マンガ嫌韓流

2005年9月6日 読書
ISBN:488380478X ムック 山野 車輪 晋遊舎 2005/07 ¥1,000

以前から韓国中国が日本に対してやたらと厳しくて、それは結局先の戦争があったからしょうがないだろう、と思っていたわけです。
また近代史に関しては学校で深く習っていないし、自分から積極的に習おうという姿勢でもなかったので、まあしょうがねえよな、ちょっとうるさいけど、みたいな感じでした。

しかし高校卒業後、歳を経るにつれ、そういった異常な反日感情が気になりだします。そういうニュースや討論番組などで韓国側が自論を展開してきても、見ている自分は何一つ反論できません。
それも当然で、戦前・戦中・戦後の近代史に関しては、ほとんど知識が無かったからです。
日帝批判、植民地時代の搾取と収奪、差別や強制労働など、相手が速射砲のように次々かましてくる問題には、ほとんどコメンテーターの反論に期待するしかありませんでした。

自分で歴史を知って、そこから自分の認識を持ちたい、自分で反論できるようになりたい。事実とは何か? という思いが日に日に強くなり、最近では本を買って読んだりしています。

本は色々買うんだけれど、読むペースがついていかなくて、まだ全然読破できていないけれども、それでもだんだんと知識として身に付いてきました。

この嫌韓流では、漫画形式で割とわかりやすく日韓の問題について取り扱っています。
漫画なので読みやすいです。
個人的にはハングルの起源と竹島問題が知りたかったので、そのことについて書いてあったのは参考になりました。国際司法裁判所で結論を出そうという誘いを拒否しているのも、まあ、そんなところだろうね……。

この本はタイトルから推測するような、韓国このやろう!
というような内容では必ずしもありません。
一方的な韓国寄り・反日派の無茶苦茶な言い分や論拠に対する、日本側のまっとうな反論を展開している、といえるかと思います。
根底には相互の和解と親交が願われているのです。

ここに書かれている日本側の主張が全て正しいのかはわかりません。
調べるにしても、時間を要すでしょう。
ただし、大筋ではこの通りなのではないでしょうか。
(こと韓国に対しての)歴史問題には、十分な取っ掛かりにはなるでしょう。

しかし色々制限はあるでしょうが、ディベートの時の韓国側があまりにもあっさりやられてしまっているのは、ちょっと気になります。

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