知ること。

2003年1月22日
18year-old boy gripped a steering in cook-pit.

They said good-bye forever.

At the departure risking their lives,

memories of Father,Mother,and Friends

might be dearer than ours at present.

SOFTBALL-~REMEMBER THE HILL~

僕はこの曲の訳詞に目をやりながら、
このメロディーを耳にして、歌詞を口にすると、
グッと来るものがあります。

英語ですが、歌詞を見れば何となくわかってもらえるでしょう。戦争の歌です。
神風特攻隊として散っていった、
自分と同世代の青年達。
彼らは一体何のために散っていったんでしょう?

僕らが忘れちゃいけないのは、
過去にこうした事実があったということ。
戦争の話をすると、

「戦争は悪いものだ」

と言って煙たそうにする人もいるが、
そんなことは幼稚園児でもわかる事。
そんなところで思考を停止してしまっていいのだろうか?
大人になって、世代を継いで行かなければならない自分達は、もう一歩先の、

「じゃあ、戦争ではどんなことが起こっていたのか?」

ということを知らなければいけないのではないだろうか。

戦争で、どんな悲惨で凄惨な事実が起こっていたのか。そういうことを知らなければ、我々が戦争を起こしてはいけないと思う時の動機付けが低くなってしまう。

「人が死ぬから」

もちろん人が死ぬことが一番悲しむべきことかもしれない。
でも例えば、四肢を切断しなければならない傷を負って、それでもなお生きなければならない人間が存在したら?
日常のちょっとした騒音で戦場がフラッシュバックのように浮かび上がったら?
それがとてつもない恐怖と不安を生み出したらどうだろう?

戦地の少年が、兵士の戯れに頭を撃ち抜かれる。現地の少女が兵士達のおもちゃにされた後、親の目の前で殺される。

戦争は人を狂気に駆り立てる。
想像もできないような地獄が、かつて起こっていたということを知らなければいけない。
その上で、人は本当に戦争というものを嫌えるんじゃないだろうか。

こんなことを、
平和ボケの日本で、平和ボケの日本人が書く。

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