ぼくはくま

2006年11月27日 音楽
宇多田ヒカル 冨田謙 CD 東芝EMI 2006/11/22 ¥600ぼくはくま
ぼくはくま(オリジナル・カラオケ)

借りてしまいました。
ヤラれてしまったのです。

「みんなのうた」だけあって、見事にそういう曲です。
シンプルでわかりやすくて癖になるようなメロディと歌詞。
ほんとにこの人は凄いな。
また映像のくまもかわいいんだこれが。

「ぼくはくま、くま、くま、くま 冬は眠いよ」
この歌詞にキュン死にしそうになりましたよ。ええ。
宇多田ヒカルの声自体が元々低めだし、
ややもすると中性的な印象を抱いてしまったりもするのだけど、
これがこの歌でははまっている。
彼女の声でこの歌を聴いていると、確かに頭の中にモワモワモワ〜ンと
デフォルメされたくまが寝ぼけ眼を手でこすっている姿が浮かんでくるんです。
初めて車のラジオで聴いたとき、浮かびました。
ライバルは海老フライだとか前世はチョコレートだとか
どうしてそうなるんだよというような詞も出てこないではないですが、
でもオールオッケー、そうだよな、きっとお前の前世はチョコレートだぜ!
そう言ってやりたくなってしまうような暖かい音楽なのです。

子供向けですが、そこはポップシーンの(しかもシンガーソングライターとして)トップに君臨する彼女。
読み物で言えば行間と呼ばれるような部分でこの音楽も豊かなのです。
メロディに耳を傾けていると、きっと様々な年代の方が愉しめる、
そういう幅の広さをもっていると思います。

少し残念なのは時間が2分強とやや短いことなのですが、
まあそれはしょうがないでしょうね。

すごいな、宇多田ヒカル。

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