それは本当の意見?

2003年2月20日
人と喧嘩をしたり、議論をしたりする時によく思う。

そのとき話し合いの中心となっているテーマについて、普段から自分で考えて、ある程度納得のいく答えを出せている人間というのは、やっぱりその話の主導権を握れると思う。

逆に、あまり答えの出せていない人は言葉に詰まったり、ぼろが出やすかったりする。また、その場その場で考えるから、相手の揚げ足を狙ったりもする。

要するに、そういう時に自分がもし「答えを出せていない」側の立場だったら、そこで言っている自分の主張は、もしかしたら本心から思っていることではないかもしれない。

例えば、何気なくとっていた行動を人から注意されたとき、注意された不満と、行動の正当化のために、理屈をこねて自分を弁護しようとするわけである。
とりあえず、相手に迎合したくない、とか思って。

だからその場で反論しなくても、心の中で「ああだこうだ」と相手を批判したりするわけで、その指摘された問題に対する自分なりの「答え」を育てていくのだ。

答えを用意しているから、次からは話し合いでその人に負けないかというと、ちょっと違う。

問題なのは、そこで考えられた理屈というのは、一方的。自分自身の正当性を主軸にして考えられているわけで、広い視野を持って考えられていないのだ。

そのことについてそれが起こる以前に、もし普段から自分が客観的な立場で考えていたなら(例えばテレビ番組かなんかで、そういう問題が取り上げられていたりして)、その人はひょっとしたら、注意してくれた人と同じ意見に落ち着いたかもしれないわけで。

たちが悪いのは、そのことについて即物的にうるさいと思うだけで、それについて何も考えようとしないことである。
そういう場合は、いつまで経っても自分の正当性だけを主張して生きていくんだと思うから。
(でも実際にそういう人ってのはそんなにいないと思うんだけどね)

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THE BACK HORN

「何処へ行く」よりNO.8「何処へ行く」

頭が微妙に痛くて考えられないので、次回に。

ああ、あとそう、
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(ライムスターの宇多丸風に)



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