「半落ち」を読んでます。

映画にもなったので結構知ってる方もいらっしゃるかもしれません。
アルツハイマー病のために記憶生涯に陥り、死んだ息子のことも忘れていくことに悲しみと恐怖を抱いた女性が、夫に懇願して殺してもらいます。
夫は警察官でした。
警察は慌てます。現職警察官(しかも身分としては高いところにいる)が妻を殺したのです。
それだけならまだしも、彼は妻を殺した後、2日間出かけていました。
頑なにその間の事を話そうとはしない彼。
一体「空白の2日間」、一体何をしに、どこへ行っていたというのか……?
捜査線上に「歌舞伎町」が浮かび上がった時、様々な思惑や感情が大きなうねりとなって携わる人物・組織を飲み込んでいく……。

こんな感じの内容です。

まあ色々考えされられる内容ですね。
やっぱり俺も、アルツハイマーとかになったら、是非とも殺して頂きたいですからね。
できれば安楽死でね。
でも、この間の「死の壁」(養老孟司著)でも言っていたけど、安楽死を施す側の問題もある、っていうのもね。
確かに今までは一方的に、安楽死を認めろとは思っていたけど、別の視点も有るからね。
そういった視点の違いは、「半落ち」内にもありました。
でも俺は殺して欲しいと思うだろうなぁ……。

他にも、これは実際にそうなっている方には大変失礼なことかもしれませんが、全身が不随になるようなことになったら、やっぱりそっちでも死にたいと思うだろうなぁ。

こういう時の生かす側と生かされる側の立場っていうのもね……。
もうちょっと考えて、突き詰めて、突っ込んだ考えが発見できればいいかな、と……。

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