2月5日の日記

2009年2月5日 野球
 今日はヤクルトスワローズの野手について。
 そのうち他球団の簡単な戦力分析とかして、今年の順位予想とかもしてみたいと思います。気力が持てば。気力が……。

 ある程度見通しのつく投手と違って、今年の野手はかなり競争が激しくなります。特に内野が。

 まずキャッチャーです。
 基本的にはFAで入団した相川の起用が濃厚でしょう。少なくともシーズンの半分以上は彼が出ると思います。キャッチャーの枠は2人か、多くても3人と考えられます。二番手捕手の筆頭なのが福川と川本でしょう。起用のされ方などを見ていると、この2人が一軍に近いと思います。相川が今年33歳で、中盤に差し掛かろうかという年齢ですから、そこにあえて同い年の福川を入れてくるかというと、数年後のチーム事情や伸び白を考えても疑問が残ります。実戦力や年齢を考えると二番手は川本で、二人のどちらかに不測の事態があった場合は福川が枠にはいるのかなと思います。3番手があるとすれば、伸び白のある若手か、代打などで起用できるバッティングセンスのある、新田、衣川あたりが濃厚でしょう。

 ファースト。
 昨年はリグスがファームに落ちてからは主に畠山が守りました。それ以外ではユウイチや武内などが入りました。今年はデントナという新外国人が加入しました。キャンプやオープン戦にも寄ると思いますが、まず最初は彼が主に起用されるのではないでしょうか。守備固めは、一軍にいれば武内が多くなるでしょう。デントナの調子次第では畠山がスタメンに入ると思います。畠山やデントナがダメだとなると、武内やユウイチ、あるいは宮出、もしかしたら福地がスタメンを争うかもしれません。

 セカンド。
 ここはよほどのことがない限り田中浩で固定されています。他の選手が守るイメージは湧きにくいのですが、強いて上げるとすれば、昨年二軍でまずまずの結果を残した二年目の三輪、あるいは川島や川端が上げられます。トライアウトで獲得した森岡がセカンドを守れるならば、彼も候補でしょう。また、守備に定評のある城石がバックアップに回るかもしれません。ただやはりおそらく年間、全イニングを通して田中で決まりだと思います。

 サード。
 昨年は主に宮本が守りました。宮本がショートに回ったり、あるいは出場しなかったときには畠山や川島が次いで多く、稀に川端や飯原、野口、梶本などが守りました。ここの守備位置は激戦区です。今年ファーストにデントナが入るので、畠山はファーストよりもサードでの出場機会が多くなると予想されます。が、昨年主戦だった宮本を初め、川端、川島、野口など、昨年まずまずの結果を出し、今年の飛躍が期待される若手が非常に多いのです。このポジションを守れる選手はショートを守れる選手が多いため、ショートに入る選手と連動して決まってくる可能性があります。バッティングの調子にも寄りますし、正直予想が困難なのですが、強いて予想するならば、宮本30%、畠山30%、川島20%、野口8%、川端8%、その他4%、と言った具合でしょうか。

 ショート。
 このポジションは結局昨年完全にレギュラーを取った人物がいませんでした。守った選手は宮本、川島、川端、鬼崎などでしょうか。野口や梶本が守ったかどうかほとんど記憶にはありません。城石は確かサードが多かったような気がします。今年どうなるかですが、畠山がサードに入る場合、宮本がこちらに入る可能性があります。宮本は年齢的にもコーチ兼任と言うこともありますし、近年怪我がちなので、サード、ショート、両方入ると思いますが、全盛期のように出ずっぱりということはないでしょう。二番手としては川島、川端の右打ち、左打ちの若手が考えられます。また、オフに獲得した森岡がショートを守れるので、おそらく彼も機会を与えられると思います。宮本、川島、川端、森岡はショートとサードでの併用が続くでしょう。また、代打、守備固め、スタメン、代走と、起用法も多岐にわたるはずです。二年目の鬼崎は、バッティングが課題なので、どこまでそこでアピールできるのかが重要になってきます。

 外野。
 外野は比較的固定されているポジションです。昨年は主に青木、福地、飯原が守りました。他にはガイエル、川島、武内、志田が守りました。宮出やユウイチは記憶が曖昧です。今年もセンターは青木でほぼ不動でしょう。レフトも飯原で決まりだと思います。高田監督曰く、右の青木になれるという評価の彼ですし、成績もあらゆる面で過去最高でした。守備能力等考えても、不振が続かない限り彼で固定されると思います。ライトも調子を落とさなければ福地で決まりでしょう。高い率と盗塁王の獲得、足を活かした守備など魅力です。ライトとしては肩の弱さを懸念する声もあります。ファーストが埋まらなければ、そちらに入る可能性もあります。この三枚の鉄壁レギュラーに太刀打ちできる人材はいるのでしょうか。
 まず、ガイエルがいます。長距離砲としての実績がありますから、チームとして長打不足に陥った場合(デントナや畠が不振だった場合)の起用は充分考えられます。が、病み上がりの上に年齢も決して若くはないので緊急時か代打が主でしょう。
 志田は例年守備固めでの起用が多い選手ですが、飯原、青木、福地という布陣を見ると、今年その機会が多いのかは疑問です。ファームでは打ちますが、一軍では代打要員と言えるような印象ではありません。守備、走塁、打撃、あらゆる面でまとまった、そつのないプレーをするというのが彼の特徴と言えば特徴ですが、今年はその点が仇となる可能性もあります。どちらにしても、一軍にいるとすれば、例年通りの地味な役回りになる可能性があります。
 武内、ユウイチ、宮出は、守備よりも打撃に魅力のある選手です。主に代打か、守ってもライトかレフトと言うことになるでしょう。また、一塁も守れるので、そちらとの併用もあると思います。
 斉藤はおそらく代打として臨むことが多くなりそうです。昨年念願の一軍デビューを果たした牧谷ですが、結果を出せませんでした。今年もチャンスは多くないと思いますので、もし機会が与えられれば、そこでアピールを期待したいと思います。二年目の中尾は昨年怪我をしたのが響きました。アマの頃からバッティングに定評のある選手ですし、年齢的にもブレイクを期待したい選手ですが、昨年終盤にはほぼレギュラーが固まってしまったと言うことが、彼にはアピールの場が奪われたという意味で非常に不運だったと言えます。左打ちと言うことで、まずは二軍で結果を出し、代打から印象付けたいです。
 外野手の中で次代を担う選手として一番現時点で有力なのが上田でしょう。高卒二年目にしてファームで優秀な成績を収めています。タイプとしても打って走って守れる三拍子揃ったプレーヤーと思われますので、現時点ではレギュラーの枠は埋まっていますが、もし綻びが生じたときに、起用されれば一番真っ先に結果を残してアピールできる人材ではないかと思われます。

 オーダーを予想します。
1.右・福地
2.二・田中
3.中・青木
4.一・デントナ
5.左・飯原
6.遊・宮本
7.三・畠山
8.捕・相川
9.投手 
(この場合、田中が6に入って、2番にショートで川島や川端もある)

1.右・福地
2.遊・川島(川端)
3.中・青木
4.一・畠山
5.左・飯原
6.三・宮本
7.二・田中
8.捕・相川
9.投手
(宮本と田中の打順をテレコするのもありかと)

 出場選手登録を、仮に野手15人とすると。

福地、青木、飯原、田中、宮本、相川、デントナ、畠山、川島、川端、志田、武内、森岡、川本、宮出

 あたりだろうか。その時のチーム事情によるので何とも言えませんが。

 昨年野手はかなり整備され、走る戦い方も意識として定着したので、底上げされた印象です。今年は若手は特に前年の経験を糧に伸びてくれることと期待します。安定した戦いが期待できるのではないでしょうか。基本的にはショート、サード、ファーストがどうなるか、という所です。
 もし仮にファーストデントナ、サード畠が定着すれば、上位、下位での破壊力が上がり、打線に厚みが持てます。畠とデントナがテレコでもいいのですが、この形が一番バランスとしては良いのではないでしょうか。

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