小話。

2003年3月6日

※若干汚い話が含まれております。
 いや、若干じゃなくてかなりでした。
 お気をつけください。






















市内某自動車学校にて。




















日当たりのいい席に座りながら、卒業アルバムを見て世間話をしていた。
同じ自動車学校に通う知人Iはまだ卒業する前、下駄箱前で、大変ショッキングな映像を見てしまったそうだ。
繰っていたページを止めて、遠い目で話し始めた。

……吹奏楽部は、なぜだか理由はわからないが、屋外で練習をしていた。それを見るようになったのは卒業前、割と最近からなのだが、その場所こそが、下駄箱前である。

その知人Iが偶然通りかかると、練習も一通り終わったからか、みんなが片付けに入っていたらしい。

吹奏楽は男子が約1〜3人くらいで、残りの十数人は全員女子である。その部員の中でも、ひときわ目を引くのが女生徒Y嬢である。

彼女は、たとえるなら曙だ。
かの有名な力士、曙を思わせるガタイをしているのだ。
たぶん彼女が稽古場に行けば、新人の力士は迷わず「横綱おはようございまっす。ウッス」と言ってしまうだろう。
横綱級なのだ。

そんな彼女は、その体型に見合った楽器を装備している。
俺は楽器について詳しくないので、それがどんな名称なのかはわからない。ただ、その知人I氏を始めとする何人かは、「バズーカ」だとか、「大砲」だとか呼んでいた。

確かに見た目だけを言うなら、
ドムがジャイアントバズを装備している姿を思い浮かべてしまう。
迫力があるのだ。









リコーダーと言う楽器を覚えているだろうか?
……中学の頃音楽の時間に、
リコーダーの授業を受けていると、男の先生が

「リコーダー吹いてると中につばが入るから、中に入ったつばを吸い出せ!!! どんどん吸い出せ!!! ためらうな! ほら、見ろ、こうだ、こう吸い出すんだ!! ほらほらほら!!」

と言いながらどんどんつばを吸いだしていました。
口で吹く楽器は、やっぱり間断なく吹いたり、吹くという行為自体でつばが楽器の中に入ってしまうわけで。

うら若き女子高生であろうとなんだろうと、吹奏楽部も例外ではないわけで、楽器にはつばが入ってしまう。
なので、つば溜めというものが付いているらしい。
吸い出さなくても、キャップ(?)を取り外せば溜まっているつばが出て来る仕組みだ。

前置きが長くなってしまった。

知人I氏はまさにその場面を見たのだ。
他の女生徒がそのキャップを取り外しして、ちょろちょろとつばをこぼしている中、Y嬢も同じく取り外してつばを流しだそうとした。

次の瞬間、I氏は光を失ったと言う。

キャップを外した瞬間、つばがとめどなく流れ出てきたそうだ。
水道の蛇口をひねったように勢い良くどんどんどんどんでてきたらしいです。

……つばが。

他の人と比べると何倍差があったんでしょうか……。
想像できないです。

……I氏はアルバムを閉じると、それを忘れようとするかのごとく、「腹減った」を連呼した。
なので、昼飯を買いに行った。

777円也。











フィ―――バ―――!!!!









というか、オチを書くって難しいですね。
芸人とか尊敬するわぁ……。
関西の人とか。

う〜ん、なんか、今日は消化不良気味。

というか、これってジャンルはエッセイだけど、それ以前に日記なんだよなぁ。

はは……。

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