フジテレビの音楽番組「factory」がアーティストごとに順次パッケージ化されるらしい。静岡でこの番組はほとんどやってないような気がするので、自分は過去あまり見た記憶がないのですが。バックホーンとかも過去に出ていたようなので、もしかしたらDVD化されるかもしれません。
初っ端、一発目、今回はナンバーガールです。

三回過去に出演しているらしく、ちょうど前期、中期、後期と分かれています。
演奏は下記の通り。

1999.11.20
1.タッチ 2.狂って候 3.ウェイ? 4.OMOIDE IN MY HEAD

2001.03.24
1.ZEGEN VS UNDERCOVER 2.鉄風鋭くなって 3.OMOIDE IN MY HEAD 4.はいから狂い

2002.05.03
1.TATTOOあり 2.CIBICCOさん 3.NUM-AMI-DABUTZ 4.OMOIDE IN MY HEAD 
5.I don’t Know 6.鉄風鋭くなって

まだ一番最後の放送分は見てないです。
久し振りのナンバーガール、どんな感じだろうと思ってちょっと構えて見始めたんだけど、最終的には超ノリノリで、「はいから狂い」辺りはもうたまらんかった。間奏がやっぱり良い。特にひさ子さんのキラキラした、蝶の舞いでも見ているような幻想的な音色が。で、アヒトさんのドラムが、向こうから動物の大群がやって来るように地響きを上げてラストスパートを告げる。あの瞬間の緊張感と解放感が堪らない。
後は個人的には「狂って候」が好きだなやっぱり。あの変則的なリズムとストレンジなメロディ。そして小気味良い歌詞。「ウェイ?」もいいっすね。
「SAMURAI」とか「ウェイ?」とかライブで定番だったりする曲がコンピレーションのような企画物のシーデーに提供されてたりして、オリジナルのアルバムに入れなかったり、シングルで出した曲をアルバムに入れなかったり、カップリングが粒ぞろいだったり、ほんとに太っ腹というか、手を抜かない。全てに全力を見せる当たり、素晴らしいね。岡本太郎とか宮崎駿とか、偉人はとにかく受けた仕事全てに全力で取りかかると言うし。
そしてとにかくこのナンバーガールというバンドの、各個人の見事な調和。まさにこの四人だから鳴らせる音、音楽、パフォーマンス。ガチッと、合体マシーンのように見事に組み合わさった素晴らしい演奏です。

ただ時間的制約の影響はどうしても出てしまうと言うか、一回の放送分ではどうしても盛り上がりに欠ける部分があるような気がする。そこは仕方がないか。
買うとすればやはりファンかな。
これからナンバーガールに入る、と言う人は、別のDVDから入った方が無難。
と思います。たぶん。

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