DVD ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2005/11/16 ¥4,935
(ネタバレあるよ。たぶん)
いやあ良かった。
公開前後の頃は賛否両論なんて言われていて、
ちょっと観るまでは不安だったんだけど、
いやいや良かったですよ。
なんで意見が割れたんだろう。
と思ってしまいました。
確かに説明の足りない部分もあるんですが、
個人的にそこは気にするほどでもなかったし、
清流の底の石を覗くようにスッっと入ってきました。
まあ、DVDで巻き戻せるからと言うのもあると思うけど……。
全てを饒舌に語れるほど理解は出来ませんでしたが、
感覚的に違和はあまり覚えませんでした。
ソフィーが若返ったり年老いたりする部分。
これも色々捉えることが出来る。
ソフィーは呪いをかけられてよぼよぼのおばあちゃんになってしまうんだけど、
場面によってはそれほど年取ってないおばちゃんだったり、
本来の年齢に戻っていたりしまして、
その理由が説明されていません。
彼女が若返るのは、彼女が生き生きとしている場面ではないでしょうか。
つまり、精神的な部分が、姿に反映される。
実際に容貌が変化するのか、あるいは魔法使いの視点からそう見えるのかはわかりませんが。
最初腰が曲がって歩くのもやっとだったのが、
はつらつとしている時はそれほど大変そうではありません。
じゃあいったいどんな魔法をかけられていたのか。
単に年老いるだけの魔法なのか、そこはわかりませんでした。
何故かけられたのかも、漠然としかわかりませんでした。
かかしのカブがなぜ魔法をかけられていたのか、
戦争に至った背景、
ハウルに関しても自分はあまり彼の内面などが(想像はしますけど)わかりませんでした。
等々、つまり想像や推測である程度は補完できるのだけど、
結局完全に理解するためには、何回も観るか、原作を読むかしかないのです。
そこが、分かれ目でしょう。評価の。
ラピュタやナウシカのように、ワクワクハラハラする活劇の要素は少ないし、
耳をすませばのように青春や恋愛たっぷり、というわけでもない、
紅の豚の滲み出る味わいやもののけ姫、千と千尋のメッセージ性、
トトロのほんわかな感じ、全て違うし、
あえて言うなら、それら全ての要素をちょっとずつ合わせた感じ。
手軽な感じというか小さくまとまっているというか何というか。
そこに物足りなさを感じる人もいるでしょう。
今までは作品からこれでもかとエネルギーがぶつかってきて、
それに対して自分達の感受性がびしびし刺激されていたのが、
今回のは、もっとこちらから動き出して、埋め合わせをしなければいけない。
そこですね。
うーん。
あっさり戦争を終結させて、最後も上手く行き過ぎなくらいハッピーエンドですけど、
説明を省いている部分は、あまり重要じゃなかったんですかね。
だから、想像で補える程度にしておいた。
もっと別の、ソフィーとか、ハウルとか、それ以外の日常の部分とか、
そこに時間を割きたかったのでしょうか。
途中で監督交代劇があったみたいですから、
それ無しで一貫していたらどういう作品になったかはわかりませんが、
でも個人的にはこの作品、好きだなぁ。
本当に。
もののけ姫同様、これから長く付き合っていきたい映画です。
あと、久石さんと言う人は本当にすごいですね。
この世界観に見事にマッチした音楽。
作画、動画、素晴らしい。
それによって表現されるファンタジーな映像はとろけそうになりました。
なんだこのグダグダな感想は。
(最近、今更、本当にジブリ作品が好きです)
(ネタバレあるよ。たぶん)
いやあ良かった。
公開前後の頃は賛否両論なんて言われていて、
ちょっと観るまでは不安だったんだけど、
いやいや良かったですよ。
なんで意見が割れたんだろう。
と思ってしまいました。
確かに説明の足りない部分もあるんですが、
個人的にそこは気にするほどでもなかったし、
清流の底の石を覗くようにスッっと入ってきました。
まあ、DVDで巻き戻せるからと言うのもあると思うけど……。
全てを饒舌に語れるほど理解は出来ませんでしたが、
感覚的に違和はあまり覚えませんでした。
ソフィーが若返ったり年老いたりする部分。
これも色々捉えることが出来る。
ソフィーは呪いをかけられてよぼよぼのおばあちゃんになってしまうんだけど、
場面によってはそれほど年取ってないおばちゃんだったり、
本来の年齢に戻っていたりしまして、
その理由が説明されていません。
彼女が若返るのは、彼女が生き生きとしている場面ではないでしょうか。
つまり、精神的な部分が、姿に反映される。
実際に容貌が変化するのか、あるいは魔法使いの視点からそう見えるのかはわかりませんが。
最初腰が曲がって歩くのもやっとだったのが、
はつらつとしている時はそれほど大変そうではありません。
じゃあいったいどんな魔法をかけられていたのか。
単に年老いるだけの魔法なのか、そこはわかりませんでした。
何故かけられたのかも、漠然としかわかりませんでした。
かかしのカブがなぜ魔法をかけられていたのか、
戦争に至った背景、
ハウルに関しても自分はあまり彼の内面などが(想像はしますけど)わかりませんでした。
等々、つまり想像や推測である程度は補完できるのだけど、
結局完全に理解するためには、何回も観るか、原作を読むかしかないのです。
そこが、分かれ目でしょう。評価の。
ラピュタやナウシカのように、ワクワクハラハラする活劇の要素は少ないし、
耳をすませばのように青春や恋愛たっぷり、というわけでもない、
紅の豚の滲み出る味わいやもののけ姫、千と千尋のメッセージ性、
トトロのほんわかな感じ、全て違うし、
あえて言うなら、それら全ての要素をちょっとずつ合わせた感じ。
手軽な感じというか小さくまとまっているというか何というか。
そこに物足りなさを感じる人もいるでしょう。
今までは作品からこれでもかとエネルギーがぶつかってきて、
それに対して自分達の感受性がびしびし刺激されていたのが、
今回のは、もっとこちらから動き出して、埋め合わせをしなければいけない。
そこですね。
うーん。
あっさり戦争を終結させて、最後も上手く行き過ぎなくらいハッピーエンドですけど、
説明を省いている部分は、あまり重要じゃなかったんですかね。
だから、想像で補える程度にしておいた。
もっと別の、ソフィーとか、ハウルとか、それ以外の日常の部分とか、
そこに時間を割きたかったのでしょうか。
途中で監督交代劇があったみたいですから、
それ無しで一貫していたらどういう作品になったかはわかりませんが、
でも個人的にはこの作品、好きだなぁ。
本当に。
もののけ姫同様、これから長く付き合っていきたい映画です。
あと、久石さんと言う人は本当にすごいですね。
この世界観に見事にマッチした音楽。
作画、動画、素晴らしい。
それによって表現されるファンタジーな映像はとろけそうになりました。
なんだこのグダグダな感想は。
(最近、今更、本当にジブリ作品が好きです)
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