実際どこまで使えるのかわからないんだけど。
新たな機能がなければ、ソフト面であの手この手を使って面白くしようとするんだけど、もうハードの性能の範囲内でやり尽くしちゃった感はあるのかもしれない。
そうなると焼き直しとか、時代の変化による新たな価値観の番組とか、そう言ったものでしか目新しさや面白さを作り出せない。
色々な制約もあるし、製作者ばかりを責められないよね。
進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)
2012年1月19日 読書
読み終わったのでブクログに登録して感想を書きました。
http://booklog.jp/users/ore-tana
前々から気にはなっていたのだけど、楽天スーパーポイントの期限切れが迫っていたので、慌てて失効の1分前に購入した次第。
それなりに面白かった。
http://booklog.jp/users/ore-tana
前々から気にはなっていたのだけど、楽天スーパーポイントの期限切れが迫っていたので、慌てて失効の1分前に購入した次第。
それなりに面白かった。
2012年1月13日の日記。3冊目の日記(?)。
2012年1月14日 エッセイ 先月「吐露帳」というものを作った。
手書きの日記は今現在2種類書いている。
一つはその時何をしていたかを時系列に書く「時系列日記」。
もう一つはその日の出来事を文章で書く日記。これは「3年卓上日誌」だから、一日分のスペースが少ない。
ということで、思ったこと、考えたことを好きなだけ書けるようなノートが欲しいと思って作った。
気持ち(ネタ)を吐露する、「吐露→トロ(寿司のネタ)」そのノートだから、帳。
これは「へい、トロ一丁!」ともかかっている。
で、一冊目だから吐露一帳。が正式名称。二冊目は吐露二帳。となる予定。
通称は吐露帳。
で、これを始めてどうかというと、どうなんだろう?
まあすっきりするといえばするけど、じゃあ書いて何か効果があるかというといまいちな気もする。
少なくとも、一回書いた文章を読み返すことは今の所ほとんど無い。
かなりうだうだと主に悩みを書き記しているため、生産性がないのだ。
なんかむしろマイナス感情を強化している感すらある。
書き方を変えていかないとなあ。
自分は回避性人格障害的なところがあるから、認知行動療法的な感じの書き方をするのが良いのかもしれないが。
面倒臭いよね。
手書きの日記は今現在2種類書いている。
一つはその時何をしていたかを時系列に書く「時系列日記」。
もう一つはその日の出来事を文章で書く日記。これは「3年卓上日誌」だから、一日分のスペースが少ない。
ということで、思ったこと、考えたことを好きなだけ書けるようなノートが欲しいと思って作った。
気持ち(ネタ)を吐露する、「吐露→トロ(寿司のネタ)」そのノートだから、帳。
これは「へい、トロ一丁!」ともかかっている。
で、一冊目だから吐露一帳。が正式名称。二冊目は吐露二帳。となる予定。
通称は吐露帳。
で、これを始めてどうかというと、どうなんだろう?
まあすっきりするといえばするけど、じゃあ書いて何か効果があるかというといまいちな気もする。
少なくとも、一回書いた文章を読み返すことは今の所ほとんど無い。
かなりうだうだと主に悩みを書き記しているため、生産性がないのだ。
なんかむしろマイナス感情を強化している感すらある。
書き方を変えていかないとなあ。
自分は回避性人格障害的なところがあるから、認知行動療法的な感じの書き方をするのが良いのかもしれないが。
面倒臭いよね。
2012年1月7日の日記。映画の感想と書き忘れ。
2012年1月7日 映画 最近 いいこと 少ない by松尾芭蕉(ギャグマンガ日和)
今年は大変な年になるという予想が現実味を帯びてきている。
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「ペーパーバード~幸せは翼にのって~」という映画が素晴らしかった。
新年早々こんな素晴らしい映画を観られるなんて幸せだ。
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そう言えば昨年見た「エッセンシャル・キリング」という映画の感想とランク付けを行うのを忘れていた。
・「エッセンシャル・キリング」
ポーランド・ノルウェー・アイルランド・ハンガリー・83分・11月30日・e~ra
→中東らしいところで、イスラム教系の主人公がアメリカ軍(?)からひたすら逃げる作品。
主人公は喋らない。ひたすら自然の中を逃げて、空腹や怪我に苦しむ姿を見せている。
アラーのための殉教や殺人を肯定(正当化)する言葉を受けるシーンが、回想で入る。それまでに行ってきた様々な背徳行為や、現在の苦しみとの対比。
興味深い映画だが、セリフが極端に少ないことや、展開の起伏の少なさなど、少々退屈さはある。
ランクは「C」かな。
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久し振りに映画の「タイムマシン」を見た。
H・G・ウェルズの原作は見ていない。飽くまでこの映画だけだけど。
当時もセンチメンタルな気分にはなったが、今見るとまたより一層という感じ。
愛する人を失って、その状況を変えたいとか、映画の最後の別れのシーンとか。
なんとなくこの映画ってB級って言う感じがするんだけど、見てみると結構心にグッと来るところがある。
敵役も結構いいこと言ってるんだよ。
「80万年の進化をお前にとやかく言う資格があるか?」とか。
「タイムマシンは誰もが心に持っている」とかね。
今年は大変な年になるという予想が現実味を帯びてきている。
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「ペーパーバード~幸せは翼にのって~」という映画が素晴らしかった。
新年早々こんな素晴らしい映画を観られるなんて幸せだ。
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そう言えば昨年見た「エッセンシャル・キリング」という映画の感想とランク付けを行うのを忘れていた。
・「エッセンシャル・キリング」
ポーランド・ノルウェー・アイルランド・ハンガリー・83分・11月30日・e~ra
→中東らしいところで、イスラム教系の主人公がアメリカ軍(?)からひたすら逃げる作品。
主人公は喋らない。ひたすら自然の中を逃げて、空腹や怪我に苦しむ姿を見せている。
アラーのための殉教や殺人を肯定(正当化)する言葉を受けるシーンが、回想で入る。それまでに行ってきた様々な背徳行為や、現在の苦しみとの対比。
興味深い映画だが、セリフが極端に少ないことや、展開の起伏の少なさなど、少々退屈さはある。
ランクは「C」かな。
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久し振りに映画の「タイムマシン」を見た。
H・G・ウェルズの原作は見ていない。飽くまでこの映画だけだけど。
当時もセンチメンタルな気分にはなったが、今見るとまたより一層という感じ。
愛する人を失って、その状況を変えたいとか、映画の最後の別れのシーンとか。
なんとなくこの映画ってB級って言う感じがするんだけど、見てみると結構心にグッと来るところがある。
敵役も結構いいこと言ってるんだよ。
「80万年の進化をお前にとやかく言う資格があるか?」とか。
「タイムマシンは誰もが心に持っている」とかね。
2012年1月2日の日記。2011年に見た映画のランク付け。
2012年1月2日 映画 2011年に見た映画のランク付け。
A~Eの五段階評価。Aが一番良い。
毎回のことだけど、評価の基準がちょっと曖昧。もう少し基準を設けたいところだけど、そうするとまた面倒な作業が増えるしなあ。
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A~Eの五段階評価。Aが一番良い。
毎回のことだけど、評価の基準がちょっと曖昧。もう少し基準を設けたいところだけど、そうするとまた面倒な作業が増えるしなあ。
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・A
「サウンド・オブ・ミュージック」
「英国王のスピーチ」
「その街のこども劇場版」
「モンガに散る」
「ヤコブへの手紙」
「ブラック・スワン」
「アメイジング・グレイス」
「キミとボク」
「コクリコ坂から」
「メアリー&マックス」
「光のほうへ」
「黄色い星の子供たち」
「50/50」
・B
「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」
「容疑者Xの献身」
「ベンダ・ビリリ~もう一つのキンシャサの奇跡~」
「ソーシャル・ネットワーク」
「ヒアアフター」
「プラダを着た悪魔」
「ヘヴンズストーリー」
「フード・インク」
「イップ・マン 葉問」
「台北の朝、僕は恋をする」
「イーグル・アイ」
「アイ・アム・ナンバー4」
「トランスフォーマー」
「ファンタスティックMr.FOX」
「ソウル・キッチン」
「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」
「100,000年後の安全」
「スコット・ピルグリムVS邪悪な元カレ軍団」
「エクレール・お菓子放浪記」
「あぜ道のダンディ」
「世界侵略:ロサンゼルス決戦」
「ツレがうつになりまして。」
「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」
「スマグラー お前の未来を運べ」
「コンテイジョン」
「パラノーマル・アクティビティ3」
「大鹿村騒動記」
「人生、ここにあり!」
「ヒマラヤ、運命の山」
・C
「百万円と苦虫女」
「書道ガールズ~青い青い空」
「瞳の奥の秘密」
「ペルシャ猫を誰も知らない」
「マザーウォーター」
「エル・トポ デジタルリマスター版」
「パラノーマル・アクティビティ2」
「メッセージ~そして、愛が残る~」
「約束の葡萄畑~あるワイン醸造家の物語~」
「義兄弟~SECRET REUNION~」
「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」
「人生、万歳!」
「エリックを探して」
「白いリボン」
「ウッドストックがやってくる!」
「再生の朝に~ある裁判官の選択~」
「婚前特急」
「スカイライン~征服~」
「冷たい熱帯魚」
「マイティ・ソー(3D)」
「ミスター・ノーバディー」
「ナンネル・モーツァルト~哀しみの旅路~」
「ひめゆり」
「神々と男たち」
「GONZO」
「ライフ~いのちをつなぐ物語~」
「一枚のハガキ」
「探偵はBARにいる」
「ミツバチの羽音と地球の回転」
「アリス・クリードの失踪」
「レッド・バロン」
「カイジ2~人生奪回ゲーム~」
「森崎書店の日々」
「タンタンの冒険(字幕・2D)」
「極道めし」
・D
「パリ20区、僕たちのクラス」
「太平洋の奇跡~フォックスと呼ばれた男~」
「ウォール・ストリート」
「ありあまるごちそう」
「地球が静止する日」
「180°SOUTH」
「ショパン~愛と哀しみの旋律~」
「シリアスマン」
「イヴ・サンローラン」
「戦火のナージャ」
「無常素描」
「東京オアシス」
・E
「さや侍」
「ブンミおじさんの森」
「ステキな金縛り」
2012年1月1日の日記。抱負。
2012年1月1日 エッセイ 映画のランク付けは時間がなかったのでまた今度。
今年の簡単な抱負でも。
昨年が色々自分を見つめ直さなければいけなかった年で、今年もそれが継続されそう。
で、今後に向けて準備運動をしていたことを継続しつつ、それが発展して良い結果になるように努力する、と言うこと。
今までのぬるかった自分をどんどん変えていかないといけない必要に迫られているんだけど、目指さなければいけない最低限のポイントが結構遠い。
それをこの一年、下手したらもっと短い期間で到達しようとしているんだから、今年は絶対しんどくなるなあと言うのがもう今の時点でわかる。
これまでやってこなかった自分が悪いんだけど。
逆に言えば、それだけ自分を成長させられるチャンスだと言うこと。
頑張らないと。
今年の簡単な抱負でも。
昨年が色々自分を見つめ直さなければいけなかった年で、今年もそれが継続されそう。
で、今後に向けて準備運動をしていたことを継続しつつ、それが発展して良い結果になるように努力する、と言うこと。
今までのぬるかった自分をどんどん変えていかないといけない必要に迫られているんだけど、目指さなければいけない最低限のポイントが結構遠い。
それをこの一年、下手したらもっと短い期間で到達しようとしているんだから、今年は絶対しんどくなるなあと言うのがもう今の時点でわかる。
これまでやってこなかった自分が悪いんだけど。
逆に言えば、それだけ自分を成長させられるチャンスだと言うこと。
頑張らないと。
2011年12月31日の日記。今年後半に見た映画の感想。
2011年12月31日 映画 今年後半に見た映画の簡単な感想を記したいと思います。ネタバレ注意。
題名の下に製作国と上映時間、鑑賞日、鑑賞した場所、媒体を記してます。
TVはテレビ。TOHOはTOHOシネマズ。e~raはシネマイーラ。
明日は昨年やったようにA~Eまでの5段階評価をしたいと思います。時間があれば。
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・「トランスフォーマー」
アメリカ・145分・7月24日・TV
→追っかけられたりアクションしたりするエンターテインメント作品。話の内容はほとんど無いと言っていいのでは。でもまあ、上映中はしっかり楽しめると思う。
・「ミスター・ノーバディー」
フランス・ドイツ・カナダ・ベルギー・137分・7月25日・e~ra
→過去に空白のある老人が思い出を語る映画。SF映画の体裁だけど、実際は愛についての選択を迫られる青春映画だろうか。
語る過去にパラレルワールドのような要素がある。例えば3人の女性との結婚生活を語るのだけど、それが離婚したとかじゃなくて、同じ時に別々の女性と付き合っている自分の人生を語るのだ。はっきりとした答えは提示されていないが、自分の解釈だと、幼少期に両親の離婚を体験して、その愛の破綻にショックを受けた少年が、人生を選択できないまま、一気に未来まで時間を超えてしまった。で、空白になった思春期、青年期を思い出す過程で、どの人生が自分にとって幸福なのかを探っているのではないかと。それは実際に、無かった人生を生み出す工程でもあるのだ。
よくわからない部分もあるが、強烈な切なさを誘われる映画ではある。
・「ナンネル・モーツァルト~哀しみの旅路~」
フランス・120分・7月28日・e~ra
→古典の大物として有名なヴォルフガングの方ではなくて、彼の姉の方をフィーチャーした映画。一言で言えば、時代。時代と男によって、創作意欲を折られた女性の話。BGMはあまりないが、音楽の演奏シーンや歌唱などの部分は良い。ただし、見せ方としてはそれを魅せつけてカタルシスを与えるような作りではない。編集もブツ切り感があるし、史実ものの制約か、劇的というようなストーリーでもない。
個人的にはやや退屈ではあった。
・「ファンタスティックMr.FOX」
アメリカ・イギリス・87分・7月28日・e~ra
→どうも人形か何かのコマ撮り映画らしい。のか? 泥棒稼業から足を洗ったキツネが、物入りになってまた人間から盗みを働こうとして痛い目にあったり溜飲を下げたりする映画。
イギリスっぽい皮肉なユーモアと、アメリカっぽい陽気さがある。テンポも良く、意匠も凝っていて、見ていて素直に楽しいと思う。
・「ソウル・キッチン」
ドイツ・フランス・イタリア・99分・7月29日・e~ra
→二流以下の店を何とか一流にしようとするオーナーと、その土地(?)の権利を狙う不動産屋の駆け引き。
エンターテインメント、と言う感じで、面白かった。美術も音楽も良かったように思う。俳優も個性的でいい味を出していた。
・「トランスフォーマー~ダークサイド・ムーン(3D)」
アメリカ・157分・8月1日・TOHO
→なんか、あの、月の裏にあった異星の船を巡ってドンパチする映画。
ストーリーは、まああってないようなものかも。ひたすら危険に見舞われて、アクションで息を吐かせない。今まで必要性は薄かったが、なんだかんだで追いかけられる理由があった主人公。しかし今回は話に絡む理由がない。で、自分からややこしい状況に深入りして結果を出そうとすることが、ある意味で話の軸であり主人公の成長物語となっているのかもしれない。
・「コクリコ坂から」
日本・91分・8月1日・TOHO
→惹かれあった男女に出生の秘密がのしかかる青春映画。
前にも書いたが、とても雰囲気の良い映画。俺は断然アリエッティよりもこっちの方が面白いと思う。
宮崎吾朗が次にこの経験を活かせるか。注目。
・「ひめゆり」
日本・130分・8月11日・e~ra
→沖縄戦の悲惨な体験を、かつてひめゆり学徒隊に所属していた女性達が語るドキュメンタリー(インタビュー)映画。
基本的には、女性の当時の写真を見せたあとに、当時の場所で体験した出来事を語る内容。淡々としていて、人によっては退屈だと思う。
ただ個人的には、彼女たちの話の内容が凄絶だったので、聴き入った。脳味噌が飛び散るとか腕がちぎれるとか、普通に出て来る。
哀しいほろりとさせられる話もある。
・「神々と男たち」
フランス・120分・8月18日・e~ra
→どうも実際にあった出来事を映画にしているらしい。とある国での神父達の日常と、その後の悲劇を描く。
前半部分など、ちょっと映画としての刺激に弱く、退屈さを感じた。かなり淡々としているしなあ。演出は控え目。
・「GONZO」
アメリカ・119分・8月19日・e~ra
→GONZOと呼ばれた過激なアメリカのジャーナリストの半生。
ドキュメンタリー? 彼の人生を周囲の人物が振り返っている。
彼がどれほどの人物なのか、日本にいるせいかいまいちわからず、実際どれほどの影響力を持っていたのかもいまいちわからない。
彼を知っている人達が、懐かしむような映画だろうか。
・「100,000年後の安全」
デンマーク・フィンランド・スウェーデン・イタリア・79分・8月27日・e~ra
→原子力発電所から廃棄される核燃料廃棄物をどう処置するかについて色々考える映画。
論理的に色々な可能性について検討している。10万年経たないと無害化しないそれをどこに隠し、後々の人々にその危険をどう伝えていくか。と言うことをあれこれ考えれば考えるほど、それがとても煩雑であると言うことがわかる。
そして、その事が核燃料廃棄物自体の危険性を物語っているという作り。うまいね。
一応演出や、画の見せ方など、色々工夫していて、飽きさせないような努力は見える。
・「イヴ・サンローラン」
フランス・103分・8月30日・e~ra
→世界のファッションに多大な影響を与えたイヴ・サンローランの人生を、当時の映像や周囲の証言で見せる。
彼の内面に深く迫っているとも思えないし、周囲の人が彼について語っただけ、と言うような印象。彼に特別思い入れのない自分としては、それほど心には響かなかった。
・「スコット・ピルグリムVS邪悪な元カレ軍団」
アメリカ・112分・8月30日・e~ra
→とある女性に惚れたバンドマンの男性が、彼女と付き合うために元カレ軍団と戦う映画。
アニメ、ゲーム、漫画等々サブカルの要素が大いに含まれた映画で、毒々しいまでにカラフルでポップでゴチャゴチャしている。
好みは別れると思うが、楽しい映画を観たい人にはお勧めできる。と思う。
・「ライフ~いのちをつなぐ物語~」
イギリス・85分・9月1日・TOHO
→日本でもよくある動物を扱ったネイチャー映画。映像はさすがに美しく、面白い構図などもある。ただ、結構淡々と静かにじっくり見せるため、中弛み感はある。
・「エクレール・お菓子放浪記」
日本・105分・9月8日・e~ra
→親無し(?)の子供が日本各地を転々とする。
役者達の演技は良かったし、話も演出も楽しく見られた。最後の展開には誰しも「マジ?」と思うかもしれないが、そこは制作側の都合で違和感が出るようなことになってしまったのかもしれないと脳内で補う。
先生役の早織が清潔感があって良かった。
・「一枚のハガキ」
日本・114分・9月8日・e~ra
→新藤兼人監督の最後の作品とされている。
戦友から託されたハガキをその妻に届けに行く話。
目新しさはないオーソドックスな作りで手慣れている。前半から中盤にかけてはやや淡々と、鬱々とした話。後半にはっちゃける。ユーモアも一応織り交ぜられている。
映像には全体的に季節の空気感が出ていて、会話や作品の進行には天気のようにカラッとした雰囲気もある。
話題になったため客入りはよかった。ただ個人的に、この映画が特別面白いとは思わなかった。
・「戦火のナージャ」
ロシア・150分・9月8日・e~ra
→ロシアの戦争大作。第二次大戦の最中、離ればなれになった父娘をそれぞれの視点で描く。
脚本がとっちらかっていて、時系列や出来事の意味がよくわからない。ロシアの歴史や人物に明るい人に向けて作ったのだろうか? にしても、ちょっとなあ。長いだけ、と言う印象だった。
・「探偵はBARにいる」
日本・125分・9月14日・TOHO
→固定の事務所を持たない探偵が相棒と共に依頼に振り回される話。
いまいち人物の相関関係とかがよくわからなかった。これはミステリーでよくある、後から後からどんどん情報が出て来るタイプの作品を、自分があまり好きでないことと関係があるのかもしれない。
作品としては程良くまとまっていて、好評ならばシリーズ化も出来るだろう。個人的にはあまり魅力を感じなかった。
・「ミツバチの羽音と地球の回転」
日本・135分・9月15日・e~ra
→山口県祝島に原発建設の話が持ち上がる。地元住民は多くが反対。島の生活と原発建設に関する反対運動を収めたドキュメンタリー映画。
島の生活は素朴だけど人間的な豊かさがあって、自然があって、そう言うところに原発はいらない。それに北欧では電力に関してこういうモデルケースがあって、自然エネルギーも選ばれているんだよ。と言う感じの映画。
この映画の主張は一面的には正しいのかもしれない。でも大局的に見てみたら、全部が頷けるわけではないのかもしれない。こういう側面もある、と思ってみるべき映画かなあ。
・「あぜ道のダンディ」
日本・110分・9月19日・e~ra
→体調の優れない主人公は自分が病気で死ぬのだと思い、残される子供たちのことを思って毎日を生きる話。
「川の底からこんにちは」で奇才ぶりを発揮した石井裕也監督・脚本作。この人が監督をするとキャラクターの個性が強烈になる。カットや編集もうまいこと繋がっていてストレスはない、テンポも良いし、ユーモアもある。一言で言えば良作だと思う。ただ前作にも言えることだけど、この人の書く話はどうしても地味なのだ。一部では評価されても、商業ベースでどうなのだろうか。この人の作品は嫌いじゃないし、今後も見たいと思うけど、作品を作り続けていくためには、金も稼がないといけない。余計なお世話かもしれないけど、大衆に認知されるような物も書いて撮って欲しい。難しいんだけどね。それが。
・「アリス・クリードの失踪」
イギリス・101分・9月19日・e~ra
→男二人が女一人を誘拐、監禁する映画。
登場人物がたぶん3人しか出てこない。3人のそれぞれの思惑と駆け引きを楽しむ映画。
・「世界侵略:ロサンゼルス決戦」
アメリカ・116分・10月1日・TOHO
→世界各地に同時に異星人が侵略を開始する。それに立ち向かうアメリカ軍の一小隊(?)の話。
小隊の動きにフォーカスしているので、大局的な状況は時折入る情報や街並みくらい。詳細の全く解らない相手と戦うというドキドキワクワク感。あっという間に人間側が侵略されていく、一種のカタルシス。リーダーという立場の難しさを考えさせるストーリー。決してA級にはなれないけど、多くの人を楽しませることができる作品だと思う。自分は好き。恋愛とかは一切出てこないので婦女子は向かないかも。
・「メアリー&マックス」
オーストラリア・94分・10月7日・e~ra
→クレイアニメ(?)。オーストラリアのメアリーが、アメリカのマックスに手紙を送ったところから始まる交流。
メアリーは親に問題があり、マックスはアスペルガー症候群を患っている。問題を抱えながらも人生を歩んでいく彼らの物語。シリアスな作品なんだけど、下品なことやグロテスクなこともユーモアになっていて(ブラックユーモア?)、オブラートに包まれている。これがクレイアニメで良かった。良い映画。
印象に残ったセリフ。「親や欠点は選べないけど、友達は選べる。君は僕の友達だ」
・「ツレがうつになりまして」
日本・121分・10月14日・TOHO
→バリバリのサラリーマンだった夫がウツに。売れない漫画家の妻がウツの夫と過ごす毎日。
自分は原作の本を最初の一冊だけ持っている。テレビ版は最初の方をチラ見程度。テレビと比較すると、ツレが鬱に落ちていく過程の描写が少なめ。基本的に妻視点だから、より夫を傍観する感じ。本作はどちらかというと、夫婦の絆、人と人の絆、みたいなものにフォーカスしている。気がする。
宮崎あおいの演技は本物なんだな。
・「光のほうへ」
デンマーク・114分・10月14日・e~ra
→親に恵まれなかった兄弟が、子供の頃に喪失した愛を取り戻そうと、大人になってもがく話。
悲しくも、暖かい、良い話。編集や全体の構成もストレス無く見られるし、映画として良くまとまっている。いかに幼い頃の環境や、親の存在(在り方)が大切かがわかる。
・「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」
アメリカ・イギリス・90分・10月27日・e~ra
→四六時中ビデオカメラを回しているティエリー・グエッタという人物がストリートアートと出会い、アーティスト達と交流を続ける内に、バンクシーという大物と知り合う。その内バンクシーに促されて、ティエリー自身がアート活動を始める。その一連の流れを、ティエリーの撮った映像などを基に、バンクシーが監督したドキュメンタリー。
ティエリーはアメリカで割と大きな成功を収めているらしい。それがどの程度の評価なのかはわからないが、どうも彼がカメラに収めてきた多くのアーティストを上回る経済的な成功のようだ。
彼に思想とか、芸術に対するこだわりとか、そういうものがあるようにはあまり感じられない。しかし、プライベートの時間を割いて接してきた多くのアーティスト達から、そのエッセンスを吸い取り、持ち前の行動力と節操の無さと広告力を前面に出してついに大きな成果を出してしまう。
元々古着屋をやっていたらしいし、美的センスはある程度備えていたのかもしれない。一体これがいつまで評価され続けるのかわからないが、こういう成功の仕方もあるのだ、言うこと。
・「レッド・バロン」
ドイツ・129分・10月27日・e~ra
→第一次世界大戦のドイツで、レッドバロンと呼ばれたエースパイロットの物語。
話としては史実をなぞっていく中で、主人公や彼を慕う女性の葛藤、悩みを描いたり、戦いを描いたりしている。どこに焦点を絞るのか、これは非常にバランスの難しいことだけど、どっちつかずの印象がある。いや、全般的には決して悪くはないと思う。ただ、どこを切ってもカタルシスが満足に得られないような作りなのだ。
自分はあまり詳しくはないのだけど、プロペラ機による空中戦は、自分も乗っているような感じで見ることが出来た。こういう感じなんだな、と感じることができた。
・「スマグラー~人生奪回ゲーム~」
日本・114分・11月1日・TOHO
→役者の夢を諦めて自堕落に生きている男が裏社会に足を突っ込んでしまう映画。
石井克人監督の味が出たスタイリッシュでスピーディーでエキセントリックな作り。今までの作品はユーモアが多かったが、本作はそう言うニオイは漂っていても、根っこのところではかなりシリアス。そしてグロ。最近高島兄弟は悪役もこなしているけど、ちゃんと様になってるからいいよね。
ストーリーは最後の方とか、ちょっと強引な気もするけど、まあ全体的に良いと思います。
・「カイジ2~人生奪回ゲーム~」
日本・133分・11月14日・TOHO
→地下世界の仲間を救い出すために、カイジは巨大カジノに挑む。
前作はカードゲームや、鉄骨渡りなど、頭脳や体を張った戦いが多かった。ところが今作は取り扱うのがパチンコであり、そこがちょっと。色々仕掛けがあったり対策を練ったりはしているんだけど、どんなに頑張っても基本的にハンドルを回しているだけなんで、迫力とか駆け引きとかそういったダイナミズムがない。
そこを役者の演技とか演出とかでなんとか誤魔化している。前作に比べると、ストーリー面で少々パンチ力不足かなと言う気はする。
前作の敵役が香川照之で、今作はどうするのかなーと思っていたら伊勢谷友介。なるほどまだ人材がいたねと思った。
・「コンテイジョン」
アメリカ・106分・11月14日・TOHO
→新型の伝染病が広がっていく様や、それに対応するWHOなどの活動が刻々と描かれている。リアリスティックでサスペンス、スリルを押し出した映画。恋とかそう言うのはかなり少ない。人のドラマよりも、社会全体がどうなっていくのか、と言うことに焦点を当てている。
日本で「感染列島」という映画が作られていて、自分はその冒頭部分だけ見たことがあるが、似たような印象。状況の進行をサクサクと実務的に見せるような。
興味深い映画だった。
・「パラノーマル・アクティビティ3」
アメリカ・84分・11月14日・TOHO
→1,2作で登場した姉妹の子供の頃の話。
2作目よりも自分は面白く見られた(怖かったと言うこと)。ただ、2作目にも言えることだけど、予告編と本編が違うのは問題でしょ。今作なんか、予告で使われてた怖いシーンがかなり無くなってた。詐欺だろこれは。
・「ステキな金縛り」
日本・142分・11月14日・TOHO
→三谷幸喜監督の最新作。弁護士が受け持ったとある事件。その被告は、アリバイを主張するが、それを証言できるのが落ち武者の幽霊だけだった。
正直期待していたが全然面白くなかった。なんかもう、話の軸がブレにブレていて長い上に本筋がわかりにくい。幽霊にまつわる設定を説明しなければいけないし、取って付けた感もある。また幽霊のセリフをいちいち人を介して繰り返させるなど、テンポも悪い。
映画に関しては、ラジオの時間が一番良かったなあ。
・「黄色い星の子供たち」
フランス・125分・11月18日・e~ra
→ナチスドイツ占領下のパリで、ユダヤ狩りが行われる映画。
迫害の中で、懸命に生きようとするユダヤ人達と、彼らを助けようと奔走するフランス人(パリ市民)たちの物語。
史実を基にしていて、どこまでが実話に沿っているのかわからないが、全体として丁寧に作られており、感動を呼び起こす作品。
・「森崎書店の日々」
日本・109分・11月21日・e~ra
→実は自分が体だけの女だったと知り、ショックを受けて会社を辞めた女性が、叔父の書店で働く物語。
一人の女性の再生をほっこりゆったり描く。静かで抑制の効いた、佳作。
主人公役の菊池亜希子がナチュラルな感じで良い。
・「無常素描」
日本・75分・11月24日・e~ra
→3.11から数ヶ月経った東北の状態を映したドキュメンタリー作品。
映像や演出に飾りはほとんど無く、悪く言えば素っ気ない。良く言えばありのままを映している。何というか、記録映像の域を出ない気がする。それはそれで価値はあるのだろうが、映画にするほどだろうか。
・「大鹿村騒動記」
日本・93分・12月8日・e~ra
→大鹿村で起こるゴタゴタ。
原田芳雄の遺作。役者は皆達者な人達ばかりでそこだけでも楽しめる。監督は阪本順治で、自分はあまり合わない人だったが、今作は楽しめた。ユーモアがあり、テンポも良く、良作。佳作。
原田さんの演技良かった。合掌。
・「人生、ここにあり!」
イタリア・111分・12月8日・e~ra
→精神病患者達を仕事で成功させようとする男の物語。
実際にあった話を基にしているとか。主人公がどういう人物で、どういう経緯を経ていたのか、その描写が冒頭に少なく、彼の行動の真意を汲み取りにくかったのがもったいなかったが、全体的には筋が通っていてまとまりもあり、編集その他含めて良かった。
個人的には、とある精神病患者のエピソードを自分と重ね合わせてしまい、ちょっとショックを受けた。
・「50/50(フィフティ・フィフティ)」
アメリカ・98分・12月14日・TOHO
→癌で生きるか死ぬかの男性が恋や人生に悩む映画。
生死にまつわる映画なのに、それほど深刻さを感じさせないのは、陽気な友人のおかげ。なので、物凄く泣けるかというとそれほどでもないが、グッと来る場面もある。恋も友情もあり、家族の愛もある。テンポも良いし、良作と言っていい。
アナ・ケンドリックが可愛い。
・「タンタンの冒険(字幕・2D)」
アメリカ・ベルギー・107分・12月14日・TOHO
→有名な漫画をスピルバーグが監督し、ピータージャクソンなどとタッグを組んで作り上げたアニメ作品。
アニメの質はかなりの高水準。話はマクガフィンを巡って追いかけたり追いかけられたりを軸にしていて、物語はあって無いようなもの。
アクションと映像美を楽しむ映画。
・「ヒマラヤ、運命の山」
ドイツ・104分・12月19日・e~ra
→ヒマラヤ山脈ナンガ・パルバート、未踏のルパール壁に挑んだ登山家達の話。
最初、登山後の会見シーンから始まり、そこでサスペンス臭を漂わせておきながら、実際は大してサスペンスなんか無かった。ただ、登山に関するシーンは見応えがあったし、全体の構成も手慣れていて破綻はない。面白く見られた。
・「極道めし」
日本・108分・12月19日・e~ra
→刑務所の同じ部屋に入った囚人達が、食にまつわる思い出を語る。
とある囚人のエピソードを除いて、基本的にはよくある話を寄せ集めた普通の映画という印象。一つのエピソードが個人的にかなり応えたので、その部分が際立って印象に残った。あと、木村文乃がこの上なく可愛い。
・「東京オアシス」
日本・83分・12月25日・e~ra
→とある女性と、彼女に関わる人達のお話。
タイトルからして、スローライフ礼賛、ナチュラル系、癒し系の作品かと思って見に行ったら、そう言うわけではなかった。何というか、確かに落ち着いた雰囲気の作品で、どちらかというと女性向けだけど、もっと泥臭い感じ。癒し系の作品って、もっとある種の理想像みたいな描き方をする。住まいとか、生活とか。
でもこの作品は、もっと「現実」って感じがする。で、なんか、無骨と言うか。
原田知世の雰囲気の良さがいいね。
題名の下に製作国と上映時間、鑑賞日、鑑賞した場所、媒体を記してます。
TVはテレビ。TOHOはTOHOシネマズ。e~raはシネマイーラ。
明日は昨年やったようにA~Eまでの5段階評価をしたいと思います。時間があれば。
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・「トランスフォーマー」
アメリカ・145分・7月24日・TV
→追っかけられたりアクションしたりするエンターテインメント作品。話の内容はほとんど無いと言っていいのでは。でもまあ、上映中はしっかり楽しめると思う。
・「ミスター・ノーバディー」
フランス・ドイツ・カナダ・ベルギー・137分・7月25日・e~ra
→過去に空白のある老人が思い出を語る映画。SF映画の体裁だけど、実際は愛についての選択を迫られる青春映画だろうか。
語る過去にパラレルワールドのような要素がある。例えば3人の女性との結婚生活を語るのだけど、それが離婚したとかじゃなくて、同じ時に別々の女性と付き合っている自分の人生を語るのだ。はっきりとした答えは提示されていないが、自分の解釈だと、幼少期に両親の離婚を体験して、その愛の破綻にショックを受けた少年が、人生を選択できないまま、一気に未来まで時間を超えてしまった。で、空白になった思春期、青年期を思い出す過程で、どの人生が自分にとって幸福なのかを探っているのではないかと。それは実際に、無かった人生を生み出す工程でもあるのだ。
よくわからない部分もあるが、強烈な切なさを誘われる映画ではある。
・「ナンネル・モーツァルト~哀しみの旅路~」
フランス・120分・7月28日・e~ra
→古典の大物として有名なヴォルフガングの方ではなくて、彼の姉の方をフィーチャーした映画。一言で言えば、時代。時代と男によって、創作意欲を折られた女性の話。BGMはあまりないが、音楽の演奏シーンや歌唱などの部分は良い。ただし、見せ方としてはそれを魅せつけてカタルシスを与えるような作りではない。編集もブツ切り感があるし、史実ものの制約か、劇的というようなストーリーでもない。
個人的にはやや退屈ではあった。
・「ファンタスティックMr.FOX」
アメリカ・イギリス・87分・7月28日・e~ra
→どうも人形か何かのコマ撮り映画らしい。のか? 泥棒稼業から足を洗ったキツネが、物入りになってまた人間から盗みを働こうとして痛い目にあったり溜飲を下げたりする映画。
イギリスっぽい皮肉なユーモアと、アメリカっぽい陽気さがある。テンポも良く、意匠も凝っていて、見ていて素直に楽しいと思う。
・「ソウル・キッチン」
ドイツ・フランス・イタリア・99分・7月29日・e~ra
→二流以下の店を何とか一流にしようとするオーナーと、その土地(?)の権利を狙う不動産屋の駆け引き。
エンターテインメント、と言う感じで、面白かった。美術も音楽も良かったように思う。俳優も個性的でいい味を出していた。
・「トランスフォーマー~ダークサイド・ムーン(3D)」
アメリカ・157分・8月1日・TOHO
→なんか、あの、月の裏にあった異星の船を巡ってドンパチする映画。
ストーリーは、まああってないようなものかも。ひたすら危険に見舞われて、アクションで息を吐かせない。今まで必要性は薄かったが、なんだかんだで追いかけられる理由があった主人公。しかし今回は話に絡む理由がない。で、自分からややこしい状況に深入りして結果を出そうとすることが、ある意味で話の軸であり主人公の成長物語となっているのかもしれない。
・「コクリコ坂から」
日本・91分・8月1日・TOHO
→惹かれあった男女に出生の秘密がのしかかる青春映画。
前にも書いたが、とても雰囲気の良い映画。俺は断然アリエッティよりもこっちの方が面白いと思う。
宮崎吾朗が次にこの経験を活かせるか。注目。
・「ひめゆり」
日本・130分・8月11日・e~ra
→沖縄戦の悲惨な体験を、かつてひめゆり学徒隊に所属していた女性達が語るドキュメンタリー(インタビュー)映画。
基本的には、女性の当時の写真を見せたあとに、当時の場所で体験した出来事を語る内容。淡々としていて、人によっては退屈だと思う。
ただ個人的には、彼女たちの話の内容が凄絶だったので、聴き入った。脳味噌が飛び散るとか腕がちぎれるとか、普通に出て来る。
哀しいほろりとさせられる話もある。
・「神々と男たち」
フランス・120分・8月18日・e~ra
→どうも実際にあった出来事を映画にしているらしい。とある国での神父達の日常と、その後の悲劇を描く。
前半部分など、ちょっと映画としての刺激に弱く、退屈さを感じた。かなり淡々としているしなあ。演出は控え目。
・「GONZO」
アメリカ・119分・8月19日・e~ra
→GONZOと呼ばれた過激なアメリカのジャーナリストの半生。
ドキュメンタリー? 彼の人生を周囲の人物が振り返っている。
彼がどれほどの人物なのか、日本にいるせいかいまいちわからず、実際どれほどの影響力を持っていたのかもいまいちわからない。
彼を知っている人達が、懐かしむような映画だろうか。
・「100,000年後の安全」
デンマーク・フィンランド・スウェーデン・イタリア・79分・8月27日・e~ra
→原子力発電所から廃棄される核燃料廃棄物をどう処置するかについて色々考える映画。
論理的に色々な可能性について検討している。10万年経たないと無害化しないそれをどこに隠し、後々の人々にその危険をどう伝えていくか。と言うことをあれこれ考えれば考えるほど、それがとても煩雑であると言うことがわかる。
そして、その事が核燃料廃棄物自体の危険性を物語っているという作り。うまいね。
一応演出や、画の見せ方など、色々工夫していて、飽きさせないような努力は見える。
・「イヴ・サンローラン」
フランス・103分・8月30日・e~ra
→世界のファッションに多大な影響を与えたイヴ・サンローランの人生を、当時の映像や周囲の証言で見せる。
彼の内面に深く迫っているとも思えないし、周囲の人が彼について語っただけ、と言うような印象。彼に特別思い入れのない自分としては、それほど心には響かなかった。
・「スコット・ピルグリムVS邪悪な元カレ軍団」
アメリカ・112分・8月30日・e~ra
→とある女性に惚れたバンドマンの男性が、彼女と付き合うために元カレ軍団と戦う映画。
アニメ、ゲーム、漫画等々サブカルの要素が大いに含まれた映画で、毒々しいまでにカラフルでポップでゴチャゴチャしている。
好みは別れると思うが、楽しい映画を観たい人にはお勧めできる。と思う。
・「ライフ~いのちをつなぐ物語~」
イギリス・85分・9月1日・TOHO
→日本でもよくある動物を扱ったネイチャー映画。映像はさすがに美しく、面白い構図などもある。ただ、結構淡々と静かにじっくり見せるため、中弛み感はある。
・「エクレール・お菓子放浪記」
日本・105分・9月8日・e~ra
→親無し(?)の子供が日本各地を転々とする。
役者達の演技は良かったし、話も演出も楽しく見られた。最後の展開には誰しも「マジ?」と思うかもしれないが、そこは制作側の都合で違和感が出るようなことになってしまったのかもしれないと脳内で補う。
先生役の早織が清潔感があって良かった。
・「一枚のハガキ」
日本・114分・9月8日・e~ra
→新藤兼人監督の最後の作品とされている。
戦友から託されたハガキをその妻に届けに行く話。
目新しさはないオーソドックスな作りで手慣れている。前半から中盤にかけてはやや淡々と、鬱々とした話。後半にはっちゃける。ユーモアも一応織り交ぜられている。
映像には全体的に季節の空気感が出ていて、会話や作品の進行には天気のようにカラッとした雰囲気もある。
話題になったため客入りはよかった。ただ個人的に、この映画が特別面白いとは思わなかった。
・「戦火のナージャ」
ロシア・150分・9月8日・e~ra
→ロシアの戦争大作。第二次大戦の最中、離ればなれになった父娘をそれぞれの視点で描く。
脚本がとっちらかっていて、時系列や出来事の意味がよくわからない。ロシアの歴史や人物に明るい人に向けて作ったのだろうか? にしても、ちょっとなあ。長いだけ、と言う印象だった。
・「探偵はBARにいる」
日本・125分・9月14日・TOHO
→固定の事務所を持たない探偵が相棒と共に依頼に振り回される話。
いまいち人物の相関関係とかがよくわからなかった。これはミステリーでよくある、後から後からどんどん情報が出て来るタイプの作品を、自分があまり好きでないことと関係があるのかもしれない。
作品としては程良くまとまっていて、好評ならばシリーズ化も出来るだろう。個人的にはあまり魅力を感じなかった。
・「ミツバチの羽音と地球の回転」
日本・135分・9月15日・e~ra
→山口県祝島に原発建設の話が持ち上がる。地元住民は多くが反対。島の生活と原発建設に関する反対運動を収めたドキュメンタリー映画。
島の生活は素朴だけど人間的な豊かさがあって、自然があって、そう言うところに原発はいらない。それに北欧では電力に関してこういうモデルケースがあって、自然エネルギーも選ばれているんだよ。と言う感じの映画。
この映画の主張は一面的には正しいのかもしれない。でも大局的に見てみたら、全部が頷けるわけではないのかもしれない。こういう側面もある、と思ってみるべき映画かなあ。
・「あぜ道のダンディ」
日本・110分・9月19日・e~ra
→体調の優れない主人公は自分が病気で死ぬのだと思い、残される子供たちのことを思って毎日を生きる話。
「川の底からこんにちは」で奇才ぶりを発揮した石井裕也監督・脚本作。この人が監督をするとキャラクターの個性が強烈になる。カットや編集もうまいこと繋がっていてストレスはない、テンポも良いし、ユーモアもある。一言で言えば良作だと思う。ただ前作にも言えることだけど、この人の書く話はどうしても地味なのだ。一部では評価されても、商業ベースでどうなのだろうか。この人の作品は嫌いじゃないし、今後も見たいと思うけど、作品を作り続けていくためには、金も稼がないといけない。余計なお世話かもしれないけど、大衆に認知されるような物も書いて撮って欲しい。難しいんだけどね。それが。
・「アリス・クリードの失踪」
イギリス・101分・9月19日・e~ra
→男二人が女一人を誘拐、監禁する映画。
登場人物がたぶん3人しか出てこない。3人のそれぞれの思惑と駆け引きを楽しむ映画。
・「世界侵略:ロサンゼルス決戦」
アメリカ・116分・10月1日・TOHO
→世界各地に同時に異星人が侵略を開始する。それに立ち向かうアメリカ軍の一小隊(?)の話。
小隊の動きにフォーカスしているので、大局的な状況は時折入る情報や街並みくらい。詳細の全く解らない相手と戦うというドキドキワクワク感。あっという間に人間側が侵略されていく、一種のカタルシス。リーダーという立場の難しさを考えさせるストーリー。決してA級にはなれないけど、多くの人を楽しませることができる作品だと思う。自分は好き。恋愛とかは一切出てこないので婦女子は向かないかも。
・「メアリー&マックス」
オーストラリア・94分・10月7日・e~ra
→クレイアニメ(?)。オーストラリアのメアリーが、アメリカのマックスに手紙を送ったところから始まる交流。
メアリーは親に問題があり、マックスはアスペルガー症候群を患っている。問題を抱えながらも人生を歩んでいく彼らの物語。シリアスな作品なんだけど、下品なことやグロテスクなこともユーモアになっていて(ブラックユーモア?)、オブラートに包まれている。これがクレイアニメで良かった。良い映画。
印象に残ったセリフ。「親や欠点は選べないけど、友達は選べる。君は僕の友達だ」
・「ツレがうつになりまして」
日本・121分・10月14日・TOHO
→バリバリのサラリーマンだった夫がウツに。売れない漫画家の妻がウツの夫と過ごす毎日。
自分は原作の本を最初の一冊だけ持っている。テレビ版は最初の方をチラ見程度。テレビと比較すると、ツレが鬱に落ちていく過程の描写が少なめ。基本的に妻視点だから、より夫を傍観する感じ。本作はどちらかというと、夫婦の絆、人と人の絆、みたいなものにフォーカスしている。気がする。
宮崎あおいの演技は本物なんだな。
・「光のほうへ」
デンマーク・114分・10月14日・e~ra
→親に恵まれなかった兄弟が、子供の頃に喪失した愛を取り戻そうと、大人になってもがく話。
悲しくも、暖かい、良い話。編集や全体の構成もストレス無く見られるし、映画として良くまとまっている。いかに幼い頃の環境や、親の存在(在り方)が大切かがわかる。
・「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」
アメリカ・イギリス・90分・10月27日・e~ra
→四六時中ビデオカメラを回しているティエリー・グエッタという人物がストリートアートと出会い、アーティスト達と交流を続ける内に、バンクシーという大物と知り合う。その内バンクシーに促されて、ティエリー自身がアート活動を始める。その一連の流れを、ティエリーの撮った映像などを基に、バンクシーが監督したドキュメンタリー。
ティエリーはアメリカで割と大きな成功を収めているらしい。それがどの程度の評価なのかはわからないが、どうも彼がカメラに収めてきた多くのアーティストを上回る経済的な成功のようだ。
彼に思想とか、芸術に対するこだわりとか、そういうものがあるようにはあまり感じられない。しかし、プライベートの時間を割いて接してきた多くのアーティスト達から、そのエッセンスを吸い取り、持ち前の行動力と節操の無さと広告力を前面に出してついに大きな成果を出してしまう。
元々古着屋をやっていたらしいし、美的センスはある程度備えていたのかもしれない。一体これがいつまで評価され続けるのかわからないが、こういう成功の仕方もあるのだ、言うこと。
・「レッド・バロン」
ドイツ・129分・10月27日・e~ra
→第一次世界大戦のドイツで、レッドバロンと呼ばれたエースパイロットの物語。
話としては史実をなぞっていく中で、主人公や彼を慕う女性の葛藤、悩みを描いたり、戦いを描いたりしている。どこに焦点を絞るのか、これは非常にバランスの難しいことだけど、どっちつかずの印象がある。いや、全般的には決して悪くはないと思う。ただ、どこを切ってもカタルシスが満足に得られないような作りなのだ。
自分はあまり詳しくはないのだけど、プロペラ機による空中戦は、自分も乗っているような感じで見ることが出来た。こういう感じなんだな、と感じることができた。
・「スマグラー~人生奪回ゲーム~」
日本・114分・11月1日・TOHO
→役者の夢を諦めて自堕落に生きている男が裏社会に足を突っ込んでしまう映画。
石井克人監督の味が出たスタイリッシュでスピーディーでエキセントリックな作り。今までの作品はユーモアが多かったが、本作はそう言うニオイは漂っていても、根っこのところではかなりシリアス。そしてグロ。最近高島兄弟は悪役もこなしているけど、ちゃんと様になってるからいいよね。
ストーリーは最後の方とか、ちょっと強引な気もするけど、まあ全体的に良いと思います。
・「カイジ2~人生奪回ゲーム~」
日本・133分・11月14日・TOHO
→地下世界の仲間を救い出すために、カイジは巨大カジノに挑む。
前作はカードゲームや、鉄骨渡りなど、頭脳や体を張った戦いが多かった。ところが今作は取り扱うのがパチンコであり、そこがちょっと。色々仕掛けがあったり対策を練ったりはしているんだけど、どんなに頑張っても基本的にハンドルを回しているだけなんで、迫力とか駆け引きとかそういったダイナミズムがない。
そこを役者の演技とか演出とかでなんとか誤魔化している。前作に比べると、ストーリー面で少々パンチ力不足かなと言う気はする。
前作の敵役が香川照之で、今作はどうするのかなーと思っていたら伊勢谷友介。なるほどまだ人材がいたねと思った。
・「コンテイジョン」
アメリカ・106分・11月14日・TOHO
→新型の伝染病が広がっていく様や、それに対応するWHOなどの活動が刻々と描かれている。リアリスティックでサスペンス、スリルを押し出した映画。恋とかそう言うのはかなり少ない。人のドラマよりも、社会全体がどうなっていくのか、と言うことに焦点を当てている。
日本で「感染列島」という映画が作られていて、自分はその冒頭部分だけ見たことがあるが、似たような印象。状況の進行をサクサクと実務的に見せるような。
興味深い映画だった。
・「パラノーマル・アクティビティ3」
アメリカ・84分・11月14日・TOHO
→1,2作で登場した姉妹の子供の頃の話。
2作目よりも自分は面白く見られた(怖かったと言うこと)。ただ、2作目にも言えることだけど、予告編と本編が違うのは問題でしょ。今作なんか、予告で使われてた怖いシーンがかなり無くなってた。詐欺だろこれは。
・「ステキな金縛り」
日本・142分・11月14日・TOHO
→三谷幸喜監督の最新作。弁護士が受け持ったとある事件。その被告は、アリバイを主張するが、それを証言できるのが落ち武者の幽霊だけだった。
正直期待していたが全然面白くなかった。なんかもう、話の軸がブレにブレていて長い上に本筋がわかりにくい。幽霊にまつわる設定を説明しなければいけないし、取って付けた感もある。また幽霊のセリフをいちいち人を介して繰り返させるなど、テンポも悪い。
映画に関しては、ラジオの時間が一番良かったなあ。
・「黄色い星の子供たち」
フランス・125分・11月18日・e~ra
→ナチスドイツ占領下のパリで、ユダヤ狩りが行われる映画。
迫害の中で、懸命に生きようとするユダヤ人達と、彼らを助けようと奔走するフランス人(パリ市民)たちの物語。
史実を基にしていて、どこまでが実話に沿っているのかわからないが、全体として丁寧に作られており、感動を呼び起こす作品。
・「森崎書店の日々」
日本・109分・11月21日・e~ra
→実は自分が体だけの女だったと知り、ショックを受けて会社を辞めた女性が、叔父の書店で働く物語。
一人の女性の再生をほっこりゆったり描く。静かで抑制の効いた、佳作。
主人公役の菊池亜希子がナチュラルな感じで良い。
・「無常素描」
日本・75分・11月24日・e~ra
→3.11から数ヶ月経った東北の状態を映したドキュメンタリー作品。
映像や演出に飾りはほとんど無く、悪く言えば素っ気ない。良く言えばありのままを映している。何というか、記録映像の域を出ない気がする。それはそれで価値はあるのだろうが、映画にするほどだろうか。
・「大鹿村騒動記」
日本・93分・12月8日・e~ra
→大鹿村で起こるゴタゴタ。
原田芳雄の遺作。役者は皆達者な人達ばかりでそこだけでも楽しめる。監督は阪本順治で、自分はあまり合わない人だったが、今作は楽しめた。ユーモアがあり、テンポも良く、良作。佳作。
原田さんの演技良かった。合掌。
・「人生、ここにあり!」
イタリア・111分・12月8日・e~ra
→精神病患者達を仕事で成功させようとする男の物語。
実際にあった話を基にしているとか。主人公がどういう人物で、どういう経緯を経ていたのか、その描写が冒頭に少なく、彼の行動の真意を汲み取りにくかったのがもったいなかったが、全体的には筋が通っていてまとまりもあり、編集その他含めて良かった。
個人的には、とある精神病患者のエピソードを自分と重ね合わせてしまい、ちょっとショックを受けた。
・「50/50(フィフティ・フィフティ)」
アメリカ・98分・12月14日・TOHO
→癌で生きるか死ぬかの男性が恋や人生に悩む映画。
生死にまつわる映画なのに、それほど深刻さを感じさせないのは、陽気な友人のおかげ。なので、物凄く泣けるかというとそれほどでもないが、グッと来る場面もある。恋も友情もあり、家族の愛もある。テンポも良いし、良作と言っていい。
アナ・ケンドリックが可愛い。
・「タンタンの冒険(字幕・2D)」
アメリカ・ベルギー・107分・12月14日・TOHO
→有名な漫画をスピルバーグが監督し、ピータージャクソンなどとタッグを組んで作り上げたアニメ作品。
アニメの質はかなりの高水準。話はマクガフィンを巡って追いかけたり追いかけられたりを軸にしていて、物語はあって無いようなもの。
アクションと映像美を楽しむ映画。
・「ヒマラヤ、運命の山」
ドイツ・104分・12月19日・e~ra
→ヒマラヤ山脈ナンガ・パルバート、未踏のルパール壁に挑んだ登山家達の話。
最初、登山後の会見シーンから始まり、そこでサスペンス臭を漂わせておきながら、実際は大してサスペンスなんか無かった。ただ、登山に関するシーンは見応えがあったし、全体の構成も手慣れていて破綻はない。面白く見られた。
・「極道めし」
日本・108分・12月19日・e~ra
→刑務所の同じ部屋に入った囚人達が、食にまつわる思い出を語る。
とある囚人のエピソードを除いて、基本的にはよくある話を寄せ集めた普通の映画という印象。一つのエピソードが個人的にかなり応えたので、その部分が際立って印象に残った。あと、木村文乃がこの上なく可愛い。
・「東京オアシス」
日本・83分・12月25日・e~ra
→とある女性と、彼女に関わる人達のお話。
タイトルからして、スローライフ礼賛、ナチュラル系、癒し系の作品かと思って見に行ったら、そう言うわけではなかった。何というか、確かに落ち着いた雰囲気の作品で、どちらかというと女性向けだけど、もっと泥臭い感じ。癒し系の作品って、もっとある種の理想像みたいな描き方をする。住まいとか、生活とか。
でもこの作品は、もっと「現実」って感じがする。で、なんか、無骨と言うか。
原田知世の雰囲気の良さがいいね。
2011年12月29日の日記。総括。
2011年12月29日 エッセイ 今年の総括。
今年は色々あった。
片想い含め、自分を見つめ直す機会が多かった。
それらの多くは未だ解決せず、悩みの種となって日々苦労している。
来年も難しい年になりそうだ。と言う気がしている。現状から察するに。
何事もそうだけど、積年の垢というのは簡単には落とせないのだ。
しんどいなあ、と思いつつも、一方で、来年に向けてちょっとずつ準備運動を始めている部分もある。
それが良い方向に転がってくれればいい。
恋の方は、ほぼ絶望的なので、ちょっと今、考えるのは辛いし、しんどい。
脇に置いておきたいけど、置いといてもチラチラ見てしまうだろうね(苦笑
俺ごときが恋なんてちゃんちゃらおかしかったんだよ。結局。
と、愚痴ったところでお開き。
いや、しかし、しんどいね(笑
今年も来年も。
今年は色々あった。
片想い含め、自分を見つめ直す機会が多かった。
それらの多くは未だ解決せず、悩みの種となって日々苦労している。
来年も難しい年になりそうだ。と言う気がしている。現状から察するに。
何事もそうだけど、積年の垢というのは簡単には落とせないのだ。
しんどいなあ、と思いつつも、一方で、来年に向けてちょっとずつ準備運動を始めている部分もある。
それが良い方向に転がってくれればいい。
恋の方は、ほぼ絶望的なので、ちょっと今、考えるのは辛いし、しんどい。
脇に置いておきたいけど、置いといてもチラチラ見てしまうだろうね(苦笑
俺ごときが恋なんてちゃんちゃらおかしかったんだよ。結局。
と、愚痴ったところでお開き。
いや、しかし、しんどいね(笑
今年も来年も。