ピーナッツ プレミアム・エディション
2006年8月12日 映画
DVD ジェネオン エンタテインメント 2006/08/04 ¥3,990
(ネタバレ注意)
ウッチャンナンチャン内村光良の初監督作品。
出演者はテレ朝の「内村プロデュース」メンバーをメインにした配役。
全体の空気から内村プロデュースを感じてしまうが、それはメンバーがメンバーだし、内容もコメディタッチなので、どうしようもない。
慣れてしまえば、途中からは全然気にならなくなる。
内村光良はかつて草野球チームピーナッツで、伝説のサードと呼ばれていたスポーツライター。
優勝したピーナッツを描いた「たかが草野球」でデビューするが、今は極度のスランプに陥っていた。
その状況を打開しようと、地元へ戻ってきて、ピーナッツのメンバーと再会していく。
しかし今のピーナッツはかつての栄光には程遠い状態。
そして町には、再開発の計画が持ち上がっていた。
商店街の寂れ方や再開発の話などを見る限り、決して悪い話じゃない。
実際、商店街の中には再開発に賛成する声が多く観られる。
しかし主人公の周囲、ピーナッツの現・元メンバー達は、基本的には再開発に反対している。
これはどういう事かというと、結局、昔の夢・栄光・思い出、そういったものと、現実的な部分における実際的な問題、その狭間の葛藤なのです。
ピーナッツのメンバー自身も、反対だと言いながら心の中では迷っている。
再開発も仕方がない、と言う気持ちがどこかにある。
それでも反対してしまうのは、やはり人間のどうしようもない情の部分でしょう。
商店街のトップを務めているピーナッツの監督が、都市対抗優勝チームと賭け試合をしようと決めたのも、再開発やむなし、と言う気持ちがあったからでしょう。
でも、ただでは引き下がりたくない。
それなら昔の輝かしい思い出であるピーナッツとしてぶつかって、散る。
むろん真剣勝負で勝ちに行く。そして全力で戦ったその試合で負けることによって、きれいさっぱり、心機一転、新しい道へ心おきなく踏み出せると考えたのでしょう。
試合が終わった後、メンバー達は全然悔しそうじゃなかった。
最後まで強く反対していた三村も、試合の目前になった時、覚悟を決めていた。
あの試合でもし勝っていたらその後どうなったのか。
それはわからない。
けれどもしかしたら、やはり再開発の話を受け入れていたのかもしれない。
そんな気も、してしまうのです。
(しかし観ていて思ったのは、ウッチャン野球好きなんだな、と言うこと)
(あと、スランプで悩んでいたときの、メジャーじゃない、メジャーなものを書く、と言うセリフ、最後のスタッフロールでなるほどと笑ってしまいました。ウッチャンらしい笑い)
(それと、テーマ曲の「君の中の少年」は素晴らしいです。歌は下手だけど)
(ネタバレ注意)
ウッチャンナンチャン内村光良の初監督作品。
出演者はテレ朝の「内村プロデュース」メンバーをメインにした配役。
全体の空気から内村プロデュースを感じてしまうが、それはメンバーがメンバーだし、内容もコメディタッチなので、どうしようもない。
慣れてしまえば、途中からは全然気にならなくなる。
内村光良はかつて草野球チームピーナッツで、伝説のサードと呼ばれていたスポーツライター。
優勝したピーナッツを描いた「たかが草野球」でデビューするが、今は極度のスランプに陥っていた。
その状況を打開しようと、地元へ戻ってきて、ピーナッツのメンバーと再会していく。
しかし今のピーナッツはかつての栄光には程遠い状態。
そして町には、再開発の計画が持ち上がっていた。
商店街の寂れ方や再開発の話などを見る限り、決して悪い話じゃない。
実際、商店街の中には再開発に賛成する声が多く観られる。
しかし主人公の周囲、ピーナッツの現・元メンバー達は、基本的には再開発に反対している。
これはどういう事かというと、結局、昔の夢・栄光・思い出、そういったものと、現実的な部分における実際的な問題、その狭間の葛藤なのです。
ピーナッツのメンバー自身も、反対だと言いながら心の中では迷っている。
再開発も仕方がない、と言う気持ちがどこかにある。
それでも反対してしまうのは、やはり人間のどうしようもない情の部分でしょう。
商店街のトップを務めているピーナッツの監督が、都市対抗優勝チームと賭け試合をしようと決めたのも、再開発やむなし、と言う気持ちがあったからでしょう。
でも、ただでは引き下がりたくない。
それなら昔の輝かしい思い出であるピーナッツとしてぶつかって、散る。
むろん真剣勝負で勝ちに行く。そして全力で戦ったその試合で負けることによって、きれいさっぱり、心機一転、新しい道へ心おきなく踏み出せると考えたのでしょう。
試合が終わった後、メンバー達は全然悔しそうじゃなかった。
最後まで強く反対していた三村も、試合の目前になった時、覚悟を決めていた。
あの試合でもし勝っていたらその後どうなったのか。
それはわからない。
けれどもしかしたら、やはり再開発の話を受け入れていたのかもしれない。
そんな気も、してしまうのです。
(しかし観ていて思ったのは、ウッチャン野球好きなんだな、と言うこと)
(あと、スランプで悩んでいたときの、メジャーじゃない、メジャーなものを書く、と言うセリフ、最後のスタッフロールでなるほどと笑ってしまいました。ウッチャンらしい笑い)
(それと、テーマ曲の「君の中の少年」は素晴らしいです。歌は下手だけど)
コメント