「何か」。

2004年3月10日
今日今さっき友人と遊んだのですが。
俺は遊びを知らなさ過ぎる。もうちょっと色々知っていたら、もっと上手く先導できるのになぁ。

さて、その友人の一人なのですが。
彼は高校1年の時から顔は知っていて、2年から同じクラスになりました。
彼は高校を卒業した後会社に就職しましたが、3ヶ月くらいで辞めました。
なんか、職場になじめないとかどうとかで。
それから現在に至るまで、プーです。
ほんとに、正真正銘のプーなのです。
仕事を探しても近場に職場がないので面接を請けようとしないし、アルバイトもしない。
まったく持って、非積極的。
この間やっと、某大型イベントのアルバイトに応募して面接を受けたそうですが、それも落ちました。
毎日何をしているかと言うと、ゲーム。自室でゲーム。ラジオを聴いたり、テレビを見たり。
もう、なんか引きこもりだな。ほぼ。

彼は独特の空気を持っています。
全身から「どうでもいい」という雰囲気が滲んでいます。
言葉の端々から、生に対する執着が無いことが伺えます。
もはや、彼は現在惰性で生きているといっても過言ではありません。

これを見ていて思うのは、自分もこうなっていた可能性があるということ。
「小説家になりたい、なって続けたい」という大志が無かったら、自分も十分にああいうことになりえた。
仕事をこうやって続けているのも、そういう志があるからこそだし。

逆に言うと、俺は周りの、顔も名前も知らないその他大勢の人間の方がわからなかったりする。
友達たちと楽しく遊んで、恋愛を楽しんで、そうやって生きている。
それは楽しい生活だと思う。
しかし、そういった生活を想像しても、俺は楽しさと同じく虚しさも感じてしまう。
その「普通」で「楽しい」生活に、俺は「何か」を見つけられない。
みんながその生活に満足している「何か」を。

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