アニメ:風人物語 CD バウンディ 2006/09/27 ¥2,800

買って良かった。
これ、俺にとっての名盤。物凄く合う。
作業をしているときなんかは、耳に障らない(脳に障らない)音楽が欲しいんだけど、
これはなかなか期待に応えてくれる。
しかも、作業時以外のリラックスしているときにも抜群に合う。
全体的な印象は、
ちょっと冷える、晴れた日の朝の空。
サントラだから、お話の緊迫した場面の音楽や、
思い悩んでいるような場面の音楽も当然入っています。
でもやはり全体的にはゆったりしていて、ほのぼのと出来るような音楽。
フルートや、アコギなどの弦楽器からなる優しいメロディ。
テンションの高い曲もありますが。
風人物語を見ていて、不思議に引き込まれる感覚があったのだけど、
この音楽がおそらく結構効いていたんじゃないかと、今改めて思います。
オープニングはYuUさんという方の安定した力強い歌声で悠然と歌われています。
歌詞もまた良い。
風の詩〜WINDY TALES〜より一部抜粋。
青い空を流れゆく 大きな雲を見ていた
この大地の鼓動を 感じるように寝ころんで
強い風に吹かれ 真っ白な雲が
少しずつ形を変えるように 時間の中で
知らぬまに僕たちも大人になったの?


本当にゆったり歌われるので、最初の「〜寝ころんで」あたりまでは、
一言一言追いながら、詩の展開に驚き感嘆しました。

エンディングは打って変わってロック調。
ライナーノーツによると、監督曰く「青春パンク」。
確かに初めて聴いたとき、ドラムやベースの低音が効いてるしビートは速いし、
最後に随分テンション高いのもってきたな、と思ったけど、
それでも爽やかさや切なさを感じてしまったのです。
それは曲調自体がそう言う趣だったのかもしれないけど、
他にもキーボードのキラキラ感や、
ボーカルを務めた現役女子高生達の瑞々しい声だったりが
大きく作用しているように思う。
そして、監督による詩。
夕陽の色だけより一部抜粋。
裏道にはいつも逃げない猫
幼稚園にはいつもジャングルジム
来ないバスはいつも来ない
なんだか気にしてる
桜の頃が来る 落ち葉の頃が来る
夢見る乙女うづきだせば
これがあたし 風人 風人
君の記憶 ずっと見てるあたし
風の速さ ついてゆけるのかな
あの日見てた 夕陽の色だけ
あれが本物


素晴らしいじゃないですか。
全部良いけど、特にここの部分がお気に入り。

いやぁ、買って良かったなぁ。

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