DVD アミューズビデオ 2002/02/22 ¥3,990
(ネタバレっぽいのとか多分書いてありますよ)
この前BSでやっていたので、いい機会だからと思って観てみた。
観てみて、これがヒットしなかった理由が何となくわかった気がした。
ストーリーや構成の問題ではないか、と。
素人の考えですが。
映像はとてもよく出来ています。
う〜ん、というのはちょっと言い過ぎかもしれない。
表情や動きや、全体の作りとしてはまだ拙い部分も見られます。
そもそもCG技術なんて日進月歩の分野ですから、作ってる期間が長ければ多少ムラも出るのかもしれないし、時間が経ってからこれを見たら評価は下がるのかもしれない。
でもまあ、CGでこれだけのことをやれたんだから、ある程度の評価されるべきラインはクリアしているでしょう。実際、「オオ」と思うような場面も多々ありましたし。
問題なのが、ストーリーだと個人的に思います。
CGというものが力を発揮するのはやはりエンターテイメントのような作品でしょう。ファイナルファンタジーだってエンターテイメント性の強い「ゲーム」が元の出所です。
そこを全編フルCGで映画化するってんだから、やはり観る者の多くがエンターテイメント的な部分も期待してしまうのは当然だと思うわけです(実際皆がそこを期待してたかはわかりませんけどね)。
そういう意味で、今回のはあまりにも哲学的っぽい内容になりすぎたのかな、と。
しかも、ゲームよろしく専門用語がちょこちょこ出てきて、設定自体もそういう方向なので、それを2時間で理解するには少し難しかったかもしれない。
いや、それくらいだったらまた観に来ればいいわけで、そうならなかったのは、もう一回観たいと思わせるような内容じゃなかったから。ストーリーが。あと構成が。
全体を掴めないし、次なんでそうなるのか、そういう行動なのかもわからない。
いや、実は当日野球中継も観てて、ちょこちょこ変えたりしてたんで、それのせいでわかり辛かったのかもしれないのですが、と一応弁解しておきます。でもそれでもどうかと思うのです。
そういった部分も、エンターテイメントの要素が強ければ補えるのかもしれませんが、今回のはそういうわけには行きませんでした。
もちろん戦闘シーンなど、ドキドキハラハラさせられるような部分が無かったかといったらそんなことはないですが、妙に冷めた感じで見れてしまうわけです。
映画館で見てたらまた違ったのかもしれないですけど、どうも迫力に欠けるというか、ぐっと来ない。
しかも敵がファントムって言う幽霊みたいなぼんやりとしてるやつだから、飛行機でかいくぐろうとする場面も観づらくていまいちだし、銃が当たっても効果音がボヨンボヨンいっててカタルシスのようなものが全くない。
というか銃自体の音もなんか気の抜けるような感じだし。
ヒューマンドラマのような部分を書きたいなら、CGじゃなくて実写で出来る。
監督はもしかしたらそれを実写じゃなくて、CGで表現することに意義があると思っているのかもしれない。真意はわからないし、それが価値のあることかどうかも自分の考えは無いので書きませんが、しかしです。
今回のレベルでCG映画を一本作るとなると、莫大なお金がかかるわけです。自腹を切って個人の楽しみで作るなら別ですよ。でもこれはたぶん会社の金とか使ってるんでしょう?
そうなれば当然採算が取れなきゃいけないわけです。いかにして客を寄せるか、リピーターを作るか、その部分をもっと徹底的に考えなければいけないと思います。
哲学的なものをやるなって言ってるわけじゃなく、興行として成立させるためにエンターテイメント性は必要だし、その部分をもっとしっかりと作って欲しかったと思った次第です。
終わった時、
「え?」
って感じだったからねぇ……。
爽快感とか無縁。
ラルクアンシエル、ハイドの英語は大丈夫なのかとか気になっちゃったよ……。
これはもしかしたら監督の資質に関係するのかもしれない。
別の監督が指揮をとっていたらまた違ったものになったのかもしれないですが……。
ゲーム畑の人が突然映画を作っちゃう(しかもン億円も使って)ところの怖さが出たって感じかもしれない。
もう一回よくじっくり観れば、この映画に対する意見とかも固まると思うんですが、なにぶん、あんまりDVDとか借りる性質じゃないんでねぇ……。
ああでも、ファントムに触れた時に人の魂のようなものが抜け出て食われるの。
あれには恐怖を感じました。
ジタバタしてる所とかね。
……まさかあれって、人の体は人形で、その中の魂のようなものが本質だって言いたかったのかも……。
だからCGで人間なのか……。あのぎこちなさも狙ってたりして(笑
(ネタバレっぽいのとか多分書いてありますよ)
この前BSでやっていたので、いい機会だからと思って観てみた。
観てみて、これがヒットしなかった理由が何となくわかった気がした。
ストーリーや構成の問題ではないか、と。
素人の考えですが。
映像はとてもよく出来ています。
う〜ん、というのはちょっと言い過ぎかもしれない。
表情や動きや、全体の作りとしてはまだ拙い部分も見られます。
そもそもCG技術なんて日進月歩の分野ですから、作ってる期間が長ければ多少ムラも出るのかもしれないし、時間が経ってからこれを見たら評価は下がるのかもしれない。
でもまあ、CGでこれだけのことをやれたんだから、ある程度の評価されるべきラインはクリアしているでしょう。実際、「オオ」と思うような場面も多々ありましたし。
問題なのが、ストーリーだと個人的に思います。
CGというものが力を発揮するのはやはりエンターテイメントのような作品でしょう。ファイナルファンタジーだってエンターテイメント性の強い「ゲーム」が元の出所です。
そこを全編フルCGで映画化するってんだから、やはり観る者の多くがエンターテイメント的な部分も期待してしまうのは当然だと思うわけです(実際皆がそこを期待してたかはわかりませんけどね)。
そういう意味で、今回のはあまりにも哲学的っぽい内容になりすぎたのかな、と。
しかも、ゲームよろしく専門用語がちょこちょこ出てきて、設定自体もそういう方向なので、それを2時間で理解するには少し難しかったかもしれない。
いや、それくらいだったらまた観に来ればいいわけで、そうならなかったのは、もう一回観たいと思わせるような内容じゃなかったから。ストーリーが。あと構成が。
全体を掴めないし、次なんでそうなるのか、そういう行動なのかもわからない。
いや、実は当日野球中継も観てて、ちょこちょこ変えたりしてたんで、それのせいでわかり辛かったのかもしれないのですが、と一応弁解しておきます。でもそれでもどうかと思うのです。
そういった部分も、エンターテイメントの要素が強ければ補えるのかもしれませんが、今回のはそういうわけには行きませんでした。
もちろん戦闘シーンなど、ドキドキハラハラさせられるような部分が無かったかといったらそんなことはないですが、妙に冷めた感じで見れてしまうわけです。
映画館で見てたらまた違ったのかもしれないですけど、どうも迫力に欠けるというか、ぐっと来ない。
しかも敵がファントムって言う幽霊みたいなぼんやりとしてるやつだから、飛行機でかいくぐろうとする場面も観づらくていまいちだし、銃が当たっても効果音がボヨンボヨンいっててカタルシスのようなものが全くない。
というか銃自体の音もなんか気の抜けるような感じだし。
ヒューマンドラマのような部分を書きたいなら、CGじゃなくて実写で出来る。
監督はもしかしたらそれを実写じゃなくて、CGで表現することに意義があると思っているのかもしれない。真意はわからないし、それが価値のあることかどうかも自分の考えは無いので書きませんが、しかしです。
今回のレベルでCG映画を一本作るとなると、莫大なお金がかかるわけです。自腹を切って個人の楽しみで作るなら別ですよ。でもこれはたぶん会社の金とか使ってるんでしょう?
そうなれば当然採算が取れなきゃいけないわけです。いかにして客を寄せるか、リピーターを作るか、その部分をもっと徹底的に考えなければいけないと思います。
哲学的なものをやるなって言ってるわけじゃなく、興行として成立させるためにエンターテイメント性は必要だし、その部分をもっとしっかりと作って欲しかったと思った次第です。
終わった時、
「え?」
って感じだったからねぇ……。
爽快感とか無縁。
ラルクアンシエル、ハイドの英語は大丈夫なのかとか気になっちゃったよ……。
これはもしかしたら監督の資質に関係するのかもしれない。
別の監督が指揮をとっていたらまた違ったものになったのかもしれないですが……。
ゲーム畑の人が突然映画を作っちゃう(しかもン億円も使って)ところの怖さが出たって感じかもしれない。
もう一回よくじっくり観れば、この映画に対する意見とかも固まると思うんですが、なにぶん、あんまりDVDとか借りる性質じゃないんでねぇ……。
ああでも、ファントムに触れた時に人の魂のようなものが抜け出て食われるの。
あれには恐怖を感じました。
ジタバタしてる所とかね。
……まさかあれって、人の体は人形で、その中の魂のようなものが本質だって言いたかったのかも……。
だからCGで人間なのか……。あのぎこちなさも狙ってたりして(笑
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