どーなのよ、と。

2003年2月1日
ユリイカと言う映画を見ました。
邦画です。
いろいろと考えさせられる内容でしたが、
見てから時間が経ってないのと、
集中して見れなかったこともあって、
あまり具体的に感想はかけません。

とりあえず、簡単な内容説明。
中盤くらいから、バスジャックにあった3人と、その内の兄妹の従兄弟を含めた4人で、旅をします。
それが一応メインの流れになるのかな。

一時期、17歳の少年犯罪が増えた頃、

「なぜ人を殺してはいけないのか?」

と言う問いが広まりましたよね。
それに対する答えの、ひとつの形が提示されています。


その当時、子供のこの問いに大人が答えられなくてどうする、的な風潮が広まっていました。
でも思うんですが、
この前、いつだったか、日記に書いた、
ルール・マナーに関する概念と一緒で、
これも非常に難しい問題だと思うんです。
はっきり言って、この問題に関しては、
過去の偉大な哲学者たちをそろえても、
なかなか納得いくような答えは出せないんじゃないでしょうか。
個人個人が納得できるようなものではなく、
もっと万人が受け入れられるようなものとか。

今はちょっと思い出せませんが、ルール・マナーを含めた、いくつかの「曖昧で答えの出ないもの」という概念を僕は持っています。
ただ、こっち(人を殺してはいけない理由)はなんとなく、ある程度万人に納得されるような答えが出せれるのではないかと、自分は思っております。
その当時、各分野の人たちが、それぞれの答えを提示していましたね。

作家の野坂さんは、

「殺しなさい。ただし君も殺される」

なんて言ってました。
でも自分は、そうなのかな〜?
って思ったり。
それが正解なのか?と。
例えば、自分の死をいとわない人間だったら
何人でも殺してもいいのか、と。

何かもっと、根源的なもののような気がするんです。
絶対悪、と言うか。
本当に誰もが納得するような理由がない限り、殺人は絶対に認められない。本当に、最終手段なんですよね。
それでもやはり、絶対悪、と言うか。

その、絶対悪という感覚的な概念、殺しちゃいけない、殺すということがどれだけの行為なのかを理解できていない人間が増えているんじゃないかなぁ。

これについては、やっぱり難しいので、今の段階では答えは出せないです。こういう、なかなか答えの得ないテーマを、一生のうちでどれだけ解いていけるか、自分なりの答えを出せるかっていうのも、結構楽しみだったり。

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